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BMW・R1250GSレビュー

ウェビックコミュニティのMyバイクより、実際に乗っている・乗っていたオーナーの声を基に様々なバイクを紹介する「オーナーレビューまとめ」。
今回は、「R1250GS」についてオーナーの生の声をお届けします!

ぶっちゃけR1250GSってこういうバイク!

世界的なアドベンチャーツアラーブームが巻き起こってますが、その草分け的な存在であり、今なおトップブランドとして君臨しているのが、このBMWのR1250GSシリーズです。

アドベンチャーツアラーとは、言ってみれば世界一周のようなチャレンジングな旅に出かけるためのバイクであり、その特徴は…

①高速道路を含む舗装路が快適で疲れず、
②長い航続距離を持ち、
③長旅のための大荷物が積めて、
④未開の地を突き進むためのある程度のオフロード性能も持ち合わせている。

…といったところ。こう箇条書きで書き連ねるのは簡単ですが、1台のバイクの中でこれらのキャラクターを成立させようとすると非常に難しいことになります。

世にあるアドベンチャーは、この4つの特徴のうちどれかを特化する代わりに、どれかの性能にはちょっと目を瞑ったり…。ちょうどいい落とし所を探して、独自のアドベンチャーモデルのキャラクターを作っているわけです。

R1250GSシリーズがすごいのは、これら4つの性能にいっさいの妥協がないことです。BMWとして①の快適性は言わずもがな。②はスタンダードでタンク容量20ℓ、上級モデルのR1250GSアドベンチャーになると、タンク容量はなんと30ℓを確保し、計算上の航続距離はなんと630kmを誇ります。

③に関しては、車両重量(R1250GSアドベンチャー)の278kgの車体に対し、許容車量総重量はなんと485kg。この数値はライダーやパッセンジャーを含めての数字ですが、200kg以上もの重さに耐えながら、しっかり性能が出せるということです。実際、3パニアを付けた場合の走りやすさは群を抜いている印象を受けます。

そして問題は、④のオフロード性能です。①~③までは、ほぼ高速ツアラーの要素と言ってよく、1つのバイクの成り立たせるのはそれほど難しいことではありませんが、オフロード性能に関しては全く別。オフロード走行には①~③とは真逆の特性である車体の“しなやかさ”や“軽さ”が求められるため、そのバランスが非常に重要になります。

ましてやR1250GSアドベンチャーは278kgもある超重量級マシン。未舗装路を走るなんて…と思うかもしれませんが、R1250GSは非常に高いオフロード性能とそれに見合う高い耐久性を実現しています。

以上のような理由から、R1250GSは世界一周の相棒にベストと言えそうですが、まぁそんな旅に出られるライダーはごく一握り。ただ“やる”、“やらない”は別として、R1250GSに乗っていれば、“世界一周にだって出かけられる”というロマンが我々ライダーにとってはとても大切なのではないでしょうか?

そんな壮大なイメージもあってでしょう、GSのスタンダードモデルとアドベンチャーでは、とどうせならと燃料タンク30ℓのR1250GSアドベンチャーを選ばれる方が多いようです。

WebikeユーザーはR1250GSをどう感じている?

詳細はコチラをクリック

R1250GS
新車平均価格:303.98万円
中古車平均価格:288.11万円
口コミ件数は2022年6月27日現在で5件

オーナー平均満足度は5点満点中で4.25!(評価人数:94人)

特筆すべきは走り、燃費、ルックス、積載性と4項目が4点を超え、トータルで4点を超えていることでしょう。
弱点らしい弱点といえば、3点台となったとりまわしぐらいでしょうか。

それでは、Webikeユーザーの声を見てみましょう。

まず、「アドベンチャー界の王様」「まさに長距離走って困る事は無い」など絶賛する声が目立ちます。

やはり乗り心地の良さは圧倒的なようで、特にテレレバーという独自のフロントサスペンションがその快適性に大きく作用しているようです。また従来よりも低速トルクが豊富なため、例えばUターンのような低速操作がしやすいとのことです。そして何と言っても積載性。文句のつけようがないようです。

