トリッカー(249cc)
オーナー:がらむさん

ウェビックコミュニティに投稿されているMYバイクを毎週1台紹介するこのコーナー。今回紹介するモデルはヤマハ「トリッカー」、オーナーは「がらむ」さんです。

BMXやスノーボーディングといった、過激でハードなエクストリームスポーツ。バイクの世界の「エクストリームバイク」では、信じられない車体のコントロールやバランス感覚によって、「ストッピー」や「ジャックナイフ」、「ウィリー」「バニーホップ」といった超高難易度のトリックを次々とキメる技に圧倒されてしまいます。もちろんクローズドのコースで、過酷な練習に耐えたライダーがチューンナップ済のバイクに乗ってこそ発揮できるスキルなのですが、あんなふうにバイクを自由自在にコントロール出来たらカッコいいよなあ……という願望を抱いたライダーも多いはず。実際、車体の微妙なコントロールを身に着ければ、公道上での急なトラブルや危険にも、落ち着いて対応ができるというもの(もちろん、ウィリーやストッピーなどのトリックを公道で行うのは違法行為です!)。

ヤマハ・トリッカーはそんなエクストリームスポーツの世界観をコンセプトに設計され、2004年に発売されたモデル。もう、見た目からして一般的なカテゴリーのバイクとは違います。形としてはトライアルバイクに似ていて、まるでエンジンとフレームしかないようなスリムさ。タンクも小さく、フロント19インチ、リア16インチのホイールは妙に大きく見えます。そのシルエットはまさにマウンテンバイク! それでいて大定番のマウンテントレイル「セロー250」とコンポーネントを共通する信頼性の高い空冷単気筒エンジンを採用し、走行性能は折り紙付きというわけで、もちろんオフロードにも乗り込めますが、街乗りでも取り回しは抜群に良好で、秘かに人気を博していたモデルでした。

「がらむ」さんのトリッカーはノーマルスタイルのまま。一度手放した後、また乗りたくなって再入手という経緯からもアツいトリッカー愛を感じますが、それはやっぱり本車ならではの万能さに惚れこんだからのようです。127kgの軽量な車体を活かし、コントロールを楽しんでいる様子が写真からもわかりますね! あげくにはサーキットにも持ち込まれています! 特別ハイパワーというわけではないものの、割り切ってしまえば初心者からベテランまで楽しめるはずです。

そんなトリッカーのネガティブな要素として挙げられるのが燃料タンクの小ささ。まあ、見ての通りと言ってしまえばそれまでですが、発売当初はタンク容量が6Lしかありませんでした。がらむさんからは「FIの方が燃費もよく、扱いやすく、タンクも1L多く入る」とのアドバイスもあり、ツーリングに使うにはこの点に注意して車両を選ぶのがよいようです。「このバイクを理解して向き合えば、特に不満な点はない」と言わしめる独特のコントロール性を楽しめれば、弱点のないバイクとして長く愛せるでしょう!

トリッカーリアビュー

リアビューからもわかりますが、非常に細いのもトリッカーの特徴。といっても、フレームも共有しているセロー250と同様のサイズであるはずなのですが、ずいぶん印象は違います。セロー250ではホールサイズがフロント21インチ、リア18インチとなっており、それがトリッカーのほうが一回り小さく見える理由のひとつ。

 

トリッカーサーキット

サーキットを疾走するトリッカー。出力20PS/7,500rpmのエンジンに大径ホイールと、サーキット走行には不向きな雰囲気ですが、乗りこなしてしまえばヒザも擦りそうな勢いでしっかり走ってくれるようです。思い通りに車体を操作する楽しみも、安全なクローズドコースでは思う存分実感できますね!

 

トリッカーサイド

こちらは「BBB」さんのトリッカー。燃料タンクの小ささは35~40km/Lの燃費でカバー。「コケる気がしません!」と断言できる軽さと、全体的な重心のマスバランスからくる安定感は「とにかく遊べるBIKEです」!

 

 

<MYバイクコメントより>
■購入動機

以前キャブのトリッカーも所有していたこともあります。知り合いに譲ってしまったのですが、数年後 再び乗りたくなり、FI車を購入。

■長所

BMXのような、トライアル車のスタイルが独特。個性的。あらゆるシチュエーションでも乗りやすい。初心者にも乗りやすい。ベテランライダーがのれば、それなりにこたえてくれる性能。オフロードもオンロードもそこそこ走ってくれる。

■短所

それなりに走りを極めようとするなら、ちょっと物足りない中途半端な性能。だけどソコまでの性能を求めて乗っていないので、特に短所にはならない。タンク容量は少ないけど、ツーリングバイクって訳でもないので、早めに給油を意識すれば、特に短所でもない。このバイクを理解して向き合えば、特に不満な点、短所はないのかも。

■これから買う人へのアドレス

キャブトリッカーよりもFIトリッカーおすすめです。FIの方が燃費良く、安定していて速いし、扱いやすい。タンクも+1L位多く入るので、ツーリングでも苦になりません。

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コメント一覧
  1. BBB より:

    現在はオンロード仕様のタイヤに変えて爽快に走っています!
    これ乗っちゃうと癖になりますので、ある意味危険w

  2. 元トリッカー乗り より:

    最終モデルを購入しましたが、直進で80k出すと飛びそうなくらい怖いです。
    125ccのスクターの方が優秀です。
    高速全く使わない人には取り回しも良いし、いいのではないでしょうか?
    僕には全く合わなく走行1000kで売りに出しました。
    新しくてもデザインは古いのでフレーム性能とかが悪いのでしょうか?

  3. 匿名 より:

    トリッカーは、あのノーマルタイヤがダメなんです。GP-210に換えるだけで化けます。
    私は25000kmほど乗りました。高速タンデムでも90~100km/h巡航が可能でした。
    フロント荷重が極端に少ないバイクですが、事故車でもない限り直進性は良いですよ。100km/hから両手両足を離しても大丈夫です。

  4. KAI より:

    スピード出すと怖いと言う人がたまに居ますが全然よくわかりません。ハズレか整備状態が悪いのでしょう。サーキットでも全開でなんら問題ないです。セロー250のホイール&足使ってオフロードやトライアル、xt250xのホイール使ってスーパーバイクごっこなど改造範囲も広いです。弱点はブレーキかもしれませんが通勤程度なら問題ないです。

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