
XL250S(249cc)
オーナー:でんおうさん
ウェビックコミュニティに投稿されているMYバイクを毎週1台紹介するこのコーナー。今回紹介するモデルは「XL250S」、オーナーは「でんおう」さんです。
XL250Sは1978年発売のシンプルな空冷単気筒のオフロードモデル。その外見は目を引く赤いタンクと大きなホイール。オフロードバイクは走破性向上のために、オンロードモデルよりも大きなホイールを装備することが多いとはいえ、XLの23インチというホイールサイズは破格。古いモデルながら、現代でも通用する高いデザイン性と性能の両立を果たしています。その見た目を裏切らない走破性と、バランサーを搭載した振動少な目の単気筒エンジンで成功しつつも、1981年に後継となるXL250Rにモデルチェンジして生産終了。40年が経ちました。
オフロードバイクってその性質上、なかなか古いモデルが綺麗な状態で残っていることが少ないもの。ところがXLはまだわりとタマ数はあり、同世代のオフモデルよりも生き延びている車両が多い印象です。
当時オフロードでは主流だった2サイクルではなく、現代主流の4サイクルを採用したため、アンダーパワーながら信頼性と扱いやすさで幅広い層のライダーに愛された結果といえるでしょう。
そんなXL250S、しかし「でんおう」さんのXL250Sは「XL250RS」という謎のネーミングで呼ばれています。これはXL250Sの後継機「XL250R」のパーツをかなり流用したカスタムメイドだから。さらにあえてフロントホイールは21インチに、電装は12V化のうえ灯火はLED、ETCまで搭載して近代化レストア済。「40年前の車両をレストアするにはそれなりの期間と金額がかかります」というコメントのとおり、たいへんに手がかかっていて、これからもXLを乗り続けよう! というカッコいい姿勢が見えるようです。
■購入動機
XL250Sのレストアでちょっと有名な某SHOPで購入。当初XL500Sを検討していましたが、高値だったことで、XL250SにXL250Rのエンジンを積んだXL250S改を購入。フロント21インチ化、エンジン6速化、電装12Vをリフレッシュし、ウインカー、リアの電球はLED、超薄型12Vバッテリー搭載など超レアなXL250Sです。
■長所
現代版XL250Sと言っていい上出来なXL250Sです。80年代の単車という言葉が合う、カタログデーターの馬力以上にフィーリングの良さを感じます。ETCも搭載し高速OKです。
■短所
オフ車のタイヤは見かけや未舗装路にはイイですが、舗装路にはちょっと・・かな。また、40年前の程度の良い部品を使っているため、結構ヤレを感じる箇所はあります。エンジン掛けはキックのみですが、エンジンが暖まっていないと5、6回はキックの嵐です。
■これから買う人へのアドレス
発注から出来上がりまで1年近く待ちました。12V化はいろいろな方法があると思います。40年前の車両をレストアするにはそれなりの期間と金額がかかると思います。
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なんか俺の知ってるXL250Sと違うと思ったら、Fホイールをインチダウンしてるのね。
23インチじゃない250sって価値無いだろ
前輪23インチにこだわる方が多いですね。今のご時世、値があがるまで家で飾っておくなら純正そのものに価値がると思いますが、通勤メインで乗り換えたので、ロード寄りのタイヤに換えたり、最終はXLR当たりのフロントを入れてディスク化でもイイかなと思っています。それなら別の車両か言い換えたほうがイイかもですがね。価値観はひとそれぞれですよね。
そのとおり!
23じゃなきゃ、250Sじゃない!
新車から乗っています。
左側ガスケット、タイヤ交換したくらいで元気に走っています。
外観も綺麗です。扱いやすく単コロの排気音も快適で本当に良いバイクです。