ヤマハ発動機から、2022年度モデルの「XSR900 ABS」の発売が発表された。昨年から発売日は6月30日、価格は121万円(税込み)だ。車体のデザインは2021年のうちに発表されており、欧州では先行発売。ネオクラシックスポーツの筆頭として存在感を放っているXSR900だが、今回のモデルチェンジでは排気量アップ、運転支援技術の投入などを果たし、外観も大きく変化。80年代のレーシングマシンにならったデザインのほか、往年の「ゴロワーズカラー」をイメージさせる青×黄の「ブルーメタリック」の新色をまとう。
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XSR900 ABS
メーカー希望小売価格:¥1,210,000(税込)
1) ヤマハレーシングヘリテージを反映した新スタイル
レトロデザインに終わらない、最新スポーツモデルのテクノロジーを融合して再構築されたデザイン。「人機一体」の乗車体験のために、足つきやニーグリップへのフィット感も考慮されている。
2) 排気量アップ(845cm3→888cm3)した新エンジン
従来モデルから排気量がアップ。845cm3→888cm3となったCP3(クロスプレーン・コンセプト3気筒)エンジンを搭載。主要パーツのほとんどが新設計されており、軽量化を図られている。また、アシスト&スリッパークラッチ搭載、1・2速のハイギアード化したトランスミッションの最適化によって、優れた乗り味を実現する。
3) 最新の鋳造技術を駆使した軽量新フレームと軽量ホイール
最新の製造技術を駆使した最低肉厚1.7mmの新フレームを採用。横剛性が従来比50%アップし、直進安定性が向上した。また、ホイールは鋳造ながら鍛造に匹敵する強度と靭性を備えた、ヤマハ独自の“SPINFORGED WHEEL(スピンフォージド ホイール)”による軽量ホイールを採用。軽量化によるばね下重量、慣性モーメントの低減に貢献する。
4) 「IMU(Inertial Measurement Unit)」を活用し運転操作を支援する各種制御
2015年モデル以降の「YZF-R1」で実績のある「IMU」のセンサー構成を見直すことで50%の小型化を実現。「IMU」の情報を受け取り車両側にフィードバックする ECUにはトラクションコントロールシステム、スライドコントロールシステム、リフトコントロールシステムが織り込まれる。クイックシフターも搭載。
5) 新丸型LEDヘッドランプやフルカラーTFTメーターの採用
新規開発のLEDヘッドランプは薄型で車体デザインとの融合を狙ったデザイン。また3.5インチのフルカラーTFTメーターを搭載し、回転数に応じて色が変化するデジタルバータコメーター、燃料計、平均燃費、水温計、外気温計、シフトインジケーター (使用ギア表示エリア色反転)、ETCインジケーターの表示機能などを備える。
ブルーメタリックC
ブラックメタリックX
主要諸元
全長 (mm) | 2,155 | |
全幅 (mm) | 790 | |
全高 (mm) | 1,155 | |
シート高 (mm) | 810 | |
重量 (kg) | 193 | |
エンジン種類 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ3気筒 | |
総排気量 (cm3) | 888 | |
最高出力 (PS/rpm) | 120/10,000 | |
最大トルク (N・m/rpm) | 93/7,000 | |
燃料タンク容量 (L) | 14.0 | |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | |
タイヤ | 前 | 120/70ZR17M/C (58W) |
後 | 180/55ZR17M/C (73W) | |
ブレーキ | 前 | 油圧式ダブルディスク |
後 | 油圧式シングルディスク |
情報提供元 [ ヤマハ発動機 ]
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