デスペラード800X(805cc)
オーナー:P2太郎さん

ウェビックコミュニティに投稿されているMYバイクの中から、「P2太郎」さんが今乗っているバイク、デスペラード800Xをご紹介します。

今となっては昔の話、日本製クルーザーが一世を風靡した時代がありました。ヤマハのビラーゴを筆頭に、ドラッグスター、ロードスター。ホンダからはスティード、シャドウ。カワサキからもバルカンなどのモデルは、ジャパニーズアメリカンなどとも言われつつ、国産らしい頑丈さや他メーカーと差を付けようという努力を感じられるデザインなどによって、今なお魅力的なモデルの数々が90年代には各メーカー目白押しでラインナップしていました。

そんな中、1996年にスズキから発売されたクルーザーの一角が「デスペラード800」です。チョッパースタイルの細身なクルーザーではなく、フラットなタンクと130/90サイズの極太タイヤで「ロー ロング ストロング」をコンセプトに設計されたデスペラードは独特の存在感をもっていました。

デスペラードのルーツは1985年のイントルーダー800。水冷Vツイン50PSのパワーを生かして、1990年にはVX800というスポーツネイキッドも登場しました。これがスズキ初の750ccオーバーモデルだった……というのは置いておいて、スポーツ走行も可能なポテンシャルを秘めたエンジンだったわけです。これをベースとしたデスペラードは、見た目こそマッチョなクルーザーながら、よく見るとフロントフォークが倒立(!)剛性の高い16インチのキャストホイールを装備し、ブレーキディスクはフローティング(!)そしてさらにスポーツを強調したビキニカウル・アンダーカウルを装備したデスペラード800Xが登場。クルーザーの常識をぶち壊す装備を満載したスポーツクルーザーこそが、デスペラード800だったのです。

しかし常識の壁はぶ厚かったのか、2005年登場のブルバード800に後進を譲ったのち、デスペラードはなかなか見かける機会のないレア車両となりました。しかし、「P2太郎」さんのデスペラード800Xはほとんど純正のスタイルを残し、その個性的カッコよさを今に伝えています! しかしレア車両の悩みとして、コメントでは「まともに走れるまで半年以上修理に時間がかかりました。やはり、信用出来るバイクショップで購入する事をおすすめします。」との苦労をにじませる一言。程度のよい車両を探すのも大変な車種ながら、欲しいと思った方が運よく出会えることを願っています!

こちらは 「キャウジー」さんのデスペラード800X。ブラックアウトされた車体に光るゴールドのピンストライプは、一見カスタムペイントに見えますがなんと純正!!

こちらは 「ワン」さんのデスペラード800。「ロー ロング ストロング」なスタイルがリアビューでは際立ちます! ところでエアクリーナーカバーに見えるものは、実は小物入れだそうです。

<MYバイクコメントより>
■購入動機
昔乗りたかった大型のバイクに乗りたくなり購入。
■長所
独特のフォルムとクルーザータイプにしては加速がよく、走りも安定している点。
■短所
カスタムパーツが少無い事。それからヘルメット用のロックや荷物をかけるフックすらないので積載性はかなり貧弱な点。
■これから買う人へのアドバイス
大手の買取販売しているチェーン店からこのバイクを購入したのですが、何も整備していないのに整備費を取られまともにアイドリングすら出来ず、まともに走れるまで半年以上修理に時間がかかりました。やはり、信用出来るバイクショップで購入する事をおすすめします。

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