
2021年には前年比20%以上の国内出荷台数増をマークし、いまや原付一種と同規模のマーケットになっているのが、国内4メーカーの原付二種クラス。中でも原付二種スクーターは、通勤や通学あるいは買い物といった日常の足としてフル活用できる便利なツールとして知られ、日本のメーカーではカワサキ以外の3社が複数の車種をラインアップしています。今回はその中で、コスパ最強モデルを選びます!
目次
国内3社で10車種ほどをラインアップ
通勤や通学を含むデイリーユースを中心に、ときには一般道オンリーツーリングの相棒にまで、多用途で便利に使えるのが原付二種クラス(排気量50cc超125cc以下)のスクーター。シート下にヘルメットも収納できるラゲッジスペースを備え、ハンドル下部にフロントポケットがあり、リヤキャリヤを標準装備しているかオプション装着に対応している車種がほとんどで、積載性に優れているのも魅力です。また、原付一種と同じく任意保険をファミリーバイク特約でも対応でき、原付一種と違って二段階右折や30km/h最高速度制限が必要なくてタンデム走行も可能な点などもメリットです。
そんな原付二種スクーターを便利なツールとして使い倒そうと考えたとき、気になるのがコストパフォーマンス。そこで今回は、2022年8月現在でホンダ、ヤマハ、スズキが国内販売する原付二種スクーターの中で、どの車種がコスパに優れるのか、燃費を気にしつつも車両価格で比べてみました!
フルサイズではない110系が強し!
メーカー名 | 車名 | 価格 | 燃費 |
---|---|---|---|
スズキ | アドレス110 | 225,500 | 48.9 |
ホンダ | ディオ110 | 242,000 | 54.9 |
ヤマハ | アクシスZ | 271,700 | 51.9 |
ホンダ | ベンリィ110 | 286,000 | 50.3 |
ホンダ | リード125 | 324,500 | 49.0 |
ヤマハ | シグナスX | 335,000 | 37.3 |
ホンダ | PCX | 357,500 | 47.4 |
ヤマハ | シグナス グリファス | 357,500 | 44.5 |
ヤマハ | NMAX | 368,500 | 46.9 |
ヤマハ | トリシティ125 | 423,500 | 43.6 |
ホンダ | PCX e:HEV | 448,800 | 51.2 |
※グラフは2022年8月現在のメーカー情報をもとに編集部で作成
※グラフの燃費はWMTC燃費(km/L)でクラス1/1名乗車となります
2022年8月現在で国内メーカーが日本向けの現行型新車としてラインアップする原付二種スクーターのうち、車両価格がもっとも安いのはスズキのアドレス110。第2位のホンダ・ディオ110に対して1万6500円差です。さらにそのディオ110も、第3位のヤマハ・アクシスZと比べて2万9700円も安く、125ccフルサイズよりもエンジンがやや小さい110cc系が、価格面で有利なことがわかります。ちなみに、ビジネス向けスクーターのホンダ・ベンリィ110も30万円以下で、コスパのいい原付二種の上位に食い込んでいます。
車両本体価格が安くても、燃費が悪ければ長期使用では損になるかも……と、念のため各車の燃費もチェック。より実際の走行に近い国際基準のWMTCモード値を調べてみると、このクラスで現在もっとも低燃費なのはディオ110の54.9km/Lで、最も悪かったのはエンジンの基本設計が古いシグナスXの37.3km/Lでした。
このクラスはそもそも全体的に低燃費で、シグナスX以外は1Lあたり40~50km程度の走行距離。年間走行距離1万kmの場合、40km/Lだと必要なガソリンは250L。レギュラーガソリンが1Lあたり170円だとしても、年間4万2500円の計算です。つまり、燃費が2割いいスクーターを選んだとしても、5年間でようやく4万2500円がお得に。しかもこのとき、愛車の走行距離は5万km……なんて考えると、燃費のことはあまり考慮しなくて大丈夫でしょう。まあもっとも、車両価格が安いアドレス110、ディオ110、アクシスZは、WMTCモード値が48.9~54.9km/Lに収まっていて、燃費ランキングでも上位にいるんですけどね。
<コスパ第1位>スズキ・アドレス110
インドネシア生産の軽快モデル
エンジンは最高出力8.8馬力の112cc空冷仕様ながら、走行安定性に優れる前後14インチホイールを採用。20.6L容量のシート下トランク、左側に600mlと右側に500mlのペットボトルが入るフロントインナーラック、コンビニ用フックにアルミ製リヤキャリヤと、積載性を高めるアイテムも充実されています。
