ホンダがドイツで開催されているインターモトショーで新型CB750ホーネットを正式発表した。すでに公開されている91.8PSの並列2気筒755ccエンジンを搭載し、ストリートファイタースタイルで登場。フル装備の電子制御や先進のインターフェースなどの豪華装備も明らかになった。ここでは、その詳細をお知らせしたい。

欧州版CB600Fホーネットの後継機としてデビュー! 日本への導入は現状なし

CB750ホーネットの直接のルーツは、1998年に発売されたホーネット600で欧州ではCB600Fホーネットとして発売された。スズメバチの意味の通り、テールまわりにボリュームを持たせたスタイルが特徴のスタイルで、250は現在でも中古市場で根強い人気のモデルとなる。

これが久しぶりに復活するというニュースに国内のバイクファンもザワついたが、現状では国内導入はなしという情報だ。というのも、今回のCB750ホーネットは国内販売終了後に欧州で独自に進化を遂げたCB600Fホーネットの進化版という位置づけだからだ。

エンジンはすでに発表されているとおり、並列2気筒ユニカム式SOHCヘッドの755ccエンジンで、最高出力は91.8PS/9500rpmを発生する。トラクション性能に優れる270度クランクシャフトを採用し、パワーよりバランスを重視した出力特性に仕上げられている。

吸気系は電子制御スロットルを採用し、3つのライディングモードや3段階に調整可能なトラクションコントロール、エンジンブレーキ調整、ウイリーコントロールまでフル装備と言える電子制御を導入している。

2023年型CB750ホーネット欧州仕様 [HONDA] 欧州で正式発表された新型ホーネット。スズメバチの名の通り、尖ったフェイスデザインやボリュームのあるテールカウルを備えたスタイルを実現している。写真はマットイエロー。

2023年型CB750ホーネット欧州仕様 [HONDA] パールグレアホワイト。

2023年型CB750ホーネット欧州仕様 [HONDA] マットイリジウムグレーメタリック。

2023年型CB750ホーネット欧州仕様 [HONDA] グラファイトブラック。

軽量なスチール製ダイヤモンドフレームにSFF-BP倒立フロントフォークを採用

新型CB750ホーネットのフレームはスチール製ダイヤモンドフレームで単体重量はわずか16.6kg(CB650Rは18.5kg)に仕上げられている。車重は190kgに抑えられており、MT-07の184kgに迫る数値を実現した。フロントフォークは径41mmのSFF-BPを採用。片側ダンパー、片側スプリングと役割を分割することで応答性と乗り心地の向上を実現し、軽量化にも寄与する機構となる。

5インチフルカラーTFTスクリーンは、速度とエンジン回転の表示を好みの4種類から選択が可能。さらに、ブルートゥースでスマートフォンを接続し、電話や音楽再生、ナビゲーションなどをコントロールできるHSVCS(ホンダスマートフォンボイスコントロールシステム)を搭載している。

ユニカムを採用したシリンダーヘッドは非常にコンパクト。ラバーのないスパルタンなステップとしており、スポーツ性を重視したコンセプトが伺える。クイックシフターもオプション設定されている。

ブレーキは径296mmダブルディスクに4ポットラジアルマウントキャリパーを採用している。

フルカラー液晶スクリーンのメーター。ライディングモードはスポーツ、スタンダード、レインの3種+ユーザーモードを用意している。

パイプハンドルはストリートファイターらしく幅広く低めにセット。左ハンドルのスイッチでメーターのパラメーターやボイスコントロールを操作できるようになっている。

2023年型CB750ホーネット欧州仕様主要諸元

・全長×全幅×全高:2090×780×1085mm
・ホイールベース:1420mm
・シート高:795mm
・車重:190kg
・エジンン:水冷4ストローク並列2気筒SOHC4バルブ 755cc
・最高出力:91.8PS/9500rpm
・最大トルク:7.65㎏-m/7250rpm
・燃料タンク容量:15.2L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70ZR17、R=160/60ZR17

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コメント一覧
  1. 匿名 より:

    これ、400Xみたいに燃料タンク外さないとプラグ交換できない感じかな?
    自分で作業するにしてもめちゃ面倒だしどこかに頼むと工賃がえらいことになるんだよな〜

  2. 匿名 より:

    レギュラーガソリン仕様だと有り難い。

  3. 匿名 より:

