
ウェビックコミュニティのMyバイクより、実際に乗っている・乗っていたオーナーの声を基に様々なバイクを紹介する「オーナーレビューまとめ」。
今回は、ドゥカティ「SuperSport 950 S」についてオーナーの生の声をお届けします!
目次
ぶっちゃけSuperSport 950 Sってこういうバイク!!
スポーツバイクの中でもレーシーなイメージが強いフルカウルのバイク達。現在のラインナップを大別すると、サーキットでのパフォーマンスを第一に考えたスーパースポーツ系と、スズキのハヤブサなどの高速巡航性能を強化した高速ツアラー系に分けられます。
今回紹介するドゥカティのスーパースポーツシリーズは、どちらかと言えばサーキット寄りのスーパースポーツ系のキャラクター。…なのですが、性能の100%をサーキット走行に振ったワケではないというところがミソになります。
810㎜とフルカウルモデルとしては足着き性のいいシート高に、そこまで前傾姿勢のキツくないセパレートハンドルをセット。見た目こそ同社のスーパースポーツモデル・パニガーレ風ではありますが、普段使いからツーリングまで使えるような汎用性の高いキャラクターが与えられているのです。
その証拠に、これだけレーシーなスタイリングながら、スクリーンは上下2段階でフェアリング効果を変えられるようになっていたり、リヤシートには荷かけフックが装備されていたり。このほか、オプションにはパニアケースのセットも用意されていたりします。
つまり、しっかりツーリング性能を考慮したスーパースポーツ風のデザインのバイクという訳です。ライディングモードに関しても、“SPORT”、“TOURING”、“URBAN”と3つの異なる走行シチュエーション向けのキャラクターが用意されています。
ただ、それだけで終わらないのがドゥカティのスポーツバイク。ライディングモードを“SPORT”にして走りだせば、文字通りスポーティでバイクを操る楽しさがしっかり味わえます。エンジン出力、トラクションコントロール、ABSといった電子制御介入レベルのパラメーターが非常に細かく、乗り手の好みに合わせて変更できるのも特徴といえるでしょう。
WebikeユーザーはSuperSport 950 Sをどう感じている?
SuperSport 950 S
新車平均価格: 191.4万円
中古車平均価格: -万円
口コミ件数2件
※データは2022年10月6日現在
オーナー平均満足度は5点満点中で3.50点!(評価人数:12人)
デビューから間もないことも投稿数はまだまだ少ない状況ですが、ルックス、走りともに満点の5点をマークしておりオーナーさんの満足度は高そうです。一方、スーパースポーツの宿命である積載性やメンテナンス性、とりまわしなどは3点を下回っています。バイクの特性を理解したうえで検討するのがよさそうです。
特筆すべきは従来型であった「SuperSport」の課題が「950」にリニューアルされた際に改善されたという声があること。「かなりグレードアップされているのに、価格はほぼ変わらない」という意見も着目に値します。
SuperSport 950 Sのざっくりまとめ
良いところ
・スポーティながら長い時間乗っても疲れない
・デザインがさらに洗練
・旧型の不満点がほぼ対応されている
・TFTカラーインパネの搭載
悪いところ
・とにかく熱い
・積載性がきつい
・ミラーの視認性が悪い
SuperSport 950 Sオーナーの声
ここでは数ある口コミの中でも特に印象的だった声を紹介します。
william30483さん
購入動機・用途・比較車種 | ロングツーリング用 |
---|---|
長所・満足な点 | スポーティながら長い時間乗っても疲れない。見た目がだいぶパニガーレに合わせており、前世代よりかっこよくなっている。純正に思えない音がしっかりある。 |
短所・不満な点 | 熱い、とにかく熱い。後部シリンダーが太ももの真ん中にあるため夏の渋滞は修行。物もちろん積めないので純正のパニアか、シートバッグの購入が必須。 |
ちゃーりーさん
購入動機・用途・比較車種 | SuperSport939Sの残念だった点が全て改善されて、 しかもデザインまでさらに洗練されたので。 同車種での乗り継ぎだけどこれはアリだと思わされました。 |
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長所・満足な点 | (前車SuperSport939Sとの比較です) ・DRL実装とヘッドライトのフルLED化 ・TFTカラーインパネの搭載 ・車体側センサーの強化 ・油圧クラッチ採用 ・よりPanigale寄りのデザインに(むしろこっちのほうがスマート?) ・かなりアップグレードされているのに基本価格がほぼ変わらない ・車体は大きく変わっていないので939Sのパーツが流用できる ・クイックシフターの感触が良くなっている ・ウインカーのオートキャンセラーがついた ・明らかに発進エンストしにくくなった 旧型の不満点(改良要望点)がほぼ対応されているので、社外パーツで (保証を犠牲にして)カスタムするリスクがなくなった |
短所・不満な点 | ・ミラーの視認性が相変わらず悪い ・振動ブレも残っているので見づらい 競合対象にNINJA1000・GSX-S1000F(GT)がいるため、価格で真っ先に 除外されてしまう(オーナーからすれば希少性が上がるからいいけどw) |
SuperSport 950 Sのライバルをチェックする
軸足をしっかり公道に置きながらも、サーキット走行レベルのスポーツ走行であれば十分楽しめるだけのスポーツ性能が与えられているドゥカティのスーパースポーツシリーズ。シリーズにはスタンダードモデルと、上級仕様の“S”があり、“S”はオーリンズ製のリヤショックを装備し、20万円ほど価格が高くなっています。
また、サーキット走行の入門モデルと捉えると、排気量や価格に大きな開きができてしまいますが、ヤマハのYZF-R7やアプリリアのRS660もライバルと捉えることができそうです。それでは、ライバルの口コミが気になる方は、コチラもチェックしてみましょう!
※オーナー平均満足度や口コミ数は2022年10月6日現在です。
ヤマハ YZF-R7
オーナー平均満足度3.61(評価人数: 79人)
新車平均価格: 99.99万円
中古車平均価格: 129.22万円
口コミ件数5件
アプリリア RS 660
オーナー平均満足度3.78(評価人数:36人)
新車平均価格: 149.78万円
中古車平均価格: ―万円
口コミ件数5件
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元現行R1乗りです。
性能はフラッグシップだけあって申し分ない
熱さも耐えられる熱さ、その一つ前のクロスプレーンは熱くて乗ってられない。
現行はハンドリングが変わってて、とにかく内に曲がる曲がるアクセルとても早く開けられる。
こんなハンドリングのバイクは今まで乗ったバイクでありません、キレすぎハンドリングです。
やっぱり一度はそのメーカーのフラッグシップに乗るとその凄さが分かります。
1台だけでいろんなことがしたいならアリだとは思います。よく言えばオールラウンダーの優等生。悪く言えば突き抜けたモノがない中途半端なバイク。スラクストンRとの併用で増車する時に939を考えましたが上記の理由で959パニガーレにしました。939や950しか乗ってなければそれで満足できるでしょう。いわゆるドカティL型ツインを味わいたいならいいんだけどスーパースポーツというネーミングとそのスタイル、装着パーツに期待してSSばりの走りを期待するのは?
自分の求めているものを再確認して出来る限り試乗してパニガーレ(V2)と乗り比べることをおすすめしますね。