
9月15日、カワサキがオフロードのKLX230をベースにしたスーパーモタード仕様を正式発表。前後17インチホイールにオンロードタイヤを装着し、舗装路での走行性能を強化。さらにシート高もKLX230から40mmダウンを実現している。
KLX230シリーズは、2019年にデビューしてから2022年にシート高をセロー250と同じ高さに下げたKLX230Sにスイッチし、さらに今回のKLX230SMと勢力を拡大。フェイスデザインも洗練され、ポストセローに向けた布陣が整った形だ。
このヘッドライトはオフロードのKLX230Sにも展開して欲しい!
オフロードバイクの車体にオンロードタイヤを装着したカスタムはスーパーモタードと呼ばれ、2000年前後にストリートカスタムとしてブームを巻き起こしたジャンルだ。メーカーからもカサワキD-トラッカー/XやヤマハWR250X/XT250X、ホンダCRF250Mなどの純正モタードモデルが発売されていたが、平成28年排ガス規制の影響で多くが2017年モデルを最後にラインナップから姿を消すことになった。
そこに、2023年モデルとしてカワサキがKLX230SMを発表。久しぶりのスーパーモタードは日本メーカーで唯一無二の存在。単にKLX230に17インチの足回りを装着しただけでなく、オンロード専用のサスセッティングはもちろん大径300mmのフロントディスクブレーキを装備。さらにコンパクトなLEDヘッドライトを装備してスタイリッシュに仕上がっている。
発売日は10月15日で価格は57万2000円。KLX230Sよりも6万6000円アップになるが、倒立フォークなどの装備を考えると納得の範囲といえる。セロー250と同じ830mmのシート高を実現したKLX230Sとシート高845mmのKLX230SMは、今や希少な空冷単気筒シリーズ。ともに最新の令和2年排出ガス規制未対応のモデルとなるが、将来的にも販売を継続して欲しい。

KLX230SM[KAWASAKI] LEDヘッドライトを新たに装備し、足回りをオンロードに対応させたスーパーモタード仕様。価格は57万2000円でカラーバリエーションは黒のみ。発売日は10月15日だ。

型式は2BK-LX230AでKLX230Sと同じ。最高出力19PSや最大トルク1.9kg-mのスペックもKLX230Sと同一だが、ホイールベースは脚長だったKLX230に近い。そのためシート高もオフロードのSより15mm高くなっている。

KLX230S[KAWASAKI] 従来のKLX230に代わり2022年にラインナップされた低シート高のKLX230S。885mm→830mmと55mmダウンし、優れた足着き性で好評だったセロー250と同じ数値にしたモデル。

KLX230[KAWASAKI] インドネシアではSTDのKLX230も発売中(写真)。現地ではオフロード版も小型のLEDヘッドライトに変更されており、将来的には日本のKLX230Sもこうなる⁉
スーパーモタード化に向けて細部に渡りセットアップを実施
オフロードのKLX230Sは、フロント21インチ、リア18インチのホイールを装着しているが、KLX230SMではこれをスポークホイールのまま前後17インチに変更。KLX230Sのフロント正立フォークを倒立フォークに換装し、タイヤはIRCのスポーツツーリングタイヤ・RX-01を採用している。
フロントブレーキはKLX230Sの径265mmから径300mmに拡大して制動力を強化。径37mmのフロント倒立フォークは硬めのセッティングにすることでオンロード走行に対応。エンジンは、低気温時のスロットルレスポンス向上など、ECUのセッティング変更で改良が加えられている。

タイヤサイズは110/70-17を装着。キャリパーはKLX230Sと同じ2ポットタイプとしている。

リアのタイヤサイズは120/70-17を装着。径220mmのディスクや1ポットキャリパーはKLX230Sと同じ装備だ。

KLX230Sの山のあるオフロードタイプのステップに対し、KLX230SMは乗り心地を重視したラバーパッド付きステップを採用。

前後長の短いコンパクトなLEDヘッドライトやヘッドライトカバーを採用。また、フロントフェンダーは17インチホイールにあわせた新作だ。
2023年型KLX230SM主要諸元
・全長×全幅×全高:2050×835×1120mm
・ホイールベース:1375mm
・シート高:845mm
・車重:136kg
・エジンン:空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ 232cc
・最高出力:19PS/7600rpm
・最大トルク:1.9㎏-m/6100rpm
・燃料タンク容量:7.4L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=110/70-17、R=120/70-17
・価格:57万2000円
この記事にいいねする
なぜ「新排ガス規制に適合していない」のか?
来シーズンまで売って「終了」する策略なのかな?
「アジアの排ガス規制が緩い所と北米」で売れればペイできるからかな?
入手したければ「お早めに♪」と、最初から言って欲しいね。
海外メーカーみたいな斬新な構造も機構も無いのは残念
国内メーカー全体に言える事だが、見事な程に保守的になりましたね!
丘サーファー的なモタードバイクですな。
オフならともかく
ロードではパワー不足が否めない。
DRZの事も思い出してあげてください…
どうせ、買えないんだろ。
もういいよ。
オフロードモデルも早よ。
ローダウンじゃない方がいい。
斬新な機構も構造も無く、ワクワクさせられる要素が無いですよね!海外メーカーからは、見ただけでも欲しいと思わせるモデルが毎年の様にデビューしてるのに、国内メーカーは随分と保守的になったものですな
初回の少量ロット入荷でおしまいらしいからほぼ買えないでしょ。抽選販売か早い者勝ちか🤔
これならktm買った方が良い
燃料タンク容量が10ℓあるとイイんだけどな。
オフ車だからこそ低出力の空冷で良かったんであってストリートならある程度の出力&水冷DOHCじゃなきゃ…
でも小顔化でめっちゃカッコ良くなってる
待ってました!モタード!迷わずオーダーしちゃいました!納車が今から楽しみです!
自分も予約してきました。
これを皮切りに他メーカーからモタード出ない?
需要が無いから…
ヤマハランツァ末期のようにホンダがCRF250L用に純正17インチホイールキット出してくれるのを期待するしか
なぜ最初からこの顔で出さなかったのか?
パワー無くても十分に楽しめますね👍
KTMの2ストと4スト350cc持っているけど、この230が一番魅力的ですねー⤴️
遊び方の幅が広がりワクワクします。
本日予約しにいきます😁
どうせ何だかんだ文句付けて買わないんでしょ
変な形にするなら四角でいいよヘッドライトは