これだけの装備を持ちながら、ライバルを圧倒する22万5500円のメーカー希望小売価格を実現。燃費性能では、本体が安い3車種の中では最大6km/L劣りますが、このクラスで最も低燃費なディオ110との燃料代金差額は、1万km走行して約3800円。4万km以上走ってようやく車両本体価格+使用ガソリン代の合計金額が並ぶ程度と考えると、アドレス110こそが“コスパ最強の国内メーカー製原付二種スクーター”と言ってよいでしょう。
<コスパ第2位>ホンダ・ディオ110
この価格でスマートキーまで採用
ベトナム生産の109cc空冷モデルで、スズキのアドレス110と同じく前後14インチホイールを採用。クラス最安値に迫る価格設定ながら、ポケットなどに本体を入れておくだけでイグニションのON/OFFやハンドルロックの施錠と解錠、燃料給油口オープンができるスマートキーシステムを搭載しています。
さらに、タンデムシートと荷台天面の高さが合わせられたリヤキャリヤ、約18L容量のシート下トランク、フタ付きのフロントインナーボックスを採用。エンジンは燃費性能に優れるeSP仕様で、作動キャンセル可能なアイドリングストップ機構まで備えています。
<コスパ第3位>ヤマハ・アクシスZ
125ccフルサイズエンジンの最安値
最新排ガス規制対応の124cc空冷単気筒エンジンを搭載。ベーシックな装備により価格低減も追求した、台湾製造の原付二種スクーターです。シート下トランクは、ヤマハの原付二種スクーターではトップとなる約37.5Lの大容量。サイズや形状によってはヘルメットの2個同時収納も可能です。
広大なラゲッジスペースの確保に貢献しているのが、10インチのリヤホイール径(フロントも10インチ)。スモールホイールにすることで、デザインの自由度を高めています。125ccフルサイズエンジンですが、マイルドな出力に抑えることで51.9km/Lの低燃費も達成。燃費でもヤマハの原付二種スクーターでナンバー1です。
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非常に正確な【車両本体プラス燃費】だけのコスパ比較。
2人乗りやら、荷物積載やら、個人的希望の、、、は除外している天晴れな比較。
コレ以外を必要であれば、見なくて良いコスパ比較企画。
原付き2なんか全部コスパ最強クラスなんだから、いちいち序列つけるまでもない!
仰有るとおり 💕 all good \ 🚲 2輪 因みに 僕は11year ago Yamahaの2⃣2万💸💴ヲ shopしました。reasonable で littleなのだ。一応🚹男だから250cc high~way runもdream致しました(^_^)/ 😘neck name is
続き あだ名Saki 😷 では又。📲発信 も Line etc未成熟にて (-_-) 😔御免なさい。✏💁文 が 二つに分かれました
頭悪そうw
カタログの燃費なんてあてにもならないのに・・・。
あとアイドリングストップなんて無駄。
本当にわずかな燃費のためにバッテリーに負荷かけて交換するバッテリー作る方が環境に悪いわ。
四輪の一部自己満足層が勝手にやればいい。
好きなん買えば良いのだよ
人それぞれで、自分の好みで乗れば良いと思いますね。
車両価格いこーるコスパとか、意味不明ですね
これ、みんな同一人物が書いてるんじゃないの?
ほんとにこんな感覚の人間がたくさんいるの?
ただ難癖をつけたいだけ?それとも情報はすべて押し付けに見えてるんだろうか?
あたいは マジェスティ125Fi 色々と最強だわよ。
長時間運転でも疲れにくいステップ形状(足を伸ばせるか)、あとシート下のメットイン容量は個人的に重要だし、リアにボックスも付けたくないから、そうなると個人的にアクシスがいいな
比較表大変ありがたいです。
価格と燃費だけと言う人も居ますがコメントに簡潔に特徴を現しているので自分は問題ないと思います。編集部の方々ありがとうございました。
自分は4台のバイクを持っていてその内の1台がdio110で片道5kmの通勤快速として使用してます。燃費は40km/L程で距離から言えばまずまずですね。これの良さは雨の日に足が濡れにくい、荷物もそこそこ積載出来るし小回り効くしなにしろストレスなくキビキビ走ります。ただ5年乗ったのでそろそろ買い換え時期に入ってきた為この比較表を参考にさせていただきます。
なんで日本でつくらないんでしょうね、GDP下がる訳だ
アドレス110こんな完璧な原付2種ありえない!
シグナスX5型に乗ってますが。燃費がなんでダントツに悪いんでしょうか?!ガタイがデカいPCXに、私の兄が載っているのでなおさら、トホホな感じです!
カブ110がない...
前にPCXに乗っていましたが、カタログ値に近い燃費でした。アイドリングストップは、バッテリーの負担を考慮して、停車時にライト消灯してポジションランプだけに切り替わってほしかったですね。
カブはスクーターではないですね