
スズキから、大型アドベンチャーモデル「Vストローム1050」の一部仕様変更と、新バリエーションモデル「Vストローム1050DE」の海外向け発売が発表された。通常モデルに比べてよりオフロードでの走破性能に向いた装備を充実させたモデルで、フロントホイールは21インチに変更。電子制御の面でも機能が強化された。
期待の「Vストローム1050DE」は、2023年1月から欧州・北米を中心に全世界での順次発売を予定している。国内発表がいつになるのか待ち遠しいところだ!

海外向けに発表された「Vストローム1050DE」。強化されたオフロード走行性能により、ビッグオフローダーとしての活躍も期待できるか!?

通常仕様のVストローム1050にも仕様変更の発表。より最新の電子制御、フル液晶などの装備強化によってツーリング時の快適性はさらに高まる!
アドベンチャーからビッグオフへ!
2019年のミラノショーでお披露目され、2020年に国内販売が開始されたVストローム1050は、ハイパワーな1034ccの水冷Vツインエンジンを搭載し、最新の電子機器を装備。Vストローム1000に続くスズキのリッターアドベンチャーの旗艦モデルだ。デザインも大きく進化しており、往年の「DRシリーズ」を思わせるネオレトロなモデルとしても話題となった。
Vストローム1050DEは、通常モデルに比べてよりオフロードでの走破性能に向いた装備を充実。フロントホイールは21インチに変更。ハンドルバーは延長されており、エンジンプロテクターを標準装備する。また、トラクションコントロールの新「Gモード」の設定やリアブレーキABSの解除機能も追加され、電子制御の面でも機能が強化された。
Vストローム1050DE
メーカー希望小売価格:未定
海外発売開始:2023年01月予定

ホイールサイズが21インチとなり、セミブロックパターンのタイヤを装備するのが外見上の大きな変更点だ。

アルミ製のエンジンプロテクター(スキッドプレート)を標準装備する。悪路走行からエンジンを守るには必須とも言える装備。

従来モデルにも、スタンダードとその上位モデル「XT」がラインナップされているが、よりオフロードでの走行性能に特化したバリエーションが「DE」といえる。
通常モデルにも仕様変更! クイックシフト採用、電子制御の強化も
スタンダードモデルのVストローム1050も一部の仕様変更が発表された。クラッチやスロットルを操作せずにシフトチェンジが可能な「クイックシフトシステム」を新採用し、クルーズコントロールの速度域設定やギヤポジションの範囲拡大といった、様々な走行シーンに適応することができる「S.I.R.S(スズキ・インテリジェント・ライド・システム」)の機能が充実。メーターも5インチの大型カラーTFT液晶を装備し、さらに長距離ツーリングシーンでの利便性が向上した。
Vストローム1050
メーカー希望小売価格:未定
海外発売開始:2023年01月予定

フルカラーのTFT液晶を採用。5インチの大画面により、電子制御系のコントロールも無理なく表示される。

新採用のクイックシフトシステムにより、シフトチェンジの煩雑さが軽減。ツーリングでの使い勝手はますます高まった。
主要諸元
諸元 | V-STROM 1050 | V-STROM 1050DE |
---|---|---|
全長 (mm) | 2,265 | 2,390 |
全幅 (mm) | 940 | 960 |
全高 (mm) | 1,515 | 1,505 |
ホイールベース (mm) | 1,555 | 1,595 |
装備重量(kg) | 242 | 252 |
重量 (kg) | 106 | 112 |
エンジン型式 | 1,037cm3水冷4サイクル90度Vツイン | |
ホイール | キャストホイール | ワイヤースポークホイール |
ウインドスクリーン | 高さ11段階調整(工具不要) | 高さ3段階調整(工具必要) |
情報提供元 [ SUZUKI ]
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