
バルカンS(649cc)
オーナー:unisonさん
ウェビックコミュニティに投稿されているMYバイクを毎週1台紹介するこのコーナー。今回紹介するモデルはカワサキ「バルカンS」、オーナーは「unison」さんです。
バルカンシリーズはカワサキのクルーザーとして一世を風靡したモデル。ロー&ロングの大柄なボディにカスタム済みのようなバリエーション、クラシックな、ザ・クルーザーというべき見た目、鼓動感のあるVツインエンジンを搭載し、中型モデルもラインナップされてエントリーもしやすい。そんな有名なモデルでしたが、現在の「バルカンS」はちょっと毛色が違います。なにせ、ニンジャ650と同系統の水冷DOHC並列2気筒、出力61PS/7,500rpmの高出力高回転のエンジンを搭載。それでいてシート高は強烈に低い705mm(これ50ccのホンダ・Todayと10mmしか変わりません)、ホイールベースは1575mmというロー&ロング! そう、現行のバルカンSは「スポーツ走行もできちゃうクルーザー」というコンセプトのスポーツクルーザーなのです。
そんなバルカンSをカスタムするとなれば、クルーザースタイルのカスタムよりもスポーツネイキッドのような雰囲気にしたくなるのもわかります。「unison」さんのバルカンSは思い切ってヘッドライトもクラシックな丸目スタイルに。ビキニカウルも搭載して、スポーティな雰囲気に磨きがかかりました。「マイナー車がゆえに社外パーツも少ないので……」とのコメントですが、だからこそイジったマシンには存在感がいや増します!

バルカンSのデザイン上の特徴は涙滴型の異形ヘッドライト。しかし丸目もいっそうネイキッドっぽさが増してカッコいい! とはいえ、同じミドルクラスのスポーツクルーザーにはもとから丸目のホンダ・レブル500も存在します。差別化のためにはセンスが必要ですね!

バルカンSのオーナーが誰しも口にするのがパワフルなエンジン。ドコドコッとしたクルーザーらしいフィーリングはないものの、ワインディングもしっかり楽しめるのはやはりニンジャ650と同系のエンジンであるがゆえ。そんなスポーティさを味わうためにステップ位置はネイキッド的なミッドコントロールですが、オプションパーツでフォワードコントロール的な前進も可能。

バルカンシリーズはクラシックなクルーザーでした……と書いたわけですが、実は最初のバルカンはGPZ400に採用されたものをベースとした並列2気筒エンジンを搭載。50PS/10500rpmを出力するスポーツマシンそのもののパワーを持ちつつ、ルックスはチョッパースタイル!こちらは「エゾ銀狼」さんの「EN400」(バルカンとネーミングされたのは発売後しばらく経ってからでした)。これも個性的なデザインながら、コンセプトは現代のバルカンSに通じるものがあり。先祖返りというべきでしょうか!?
■購入動機
国産のアメリカンで現行のレブル、ボルト、バルカンSを候補にしていましたがアメリカンのようでスポーティーなバルカンSが気になり購入、ネイキッドのような風貌もお気に入りです。
■長所
足つきも良く、パワフルな低速で街中での使い勝手も良い感じです。マイナー車なので他の人と被ることがありません。
■短所
マイナー車がゆえに社外パーツも少ないので弄る楽しみが限られます。
知名度も低いのでそのバイクは何てバイク?と聞かれることが多いです。(それが喜びでもありますが…)
積載スペースがほぼ皆無なのでサイドバッグは必須です。
■これから買う人へのアドレス
足つきが良く安定性があるので大型初心者でも安心して乗れます。650ccですがパワーに関しては一切不満がないのでスタイルが気に入ったのであればお勧めのバイクだと思います。
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けしてパワフルではありませんが、高回転でコロコロと気持ちよく回るエンジンが魅力です。ただ、各部の質感が安っぽいのが残念ですね。