今や貴重な正統派ジャパニーズネイキッドのCB1300シリーズが30周年を迎える。これを記念した特別仕様が登場予定だ。さらにCBファン歓喜の「スペンサーカラー」も追加される見込み! 生産終了が噂されていたが、これでテコ入れを図り、今後もCBは存続するようだ。

文/ベストカーWeb編集部
※当記事は2022年10月11日に「ベストカーWeb」に掲載されたものです。

30周年記念車はシンボルの白×赤にゴールドで豪華絢爛

威風堂々という言葉がこれほど似合うモデルもない。――並列4気筒エンジンに、丸眼ヘッドライト、2眼の砲弾メーター、リヤ2本ショックという伝統的な和製ネイキッドを体現したモデルこそCB1300シリーズだ。

初代であるCB1000スーパーフォア(SF)は、1992年11月24日に発売。30周年が近づく9月6日、ホンダがSNSでCB1300スーパーフォアSP/スーパーボルドールSP 30th Anniversaryの写真を公開した。

ベースは、前後オーリンズ製サスとブレンボ製フロントブレーキキャリパーを奢るSP。車体色は「PROJECT BIG1」を標榜した初代CB1000SFを連想させる白×赤に、ゴールドのラインをあしらったカラーや金ホイールを施す。

詳細な情報は未公表だが、燃料タンク上部に専用ロゴを採用する模様。正式発表は10月下旬、12月半ばに発売されると予想される。価格は現行SP仕様の193万6000円(SF)、204万6000円(SB)から2万円程度の値上げで収まる見込みだ。

期間限定で予約販売すると思われ、受付は10月下旬から1月上旬頃までになるようだ。2021年にCB1100EX/RSファイナルエディションの受注が早々に打ち切られた例もあり、欲しい人は早めに動きたい。

なお現行型SPに存在するパールホークアイスブルーは継続になり、キャンディクロモスフィアレッドは廃止になるだろう。

1992年11月にデビューした初代CB1000SF。乗り手を挑発するような巨体と圧倒的な存在感に魅了された者も多かった

CB1300スーパーフォアSP 30thAnniversary。現行「パールサンビームホワイト」に似ているが、青の部分がなく、各所にゴールドをあしらう。フレーム色は従来のソリッドに対し、メタリックになるようだ

CB1300スーパーボルドールSP 30th Anniversary。ハーフカウル付きのSBは高速道路二人乗りが解禁された2006年に登場。ホンダが活躍した「ボルドール24時間耐久レース」から命名された

現行型CB1300SB SP。パールホークアイスブルー(写真)とキャンディクロモスフィアレッドを設定する(204万6000円)。CB1300スーパーフォアSPも同様(193万6000円)

むしろ注目はコッチ? 通常モデルに久々の“スペンサーカラー”投入か

スタンダード仕様の2023年型に関するアナウンスはないが、情報筋によると「デジタルシルバーメタリックを採用する」らしい。

この車体色は2007年に発売されたCB750スペシャルエディションと同じカラー名。銀×青ラインのいわゆる「スペンサーカラー」となる可能性が高い。

1980年代バイクファンには説明不要だろうが、スペンサーカラーとは、伝説的ライダーのフレディ・スペンサーが1982年のデイトナ100マイルで優勝した北米版CB750Fレーサーの車体色。銀をベースに、タンクからテールカウルにかけてネイビー×ブルーのストライプが配置される。

後にスペンサーがWGP500と250のダブルタイトルを獲得したこともあり、80年代カスタムシーンなどで絶大な人気を誇った。

CBファン垂涎の伝統カラーながら、現行の3世代目CB1300に採用されるのは意外にも初めてだ(2018年型に近いカラーは存在する。画像ギャラリー参照)。もしかすると30周年記念車を上回る人気になる?

