9月13日、ホンダが二輪事業説明会を開催。本田技研工業の竹内弘平副社長と二輪分野の責任者である野村欣慈氏が、「電動化を中心としたカーボンニュートラルの実現」について約1時間ほど報道陣を前に説明及び質疑応答した。

その中でグローバルでの電動バイクの導入スケジュールが明らかにされたが、早いものでは2022年から発売するモデルもあり、2025年には10車種以上がラインナップされる。ここでは、ホンダの発表を元に新型電動バイクを"期待"してみたい!

車載できる「モトコンポ」は、電動化の波が復活のチャンス

ここではホンダが発表した新型電動バイクの発売情報を元に過去のコンセプトモデルにフォーカスしたい。まず、ホンダが定義する電動バイクには、EB=電動自転車、EM=電動モペット、EV=電動ビークルの3種類がある。

最も早くリリースされるのは、EB/EMで2022~2024年までに5車種が中国、アジア、日本、欧州で発売される。EVは2024~2025年までに日本、アメリカ、欧州で4モデルがラインナップされる。これ以外にもコミューターEVが2車種予定されており、ホンダは、2025年までに10車種以上の電動バイクをグローバルでラインナップすることが明らかになった。

ここで注目したいのはEMで、日本と欧州が市場に入っていることから、現在好評なアイコニック路線を踏襲することが普及促進への手段になりそう。2018年のモンキー125や2020年のCT125ハンターカブ、2022年のダックス125など、伝統のブランドは現代でも通用することが証明されているのだ。

実際、ホンダは2011年の東京モーターショーで現代版「モトコンポ」となる「モーターコンポ」を参考出品しており、モトコンポへのこだわりが強く感じられる。もちろん、モトコンポならではのクルマに積めるコンセプトはガソリンが不要な電動車が有利。電動化の波は、現在でもホンダのアイコンとして語り継がれるモトコンポ復活のチャンスだと思うのだが…果たして!?

MOTOR COMPO(モーターコンポ)[HONDA] 2011年の東京モーターショーでホンダが出品したコンセプトモデル。このネーミングはもちろん1981年に発売されたモトコンポを引用したものだ。

ホンダはEM=電動モペットとEB=電動自転車を2024年までに5機種ラインナップする。EMは最高速20~50km/hのクラスとされ、50ccのモトコンポと一致。ちなみにEBは25km/h以下のクラスとされ、電動キックボードなども対象だ。

ホンダはファンEVを2024~2025年までに4機種ラインナップする。ホンダの野村氏によると左の3台はガソリン車では中間排気量帯に相当する出力のモデルだ。共通プラットフォームでバリエーション展開されるだろう。

モーターコンポは現代でも通用するコンセプトが光る

2011年の東京モーターショーに出品されたモーターコンポは、『二輪車の手軽で便利な機動性に加え、「乗らないときでも使える」ことを目指した、コンパクトなEVコミューター。「MICRO COMMUTER CONCEPT」にも搭載可能で着脱式の走行用バッテリーは、生活の中での電源としても活用できます』と解説されている。

モーターコンポは、キャンプ地でのちょっとした移動や電源としての活用に最適。また、災害時にも電源として活用できるので、単に乗り物としてだけでなくそれ以外の用途でも活用できる。さらに車載するにもガソリン臭がしない、横積みできるなど電動ならではのメリットが大きい。何よりも、1981年に発売されたモトコンポのイメージが注目を浴びるだろう。

モトコンポは、シティのトランクスペースにピッタリはまる「トランクバイク」として発売された50ccの折り畳み可能なコミューター。クルマのシティは大ヒットしたが、残念ながらモトコンポの販売は振るわなかった。ただし、広くテレビCMが打たれたこともあり知名度は高く、ファンは現在でも少なくないのだ。

モトコンポ [HONDA] 1981年にホンダが発売した50ccコミューター。ロードパルSの2段オートマを採用し運転も簡単だった。モンキーやダックスの折り畳んで車載できるコンセプトを受け継いだモデルだ。

モーターコンポは、モトコンポを電動にした現代版でコンセプトモデルではあるが、モーターショーでは実際に走行させる演出も行われた。単なるデザインスタディではなくかなり作り込まれていたのだ。

電動化されたモーターコンポのメリットは、置き方の自由度の高さだろう。ガソリンやエンジンオイルも使われていないので、車載しても臭いを気にする必要がないのもいい。

モーターコンポのバッテリーは、ポータブル電源として利用することも想定されていた。ホンダは現在ポータブルバッテリーのE500も発売しており、技術や調達先も充実しているだろう。

まだガラケーが優勢だった2011年時点でスマホをメーターに想定していたのも斬新。これも今に通用するコンセプトだ。

モーターショーに同時出品された4輪の「MICRO COMMUTER CONCEPT(マイクロコミューターコンセプト)」に車載している様子。シティとモトコンポで普及しなかった6輪コラボを電動で再現している。

もう一台のアイコニック、EVカブの発売も期待!

今回ホンダが導入を発表した中に、コミューターEVも2機種ある。そこには「パーソナル領域」と書かれており、2020年にビジネス向けに発売されたベンリィe:などと異なり、一般向けに発売されることが明らかになった。

ホンダが発表したスライドのシルエットはいかにもスクータータイプになるが、ここでも伝統のアイコンが活用されることを期待したい。それは、2015年の東京モーターショーに出品されたEVカブコンセプトで、本来ならスーパーカブ60周年の2018年に市販される予定だったものとなる。

残念ながら現在に至るまで姿を見せていないが、日本国内では原付一種(50cc)モデルの排出ガス規制の期限が2025年に設定されており、ホンダのコミューターEVの投入時期もこれに対応したタイミングなのは明らか。現状では排ガス規制に対応していないスーパーカブ50の後継機としても有力だろう。

EV-CUB CONCEPT [HONDA] 2015年の東京モーターショーでホンダが出品したEVカブコンセプト。「近距離移動用パーソナルコミューター」として開発されており、まさにホンダ2025年までに発売するEVにぴったりの存在だ。

EVカブコンセプトは着脱式のバッテリーを搭載する想定だったが小型化が難しかったため、2018年にPCXエレクトリックが代わりに発売された。原付一種規格のスーパーカブの存続のためにも小型化して発売して欲しいところだ。

ホンダはパーソナル領域のコミューターEVを2024~2025年までに2機種ラインナップする。スーパーカブのアイコンはアジアと日本で十分通用するだろう。

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コメント一覧
  1. 匿名 より:

    乗れるポタ電かあ、夢が広がりますね。
    まして車中泊を含む自家用車を核とした行楽スタイルの普及、電動モビリティの普及に、ひっそりオートバイブーム、排ガス規制強化に伴う原付き市場空洞化、追い風しかないじゃないですか。
    こういう夢のある日本製プロダクトが実際の商品としてでなくなって久しいけど、景気回復の目ってそういうところに埋まってる気がします。

  2. とし より:

    でも、所有しているだけで軽自動車税とられるんでしょ。

  3. ZX より:

    カブ110 125シ.シccの~電動が良いですね?

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