
CB125JX(249cc)
オーナー:yoshidonさん
ウェビックコミュニティに投稿されているMYバイクの中から、「Webikeユーザー」さんが今乗っているバイク、CB125JXをご紹介します。
モンキー、ダックスなどの懐かしい名前が復刻する最近の125cc。今でこそ都会で便利なコミューターとして、またアジア諸国でのエントリーモデルとしてヒートアップしているクラスですが、1970年代の日本メーカーも今に負けじと、いや今以上に沢山の小排気量モデルを発表していました。高校生が初めて乗るバイクとして、また軽自動車を使うほどではないビジネス用途として、高度経済成長期を支える若者たちに求められた125ccクラスながら、そこでバイクを覚えた若者たちはやがてよりビッグなスポーツマシンに、あるいはツーリングマシンにと乗り換えていき、バイクブームが収束した2000年ごろには、かつてのより取り見取りだったラインナップは消えていました。
しかし今、再度125ccクラスが盛り上がっている今。最新のハイメカミニバイクも面白いですが、"当時の"ハイメカ125ccを見てみるとこれが最高にカッコいい! 今回紹介するCB125JXは1975年発売、それまでのCB125がやや大柄なパラレルツインのモデルだったものを、新設計の単気筒OHC14馬力の軽量なものに変更。スラっとしたシンプルな見た目はいかにもひらひらとしたスマートさながら、新機構である「アトマイザー・プレート」(ブレストファイヤーとかダブルハリケーンの仲間ですか!?)を装備。キャブレター開度に応じて混合気の流速を調整する新機構でシャープな吹け上がりを実現し、見た目を裏切らないスポーツ性を持っていました。
あらためて現車を見てみると、125ccとは思えない高級感のある作りが細部まで行き届いているのがわかります。機械式の二連メーターには12000rpmまでの高回転が刻まれ、メーターベースは濃緑で最上位モデルのCB750Fourなどとデザインベースは同じ。ハンドルやフェンダー、サイレンサーはスチール製でメッキが施されており、これも上位モデルと雰囲気を同じくします。"ナナハン"にあこがれながらも125ccにまたがった当時の青年たちも、この上質なデザインには満足できたのではないでしょうか。
ただし、すでに50年近く前のモデルを現代に維持するのはそれなりに工夫が必要です。オーナー「yoshidon」さんのインプレッションではメカニカルなトラブルも報告。また電装が6Vで、灯火類が暗いというのも旧車ではよくあること。現代の交通環境では厳しい部分もありますから、改造や我慢が必要な個所もあります。機械的な知識も必要でしょう。しかし、だからこそ「バイク乗り」だ、という自信はそういったトラブルや工夫の積み重ねによって生まれるものなのかもしれません。
こちらは 「Webikeユーザー」さんのCB125JX。ラメ、パール、マジョーラといろいろな色が選べる現代にあって、こんな原色一色がどうしてこんなにビビッドに鮮やかに見えるのでしょうか!? 機能からくるデザインの美しさが光ります。
こちらは こちらは「メリーセブン5号」さんのCB125。JXの先代モデルにあたり、パラレルツインのスポーツマシン。こちらのカラーリングは上位ドリームシリーズにも採用されていた「セニア」カラーですね! 落ち着いた大人向けという意味で「セニア(シニア)」と呼ばれるこちら、こんなカッコいいスモールスポーツに乗るシニアライダーがいたら……憧れますね!
■購入動機
古いバイクに興味があり70年代の小排気量を探していました。
見つけた時は錆びれた町の小さなバイク店、隅っこに埃をかぶって
何十年も置いてあった状態でした。
レストアして楽しむために不動の状態で譲っていただきました。
用途は近場のBグルメツーリングや早朝の絶景ポイントトコトコツーリング!
現代の原付二種に比較車種は有りません。
■長所
年式が古いため現在の原付二種には無い迫力のサウンド!吸排気音も125ccにしては十分迫力があります。車体も軽量で104kgの車体に14psと十分なパワーがあり現行車種と同等以上に走ります。ポジションは殿様ポジション、景色を見ながら安全運転で走るならこれ以上のバイクは必要ないとさえ思えます。見た目はこれぞネイキット然としたスタイル、ソリットカラーが今では斬新に感じます。以前SR400も乗っていましたがそれよりも前に発売、この単車はネイキッドスタイルを確立したバイクだと思います。
■短所
6Vなので計器類が暗くウィンカーが視認しずらい、ライトが暗い等今の時代に対応するため12V化+シールドバッテリー化しました。点火系がポイント点火なため、まめにメンテナンスしないとアイドリングが不安定。キッチリやれば問題ないです。フロントブレーキも油圧ではなくメカニカルブレーキなのでキチンとメンテしてないと利きはぬるいです(^^;)ニードルベアリング等整備し自分としては満足する利きになりました。
■これから買う人へのアドバイス
レストア中は純正キャブレターの部品が手に入らず中華のキャブ仕様でアイドリング不安定に悩まされました。12vした影響かイグニションキ―の配線溶接が溶けて走行不能に数回、そのたびに直結して帰って来ました。
今は納得のセッティングが出たので調子良くツーリングを楽しめています。
新品部品は極一部しか出ません。自分で考え工夫しながら維持できなければ手を出すバイクではないですね。それを楽しめるなら他の人とは違う、楽しいバイクライフがおくれると思います。
購入からのレストア内容については私のブログに詳しく書いてあります。
https://ameblo.jp/koronnosuana/
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