
ホーネット250(249cc)
オーナー:ジョーちゃんさん
ウェビックコミュニティに投稿されているMYバイクを毎週1台紹介するこのコーナー。今回紹介するモデルはホンダ「ホーネット250」、オーナーは「ジョーちゃん」さんです。
ホーネット250といえば、1996年の発売以降根強いファンをつかんだ人気モデル。250ccとは思えない大柄なボディ、180mm幅の極太タイヤ、シートでくびれた独特のシルエットは「雀蜂」という意味のネーミングどおり、戦闘的なハチを思わせました。さらにエンジンはレーサーレプリカであるCBR250RR(MC22)ともベースを同じくする、出力40PS/13000rpmのハイパワーかつ超高回転型のものを搭載。タコメーターには18000rpmまで目盛りが刻まれ、別次元の回転数を実現したメカニズム「カムギアトレイン」は独特の高いメカノイズでそれとわかります。絶版となった今でも、中古市場では大人気!
今回紹介する「ジョーちゃん」さんはそんなホーネット250をカフェレーサーにカスタム。一言でいうと……こんなホーネット見たことない!
ぱっと見でわかる外見上のポイントは、ダウンサイジングされたカスタムシート、モトギアのチタンエキパイ、オリジナルペイントが施されたアンダーカウル、そしてショートサイズのロケットカウル! タンクやフレームといった基本的なパーツは純正スタイルのままなのに、まるでショップメイドのような統一感を見せています。低く構えたハンドル位置や、オールドスクールなラウンドのヘッドライトはとてもカフェレーサー的なのですが、ベース車がホーネット250というだけで、非常に近未来的!
そんな「ジョーちゃん」さんのホーネット250はまだ進化の過程である様子。ロケットカウルの姿だったのは2021年のことで、現在はさらにカスタムが進み、コワース製ビキニカウル取り付けなどといった変貌を遂げ、ストリートファイター風味もあらわれ始めました。ジャンルに囚われない、自分だけのスタイルを追求できることがカスタムの魅力なわけですが、「ジョーちゃん」さんのホーネット250はまさにそんなカスタムの愉悦を存分に味わい尽くしているといえます!

一見しただけでもそのシルエットに惹かれますが、細部を見てみるとフェンダーやステップ、ハンドル、サブフレームといった細部にまでカスタムポイントが散りばめられていることがわかります。詳細なパーツ名称などは「ジョーちゃん」さんのコミュニティ情報を要チェック!

カスタムの止まらないホーネット250、現在はカフェレーサーとはまた印象の変わったスタイルに変貌しています。新しいモデルをどんどん乗ってみるのもバイクの楽しみですが、こうして1台のモデルにすべてをつぎ込むこともまた、バイクの大きな楽しみのひとつ。ただし既に絶版から10年近くが経過するホーネット250、パーツ供給などの不安が出てくる時期ながらも、こうして進化を続けるスタイルは誠に天晴!
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