写真は2023年型YZF-R125と同イメージと予想されるYZF-R15M

2023年はヤマハの小排気量ラインナップが賑やかになりそうな気配だ。国内でこれまで手薄だった125ccクラスのスポーツバイクにYZF-R125が加わる可能性が濃厚になってきた。さらにそれだけではなく、2023年新型YZF-R125はM字ダクト内にヘッドライトを装備したYZF-R7顔にモデルチェンジする可能性が高そうだ。

YZF-R125、XSR125だけでなく、MT-125まで3台揃っての国内導入も濃厚!

ヤマハには水冷単気筒125ccとツインチューブフレームで構成されたプラットフォームがあり、欧州ではスーパースポーツのYZF-R125とネイキッドのMT-125に使われてきた。2021年にはこれにXSR125が加わり、兄貴分のYZF-R7、MT-07、XSR700と同じシリーズが完成している。

そして、欧州と環境基準が調和している日本に、このスーパースポーツ/ネイキッド/ネオクラシックの125ccシリーズが丸ごと導入されそうなのだ。さらにトピックなのが、YZF-R125は2023年で新型にモデルチェンジし、それが日本にも導入されるだろう。

新型YZF-R125は現行型では2眼のヘッドライトが、新型YZF-R7と同じM字ダクト内に内臓されたバイファンクションLEDヘッドライトに変更されると予想される。また、XSR125やMT-125と同様にユーロ5の排出ガス規制に対応するだろう。

ユーロ5規制をクリアするということは、日本の令和2年排出ガス規制に対応することとイコールなので、ほぼそのまま日本で発売可能となる。YZF-R125は、2023年後半以降にXSR125やMT-125とともに国内正規モデルとしてラインナップされるだろう。

2022年型R125欧州仕様 [YAMAHA] 2017年型でLED2眼ヘッドライトになったYZF-R15に準じるスタイルを2019年から採用した従来型のYZF-R125。これがモデルチェンジし11月のミラショーで発表されるという情報だ。

2022年型R15インド仕様 [YAMAHA] 2023年新型YZF-R125はこのような外観になるだろう。新型YZF-R7と同様のM字ダクト内にLEDヘッドライトを採用した新型YZF-R15のスタイルや装備を新型YZF-R125も採用する可能性が高い。

2021年型XSR125 [YAMAHA] 2018年にタイなどで発売されたXSR155のスケールダウン版。こちらも2023年に日本への導入が濃厚。2022年にはスポークホイールを装着したXSR125レガシーが追加ラインナップされている。

2022年型MT-125 [YAMAHA] 2020年に現行型にモデルチェンジした欧州版のMT-125。こちらも2023年に日本への導入が濃厚だ。

トラクションコントロールやクイックシフターも採用!?

新たに日本で発売されるという情報のYZF-R125の元となるYZF-R15は、2012年にヤマハ専門の販売店「YSP」が独自に輸入して日本で販売したことがある馴染みのあるモデルだ。YZF-R15とYZF-R125は、エンジンは共通の排気量違いでシャーシは同じデルタボックスフレームを採用した兄弟モデルとなる。

このYZF-R15が2021年秋にフルモデルチェンジし、ヤマハ小型MT車初のトラクションコントロールやヤマハ単気筒モデル初採用のクイックシフター、YZF-R7スタイルのバイファンクションLEDヘッドライト、Yコネクトアプリに対応した液晶メーターなどを新採用した。

近年はYZF-R15が先にモデルチェンジし、後に同じ内容がYZF-R125に展開される流れなので、2023年型のYZF-R125が2022年型YZF-R15の変更内容を受け継ぐのは順当。詳細は11月8日に開幕するイタリア・ミラノショーで明らかになるだろう。

これまで正立フォークを採用していたインドのYZF-R15は、倒立フォークを新採用。ブレーキは、2ポットキャリパーに径282mmのシングルディスクを装備する。ABSは前後独立制御だ。写真はYZF-R15インド仕様。

ツインチューブのデルタボックスフレームはスチール製となる。写真はYZF-R15インド仕様。

スイングアームはアルミ製でバネ下重量を軽減しサスの作動を促進させるようにしている。写真はYZF-R15インド仕様。

エンジンはSOHC4バルブでユーロ5に対応した125cc仕様は15PSを発揮、CB125RやGSX-R125と同等だ。可変バルブタイミングのVVAは現行YZF-R125も導入済みの装備だ。写真はYZF-R15インド仕様。

ハイビームとロービームに切り替えられるバイファンクションLEDヘッドライトをM字ダクト内に設置している。写真はYZF-R15インド仕様。

トップブリッジはYZR-M1イメージの肉抜きが施されている。写真はYZF-R15インド仕様。

メーターは、ラップタイム表示も可能な液晶ディスプレイを採用。写真はYZF-R15インド仕様。

2020年型YZF-R125欧州仕様主要諸元(参考)

・全長×全幅×全高:1955×680×1065mm
・ホイールベース:1355mm
・シート高:825mm
・車重:144kg
・エジンン:水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ 124.7cc
・最高出力:15PS/10000rpm
・最大トルク:1.16㎏-m/8000rpm
・燃料タンク容量:11.5L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=100/80-17、R=140/70-17

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コメント一覧
  1. 匿名 より:

    国内の特殊な(?)125ccマーケットでウケそうなのは
    ヤマハトレール125AT1の復刻ではないかと思っています
    軽めのオフ車としても使えるハンターカブの対抗場として登場して欲しい

  2. 匿名 より:

    決断が「三年遅かった」ね。

    ホンダで「満腹になった原付二種マーケット」に、どこまで喰い込めるか見ものだね。

  3. 匿名 より:

    む~ん、ninja125も国内導入されないし、規制に適合できると言うだけで国内に入ってくるとは思えないが

  4. 匿名 より:

    スズキGSXR125とGSXS125が売れなくなるでしょうね

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