
ヤマハから、モトクロス競技用モデル「YZシリーズ」の2023年モデル発売が発表された。排気量64㎤の「YZ65」から、449㎤の「YZ450F」までの各排気量、合計9モデルでラインナップされる。なかでも「YZ450F」は、エンジン、フレームなどを新設計して採用し、より洗練されたスペックとなってフルモデルチェンジを果たした。各モデルともに発売は2022年10月31日(月)、「ヤマハオフロードコンペティションモデル正規取扱店」にて、2022年9月13日(火)~2022年12月25日(日)まで期間限定での予約受付を行う。
車種名 | カラー | 発売日 | メーカー希望小売価格(税込) |
---|---|---|---|
YZ450F | ディープパープリッシュブルーソリッドE | 2022年11月30日 | 1,155,000円 |
YZ250F (MonsterEnergy Yamaha Racing Edition) |
ヤマハブラック | 2022年10月31日 | 924,000円 |
YZ250F | ディープパープリッシュブルーソリッドE | 913,000円 | |
YZ250 | 781,000円 | ||
YZ125 (MonsterEnergy Yamaha Racing Edition) |
ヤマハブラック | 748,000円 | |
YZ125 | ディープパープリッシュブルーソリッドE | 737,000円 | |
YZ85LW | 572,000円 | ||
YZ85 | 561,000円 | ||
YZ65 | 495,000円 |
YZ450Fは新設計エンジン・フレーム採用
5年ぶりのフルモデルチェンジとなる「YZ450F」は、"Synchronizing the YZ with Every Rider"をコンセプトに開発。
・パワフルで扱いやすい軽量な新設計エンジン
・新設計クラッチと新トランスミッション
・軽快性と安定性を高次元で両立した新設計バイラテラルビーム・フレーム
・軽量コンパクトを具現化した外観デザイン
といった仕様変更により、競技での戦闘力を一層向上させた。
ディープパープリッシュブルーソリッドE
メーカー希望小売価格:1,155,000円(税込)

新設計エンジンでは、吸気経路の見直し、ピストン、ボディーシリンダー、クランクアッセンブリー、ドライサンプ潤滑などに新フィーチャーを織り込んだ相乗効果により、レブリミットが500r/minアップ(出力約5%向上)。エンジン単体では従来から1.1kg軽量化。

吸気の経路を「サイドカバーとタンクの隙間」、及び「メインシート下」に設置。新気は、サイドカバー/タンク/フレームに沿って通過。最適な吸気経路を導いたことにより、軽量・スリム化し、天面高も低減。

クラッチはスチール製プライマリーギアとアルミ製ハウジングを別体としていた従来式から、プライマリーギアとハウジングをスチール製の一体構造に変更。クラッチスプリングはダイレクト感が特徴の皿バネ式とし、軽量化とナロー化を実現。クラッチ単体では3.14kgから2.39kgへと約0.75kg軽量化し、またエンジンの左右幅は8.5㎜短縮に成功。

新設計バイラテラルビーム・フレームは、"スピードを維持したままコーナー進入ができ、旋回中のライン自在度が広いこと"を照準に設計。倒し込みの軽快感、自然な舵角感、ライン自由度などにも寄与する。
主要諸元(YZ450F 2023)
全長 (mm) | 2180 |
全幅 (mm) | 825 |
全高 (mm) | 1275 |
シート高 (mm) | 965 |
重量 (kg) | 109 |
エンジン種類 | 水冷4ストローク4バルブDOHC単気筒 |
総排気量 (cm3) | 449 |
燃料タンク容量 (L) | 6.2 |
変速機形式 | 常時噛合式5段リターン |
Fタイヤ | 80/100-21 51M(チューブ) |
Rタイヤ | 120/80-19 63M(チューブ) |
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情報提供元 [ ヤマハ ]
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