
これからバイクに乗ってみたいけど、いったいどれを選べばいいんだろう?どんなバイクがあるんだろう? そんな悩みを持っている人たちのためにWebikeに登録されたオーナーたちの評価やコメントを元に、ここ1年における満足度ランキングから上位5台を抽出。今回は751~1000ccクラスの大型モデルを紹介します。
※当ランキング記事は9月18日に制作したものになります
【満足度ランキングとは?】
車種ごとのMyバイク登録人数、ユーザーがつけた総合評価点数をもとにランキングを作成しています。ランキングは毎週金曜日に更新されます。
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1位:カワサキ・Z900RS
満足度1位は2018年のデビュー以来、国内の大型バイクで4年連続トップセラーを誇るカワサキのZ900RS。オーナーたちから評価が最も高いのは言うだけヤボなそのルックスで、伝説の名車「Z1」を彷彿とさせるそのスタイルに一目ぼれして手に入れたという声が圧倒的です。中でも人気なのは初代Z1と同じ車体色の火の玉カラー。Z900RSでは初代'18・'19モデルのみこの車体色が採用されていましたが、'22のZ50周年記念車で復活するや即完売と大好評を博しました。
そんなルックスに惚れたオーナーたちが買って喜んだもうひとつの点は、その走り。走りというか「乗りやすさ」でしょうか。スムーズなエンジンフィーリングやナチュラルなハンドリングで大型初心者にも比較的優しいと評判です。なにしろ車重ひとつ取っても旧Z1の230kgに対し、Z900RSは215kg。Z1はガソリン無しでの車重ですから、それを加味するとざっと約30kg以上違うはずです。ブレーキ性能も圧倒的。スタイルは似ていても50年の違いは伊達じゃありません。ちなみに'21モデルからラジエターが大型化されていますが、乗っているぶんにはまず違いは感じられないでしょう。
オーナーからの不満点としては、マフラー途中にある通称“弁当箱”と呼ばれる車体下のサイレンサーボックスがせっかくのスタイルを残念にしているとの声がチラホラ。ただ、これについては多くのオーナーがカスタムマフラーで解決。「どのマフラーにしようか」と迷うのも、カスタムが楽しいZ900RSの楽しみのひとつかもしれません。
2位:BMW・S1000RR
2~5位は、すべてフルカウルのスーパースポーツ。その中で満足度一番は国産車を押しのけてBMWが獲得。
以前はヘッドライト形状が左右で異なり好き嫌いが分かれる部分でしたが、現行型でスマートな雰囲気の左右対称に変更。より多くの人に受け入れられやすくなったのも人気を伸ばした要因のひとつとなりました。また、以前は外国製スーパースポーツというと国産車より1.5~2倍くらい車両価格が高いのも当たり前でしたが、S1000RRは最も廉価な仕様で236万円。これがホンダCBR1000RR-Rだと242万円と、もはや変わらないどころか逆転している場合も。エンジンスペックや車体構成を考えると、まさに国産SSキラーと言えるマシンです。
そんなS1000RRですが、オーナーからサーキットやワインディング性能はもちろんのこと、旅イメージの強いBMWだけにツーリングに便利なグリップヒーターやクルーズコントロールといった装備を忘れていないところも大好評。足着きやライポジはスーパースポーツの中では比較的優しめと感じているオーナーも見られました。
3位:ホンダ・CBR1000RR
次はホンダのCBR1000RR。最新モデルのRR-Rではなく、すでに新車販売が終了したひとつ前のモデルが3位となりました。ちなみに新車価格はRRが208万4500円~。一方、RR-Rは242万円~とガツンと離れることになってしまい、おいそれと手が出ない遠い存在になってしまったのかも。
RRにはツ―リングメインで乗っているというオーナーも多いようで、RR-Rと比べれば控え目なパワーや他のSSと比べて前傾が比較的きつくなく乗りやすいという声も聞かれました。とは言ってもRRも最高出力は192psと相当なもので、サーキットでも全開にするのはちょっと勇気のいるスペック。それなりに腕に自信のある人か、雰囲気を味わうことに割り切って走りそのものは控え目にという人にオススメかもしれません。このモデルは'08年型からフレームやエンジンなど基本部分が同じで、それ以前のモデルと比べてコンパクトになっています。