    フローティング風フロントディスクやソリッドステップ等々激安構成が目立ちますね。
    MT07が仮想敵ならまあこんなものでしょうか。
    今のヤマハMTシリーズはかつてホンダがVFR1200の系列デザインで大失敗したのと同じ轍を踏んでる状態。
    価格が同程度なら勝機はあるかもしれませんね。

  4. 匿名 より:

    ホンダはストファイでも優等生感あるな。
    もっと悪ぶってもいいと思うけどね。

  5. 600RR乗り より:

    NC750みたいだな
    形が好きではない
    もう少しスポーティーなスタイルならなあ

  6. 匿名 より:

    フェリー料金がギリギリ高くなりますね(笑)
    まぁ、私も800ccに乗っているので同類ですが。
    このくらいのサイズが扱いやすくて良いですね。

  7. 匿名 より:

    糞ったれ!!国内導入無しかよ!。

  8. 匿名 より:

    国内導入しても数は売れないだろうなぁ
    教習車に丁度良いと思うけど
    まぁレッドバロン辺りが並行輸入することに期待

  9. 匿名 より:

    プラグは燃焼室の中央に配置したほうが燃焼効率がよくパワーが出るんだけど効率を突き詰めないとOHCの2気筒で92馬力なんて出るわけないでしょ。
    プラグ交換の為に燃焼効率を落とすとかそんなアホな仕様にするわけない

  10. 匿名 より:

    ホーネット250乗ってるけど、最近のホンダは夢がねーな。車の方がまだ頑張ってる気がする。
    乗り換える事になっても4発乗りたいので次はカワサキにします。

  11. 匿名 より:

    あれ?
    これ現行のGSX-S1000の兄弟車?って思った
    タンク前部分のカウルの尖りとかライトが四角ぽく見えたりとか

  12. 匿名 より:

    これ、魅力ある?

  13. 匿名 より:

    マットイエローかっこよす

  14. 匿名 より:

    値段が本当に80万前半台ならまぁ多少はね?
    NT1100君よりは魅力的。

  15. 匿名 より:

    確かPC41が国内正規販売なしで輸入販売価格が130万位だったからその位で買えるなら有りかと。
    円高の影響がどこまであるか分からないけど。
    妻子持ちの安月給の自分には手が出せないけど...

    • 匿名 より:

      ご冗談を。
      その価格ならストリートトリプルが競合になってしまいます。
      これはあくまでもZ650やMT07界隈のコスパを優先する顧客向け機種。
      一部に8000ユーロ程度という情報がありますよ。

  16. 匿名 より:

    2気筒かぁ
    CB750のスタイルとは違うしホーネットの様な超高回転型エンジンでもないし、なんかスッキリしないな

  17. 匿名 より:

    おめーら文句ばっかりだな

  18. ミハエル より:

    何か他のメーカーでも見慣れた感強くて今更パットしない。せめてこのクラス差別化で2気筒ではなく4気筒に出来なかったんか?
    GSX-S750も国内販売は終了だし。
    意地でも2気筒。売れないよ。カワサキの方がやっぱ楽しい。

  19. 匿名 より:

    何と8バルブでございます。

  20. 匿名 より:

    750オーバー国内解禁以降ホンダの750が売れた事が無い。

  21. 匿名 より:

    昔TRX850に乗ってたツイン好きです。MT-07だと少し物足りないが、KTM790DUKEは手が届かない(維持費も不安)。そんな僕にはストライクだけど国内販売の予定はあるのだろーか?

  22. 匿名 より:

    MT-07みたいに、マフラーがエンジン下に収まっていたら、スリムでもっと良かったね。そんなんが社外品で出るといいね。

  23. 匿名 より:

    私的には理想のバイク。日本での販売を切に願う。

    派手さが無く、無駄なものは全て削ぎ落とされてスッキリ洗練されたデザインが日本的、未来的で好み。

    パワーもタイヤ幅もエンジン特性も走ったら最高にキビキビと楽しそう♩

    乗らないと地味でわからないが、乗ったら絶対好きになる最高のバイク♩…な気がするw

  24. 匿名 より:

    なんだ・・・結局導入しないのか
    次の買い替え候補だったのにな
    これが出ないとなるとホンダの大型車を買う機会が一生無さそうだわ

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