
ヤマハからクロスカントリー競技用モデル「YZシリーズ」の各排気量モデル、「YZ450FX」「YZ250FX」「YZ250X」「YZ125X」の合計4車種の2023年モデル発売が発表された。特に「YZ125X」では2022年モデルから、圧縮比やYPVS、CDIユニットのクロスカントリーモデル専用に向けた最適化が行われ、エンジン出力も向上。「YZ250X」もYPVS、前後サスペンションのセッティングを最適化させる改良が図られている。「YZ250FX」「YZ250X」「YZ125X」の発売日は2022年10月31日(月)、「YZ450FX」は2022年11月30日(水)。
車種名 | 発売日 | メーカー希望小売価格(税込) |
---|---|---|
YZ450FX | 2022年11月30日 | 1,122,000円 |
YZ250FX | 2022年10月31日 | 979,000円 |
YZ250X | 792,000円 | |
YZ125X | 748,000円 |
大きく変更を受けたYZ125X
今回大きなモデルチェンジを受けた「YZ125X」は、2022年モデルのYZ125エンジンの高回転域での力強さを維持しながら、ウッズ、ガレ場、マディ、ダートなど、さまざまな路面状況に遭遇するクロスカントリーに求められる低中回転域での扱い易さを徹底的に追求。シリンダーヘッド、YPVS(ヤマハパワーバルブシステム)、CDIユニットには専用パーツが使用され、キャブレターにも専用セッティングが施された。
シリンダーボディ、ピストン、コンロッド、クランクケース、カーボン製リードバルブ(V-FORCE4R)、チャンバー、ハイパワーに呼応して歯幅を広げたトランスミッションギアなどの機能パーツは2022年モデルYZ125と共通する。また、吸気方法を2022年モデル同様の後方ストレート吸気とすることで、高回転域での伸び感、優れたオーバーレブ特性を実現した。
サスペンションも前後ともに専用のセッティング済のKYB製を採用。デビューライダーにとっての使い勝手を重視し、サスペンションの減衰感による安定した操作性を得られるように最適化され、クロスカントリーに必要な「長時間走行」「さまざまなセクションの走行」に適した特性を追求する。フロントフォークの減衰機構はリーフスプリングを採用し、サスペンションがゆっくりと動くシーンでも優れた減衰力を発揮。さらに新たにダストシールとオイルシールとの間に泥をかき落とす「スクレーパー」が織り込まれ、シールの保護性能も高まった。
YZ125X(2023)
メーカー希望小売価格:¥748,000(税込)
YZ250X(2023)
メーカー希望小売価格:¥792,000(税込)
主要諸元(YZ125X、YZ250X)
諸元 | YZ125X | YZ250X |
---|---|---|
全長 (mm) | 2155 | 2185 |
全幅 (mm) | 825 | |
全高 (mm) | 1285 | 1285 |
シート高 (mm) | 970 | 975 |
重量 (kg) | 96 | 104 |
エンジン種類 | 水冷2ストローク | |
総排気量 (cm3) | 124 | 249 |
燃料タンク容量 (L) | 7.0 | |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | 常時噛合式5段リターン |
Fタイヤ | 80/100-24 51M(チューブ) | 80/100-21 51M(チューブ) |
Rタイヤ | 110/100-18 64M(チューブ) | 110/100-18 64M(チューブ) |
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情報提供元 [ ヤマハ ]
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