
10月7日、ヤマハが新型JOG125(ジョグ125)を25万5200円で発売することを発表した。排ガス規制の影響でスズキのアドレス125が生産終了したばかりで、今後はジョグ125が最安日本125スクーターに名乗りを上げる形だ。車両の詳細をお伝えしよう。
車重は95kgと最軽量! YZF-R1風のテールランプにジョグらしさが息づく
ジョグといえばヤマハの50ccスクーターを思い浮かべるが、これに125ccの兄弟がデビューする。コンセプトはジョグシリーズならではのコストパフォーマンスに優れたスタンダードモデル。軽量コンパクトで足着き性がよく、実用性重視で開発されている。
エンジンはアクシスZと同じ空冷SOHC2バルブ125ccを搭載。2022年に新型に切り変わったアクシスZはスマートモータージェネレーター(SMG)を新採用しており、ジョグ125も同様の装備になっている。SMGはエンジン始動と発電の二役をこなすメカで、従来のスターターモーターが不要になったことから、エンジンの軽量コンパクト化と静かなエンジン始動を実現している。
また、アクシスZよりも70mm短縮されたホイールベースによるコンパクトなボディは、95kgの車重を実現。これはホンダのディオ110の96kgよりも軽く、日本メーカーの現行原付二種スクーターで最軽量となる。さらに735mmのシート高も日本メーカーの原二スクーターで最低値となっており、価格を含めて最も手軽な125スクーターとして人気になりそうだ。

ジョグ125 [YAMAHA] 国内ヤマハ6番目の125スクーター。25万5200円で11月28日発売。
写真はマットブルー。現行車ではディオ110が直接のライバルなので、ジョグ vs ディオ対決が久しぶりに勃発!?

ジョグ125 [YAMAHA] 写真はレッド。他にもブラックとホワイトがラインナップされ、全4色のカラーバリエーションになる。

シート後方にはグラブバーを装備し、シート下は約21.3Lのスペースを確保。さらに、充電などに活用可能なUSBソケットもアクセサリー設定している。写真は台湾仕様。

テールランプが特徴的でYZF-R1やYZF-R7が採用するスーパースポーツタイプなのはジョグらしい装備。ただし、光源はLEDではなく電球を使用する。写真は台湾仕様。

ジョグ125のスマートモータージェネレーター。ジェネレーター=発電機がエンジン始動も行うので、セルモーターが省略できるのだ。写真は台湾仕様。

ジョグ125の前後連動ブレーキ(UBS=ユニファイドブレーキシステム)で左レバーを握ると前後のブレーキが作動する。ABSは非採用となる。写真は台湾仕様。

足元のスペースは広めに確保されている。フロントには落下防止機構付きのコンビニフックと600mlのペットボトルが収納可能なボケットも装備している。写真は台湾仕様。

メーターは、120㎞/hスケールのアナログスピード計と燃料計のコンビネーション。写真は台湾仕様。
2023年型ヤマハ ジョグ125主要諸元
・全長×全幅×全高:1740×675×1090mm
・ホイールベース:1205mm
・シート高:735mm
・車重:95kg
・エジンン:空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ 124cc
・最高出力:8.3PS/7000rpm
・最大トルク:1.00㎏-m/5000rpm
・燃料タンク容量:4L
・変速機:Vベルト式無断変速
・ブレーキ:F=ドラム、R=ドラム
・タイヤ:F=90/90-10、R=90/90-10
・価格:25万5200円
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アクシスZとの棲み分けがよくわからない感じですね。5kg軽くて2万円くらい安いけど、メットインは4割減、燃料タンクも1.1リットル減って、燃費はほぼほぼ同じなので航続距離は減少。
アクシスZ終了の布石だったら嫌だなぁ。
これでフロントブレーキが油圧ディスクだったらいいのになー。
前後ドラムは一周回って逆に魅力的。
マフラーをもっとあげて車体に沿うようにしてくれたらいいのに。まるで別の車種のマフラーを無理やり付けてるみたい。
足付きの良さ・軽量はおばちゃんの買物用としてはgood
スタイル・ドラムブレーキはbad