9月20日、ホンダが公式サイトやSNSで2023年型CBR250RRを先行公開。市販予定車として9月23~25日に日本グランプリのホンダブースで車両展示することを発表した。
また、その前日にインドネシアで正式発表された2023年型CBR250RRは、カウルやエンジンなど全面的にリファインしており、これが日本仕様にも反映されると思われる。ここでは、インドネシア仕様の2023年型CBR250RRを紹介しよう。
新型CBR250RRインドネシア仕様の改良は日本仕様のCBR250RRにも反映!?
インドネシアで発表された2023年型CBR250RRは、「Speedy Shape」をテーマにカウル全体を改良。特に大きく異なるのはセンターカウルの形状で、両サイドに空気を取り込むCBR1000RR-Rのようなダクトとウイングが確認できる。また、それ以外にもアッパーカウルやタンクカバー、アンダーカウル、テールカウルに至るまで細部が新形状になっており、全面的に見直されたのが分かる。
エンジンは、圧縮比を12.0→12.5に高めることにより最高出力が30kW(41PS)/13500rpm→31kW(42PS)/13000rpmに向上。0-200m加速は8.65秒、最高速度は175km/h と発表された。フロントフォークにはカワサキZX-25Rがクラス初採用したSFF-BPを新たに採用し、機能面のアップデートも果たしている。
その他、インドネシア仕様ではすでに日本仕様に導入されているアシストスリッパークラッチが装備され、オプションのクイックシフターが標準装備のQSタイプも用意されている。日本仕様の2023年型の詳細は不明だが、新しいカウルや性能アップしたエンジン、SFF-BPを採用したシャーシなどは踏襲するだろう。
CBR250RRは細部まで熟成、2気筒エンジンでZX-25Rに対抗する
カワサキのニンジャ250に対抗するために2011年にCBR250Rを発売したホンダは、エンジン型式が単気筒だったために追撃が及ばず、2017年に満を持してCBR250RRを発売。カワサキと同じ並列2気筒エンジンにクラス初のスロットルバイワイヤーを導入し、スペックでも圧倒。大逆転を果たした。
一方のカワサキは2020年に並列4気筒エンジンのZX-25Rを発売してCBR250RRに対抗。ホンダは並列4気筒のCBR250RR-Rを出す? という憶測もあったが、CBR250RRを徹底的に熟成することで、カワサキに対抗するようだ。
2023年型CBR250RRインドネシア仕様主要諸元
・全長×全幅×全高:2061×724×1114mm
・ホイールベース:1385mm
・シート高:790mm
・車重:168kg(CBR250RR SP/QS)
・エジンン:水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 249.7cc
・最高出力:42PS(31kW)/13000rpm(CBR250RR SP/QS)
・最大トルク:2.5㎏-m/11000rpm(CBR250RR SP/QS)
・燃料タンク容量:14.5L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=110/70-17、R=140/70-17
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