通常モデルの車体色はスペンサーカラーのみとなり、ホイールやスイングアームはツヤ消しブラックで引き締める模様。現行のシルバーと白×赤は廃盤になるようだ。

予想発売時期は30周年モデルが出た後となる1月下旬頃。2021年型でスロットルバイワイヤなどを採用し、既に排ガス対応を果たしており、価格は据え置きとなるだろう。

天才と呼ばれた不世出のライダー、F・スペンサーが駆ったCB750Fレーサー。カラーリングは北米仕様CB750Fの純正色だ。1980年代後半の絶版車カスタムブームではこのスタイルが流行した(193万6000円)

2007年型CB750スペシャルエディションに設定された「デジタルシルバーメタリック」。リリースにもフレディ・スペンサーをイメージしたカラーとの記述がある

1999年型の2世代目CB1300SF(SC40)にはスペンサーカラーが存在。カラー名は「フォースシルバーメタリック」だった。1999年型CB400SFにも同カラーが設定された

3世代目(SC54)は2003年にデビュー。2018年型の「ソードシルバーメタリック」はスペンサーカラーに近いが、車体色やラインがアレンジされており、そのものズバリではない

ちなみにモンキー(50)にもスペンサーカラーが存在。2004年12月発売の特別仕様で、2500台限定だった

「記念車がファイナル」とはならず、ジャパンCBとして走り続ける!

当webでも報じたとおりCB1300シリーズは「30周年記念車がファイナルになる」との噂があったが、どうやら殿堂入りは回避されたようだ。

その理由は、次世代のCBとして企画された「CB-Fコンセプト」がお蔵入りしたからではないか、と推察される。

1980年代のCB900F/CB750Fをモチーフにしたネオクラシックバイクとして2020年に披露されたモデルがCB-Fコンセプトだ。ベース車は水冷直4を搭載する現行のCB1000Rで、日本専売であるCB1300シリーズの後継機として企画。車重266kgで巨体のCB1300とは異なる軽快なキャラクターを指向し、グローバル化による海外の需要も狙った。

しかし当時の取材では、アジアからの反響はあったものの、欧米からの支持は決して大きくなかった。また、CB-Fコンセプトのベース車であるCB1000Rは約167万円と高額。クラシック路線のビッグバイクでベストセラーのカワサキZ900RSは143万円(2023年モデル 一定の整備費を含むカワサキケア込み)だけに、価格面も課題になったはずだ。

結局、このCB-Fコンセプトはコンセプトモデルの段階で凍結され、市販版の開発は見送られたと考えられる。その代わりに、生産終了予定だったCB1300を存続させることになったのではないだろうか。

ちなみにCB-Fコンセプトはスペンサーカラーをまとっていた。このカラーで華々しくデビューするはずだったCB-Fがお蔵入りになったことで、2023年型CB1300にスペンサーカラーが導入される……とも推測できるのだ。

――CB1300シリーズは2007年までベストセラーを重ねてきたが、近頃は販売が芳しくない。2021年にクルーズコントロールなどを採用して魅力をアップしたが、販売計画1600台に対して実績は904台(二輪車新聞推計値)に留まっている。4853台(同)のZ900RSとは5倍以上の開きがあるのだ。

そこで、30周年モデルと虎の子のスペンサーカラーでテコ入れを図る。400cc4気筒復活の噂はあるものの、同時期にデビューしたCB400SFは既に絶版が決定し、正統派CBである“BIG-1”は今やCB1300を残すのみ。ホンダを象徴するジャパンCBとして今一度盛り上がってほしいものだ!

2020年春にホンダが発表したCB-Fコンセプト。「ジャパンCB」を掲げ、欧米でも知名度の高いCB900F/CB750Fのフォルムをオマージュ。栄光のスペンサーカラーも与えた

2022年型ホンダ CB1300SF/SB主要諸元(参考)

・全長×全幅×全高:2200×795/825×1125【1135】/1205【1215】mm
・ホイールベース:1520mm
・シート高:780【790】mm
・車重:266/272kg
・エジンン:水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 1284cc
・最高出力:113PS/7750rpm
・最大トルク:11.4㎏-m/6250rpm
・燃料タンク容量:21L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70ZR17、R=180/55ZR17
・2023年型予想価格:156万2000円【193万6000円】/167万2000円【204万6000円】
※【】内はSP仕様

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