また'17年以降のモデルは最もアグレッシブなスタイルを身に付けたほか、フルカラーメーターにスロットルバイワイヤ―、トラコン、双方向クイックシフター(STDはオプション)といった最新SSに必須の電子制御も完備しており、まだまだ一線級なところも魅力です。
4位:ヤマハ・YZF-R1
国産SSの人気2番手はヤマハR1。ヘッドライト位置が特殊で一見するとまんまレーシングマシンのようなルックスと、並列4気筒エンジンながら独特の爆発タイミングを採用しているためトルク型で野太い排気音が特徴的なマシン。
このマシンのオーナーたちは、走りよりルックスの満足度の方がやや上という結果になっていました。ライバルたちよりきつめの前傾や足着きを指摘している人が多いのですが、ツーリングに使うよりサーキットを思う存分攻めたいガチ系スポーツライダーの人が割り切って選んでいるような傾向が見られました。
気になった点としては他車SSより燃費が悪いという声がいくつかあり、調べてみたら公称値15.2km/L(WMTC)で、CBR1000RRの17.7km/LやZX-10Rの16.5km/Lといった数値と比べてみると確かに厳しそう。ただ、そのぶんパワーを絞りだしているという見方も。この手のマシンを選ぶ人は燃費をあまり気にしなさそうにも思えますが、消費量が目立ちすぎると逆に気になってしまうものなのかも。
5位:カワサキ・ニンジャZX-10R
5位に入ったのは'21で現行型にモデルチェンジしたZX-10R。ただ、Webikeに登録してくれている現行型オーナーのインプレッションはまだ少ないため、先代モデルオーナーの声を調べてみました。ちなみに現行型は先代モデルに一体型ウイングレット装備の新型カウルや最新スペックの電子制御デバイスを多数装備した強化版。基本的な部分は同じなので参考にしてもいいでしょう。
そこではルックスと性能には申し分ないと満足している人が大半を占める中で、低回転域がしっかりしていて乗りやすいという声や足着きが以外と良好といった貴重な声も。また、ダンピングを制御してマシンが自動で硬さを変えてくれる電子制御サスを装備した最上級版のSEのオーナーたちが、こぞってその出来栄えを絶賛。特に街中がすこぶる乗りやすくなってもう手放せないと感想を残していました。SSは一般的にサーキット向けにサス設定が硬めなので、速度や路面に応じて硬さを合わせてくれる電サスだと別物のような乗りやすさを手にできる神アイテムかもしれません。残念なことに、このSEは現行型では今のところ設定なし。もしかしたら、そろそろ追加されるかも? カワサキに期待しましょう。
なお、スズキGSX-R1000RがZX-10Rに次いで6位。この後、Z900RS CAFE、CBR1000RR-R、MT-09、W800が続く結果となっていました。
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ノーマルCBRで最高出力が192psって…すごい時代が来たもんだね。小生(50歳)のV-max(逆車)はプロメカニックに(これでもかッ!って程)改造されたモンスター級でしたが、それでもどうにかやっと178馬力。SIMPSONのメット被ってる自分が…なんだかもう恥ずかしいや。
馬力に括ったりよくわからない恥ずかしがり方したり、そういうのやめません???
まさにバイク乗りって感じですけど
乗りたいバイクに乗る!それだけだ。
VFR800がないことに納得いかんです。
V4VTECエンジン、音もトルクフィーリングも、めちゃいいのになぁ。
SS勢が上位で頑張ってるのは嬉しいな。
とはいえ、まぁ満足度だから。形は違えどSSの満足度は高いよね。所有自体が憧れでもあるからね。
自分はZX-10Rを所有してるけどS1000RRやCBR、YZFもカッコいいし見かけるとうらやましいよ。
社会全体に対して、少なからず同じことを思っています。規模が大きいか小さいかの違いにしか感じません。
快感と価値観って密接な繋がりがありますよね
個人の主観
確かにcbrは世代ごとになんか拘りがある人が長く乗ってるイメージ...
乗った事は無いけどマフラーがセンターアップになってる一昔前のやつも個人的には見た目カッコいい。