一方のネガティブな意見ですが、『金以外で困る事は何もないバイク』という声があるように維持費が高いという声も挙がっています。高級外車なので、整備費用などそれなりの出費は覚悟が必要のようです。取り回しや足つき性はもちろん悪いのですが、GSオーナーとなる人は覚悟の上でしょう。

R1250GSオーナーの声

良いところ

・超トルクフルなエンジン
・まさに長距離走って困る事は『無い』
・テレレバーのおかげで挙動が安定している
・22km/Lの好燃費を記録
・シートの設計が良くてお尻が痛くならない
・ステータスがある

悪いところ

・『金以外で困る事は何もないバイク』
・ハンドルが遠くて幅広なので肩が凝る
・最初は沈まないフロントサスに戸惑うかも
・多機能メーターの使い勝手がイマイチ

R1250GSオーナーの声

購入動機・用途・比較車種 防風性と積載性の良好な車両が欲しくなった。水平対向エンジンとテレレバーも体験してみたかった。
ツーリング先で林道に寄るかも?という欲張りな性格が祟って前評判の高いプレミアムラインを選択。
長所・満足な点 防風性・積載性は大満足。
テレレバーのおかげで前後の挙動も穏やかで、確かに疲労は少ない。
燃費も悪くない。
大パワーと強い直進性で、高速道路は得意科目。
タイヤ幅が細く、荒れた舗装化林道にもグイグイ入っていける。
水冷R1200系のエンジンに比べ極低速で粘るのでUターンも楽勝。
ツーリング目的なら多様な状況に対応できるお勧めバイク。
短所・不満な点 【オンロード】
フロント19インチの影響か、アンダーステア気味。
上手く走った気にさせる味付けだが、舵角に頼らぬ走りになって実は危険なのではないか???切り増したい感覚が付きまとう。
アドベンチャータイヤは大パワーを受け止めきれず、旋回中にトラクションコントロールが作動することも。
一般的なオフ車に比べてもハンドルが遠く広く高いので違和感。長時間だと肩が凝る。手の長さが足りずフルロックでの操作が困難。
【オフロード】
シート形状やエンジンの張り出しがあるので、リーンアウトで足付いてグリグリ回るとかできるのかな??
スタンディングをするとハンドル形状に納得。
これから買う人へのアドバイス ●SSは追い回せない
「SSを追い回せる」などのインプレが散見されますが、「思ったより走るので驚いた」という程度。タイヤによっては迫れるのかな?

●トルクリアクション
普段はあまり気にならないが、コーナーリング中にシフトアップするとバンク角が変わってヒヤっとすることも。

●プレミアムスタンダード or プレミアムライン
・プレミアムラインはプレミアムスタンダード比べて明らかに乗り心地が良い。ディメンションもバンク角も違うので、体格が許すならプレミアムラインをお勧めします。
・ロッドを社外品のローダウン仕様に替えると更に車高が下がるが、その結果ハンドリングの犠牲が顕著に。そこまでするなら他の車両のほうが幸せになれると思う。

●GSは体格を選ぶ
・足つき以外にもゲルマン人との体格差を思い知る。
ハンドルが広く遠いので社外品ステムやハンドルで手前に寄せると、フロント荷重が抜けて曲がらないバイクに。なお社外品のハンドルは少ない。
・座面を低い側にすると、相対的にハンドル高が上がって殿様乗りになりお尻が痛くなる。座面を高い側にすると快適だがシート高870mmは伊達じゃない。
・結局、どこも弄らないのが一番という結論に。

想定されるライダーの体格がドイツ人なので、日本人仕様に弄ろうとするとバランスが崩れて大抵悪い結果になってしまう。大柄な体格と「BMWの設計思想に随いていくぞ!」という信仰というか決意が必要だと思う。

●器用貧乏か?
長距離ツーリングを快適に、フラットダートをある程度走れるバイクが欲しい人には最適。スポーツツアラーやビッグオフが欲しい人は、別のバイクの方がいいかも。
目的に合致していれば、文句ない良く出来たバイクだと思う。
自分はあまりオフには行かないからRTでも良かったかな。

購入動機・用途・比較車種 BMWのC650sportに乗っていたがアドベンチャータイプに乗りたくなって。
ツーリング、キャンプツーリングがメイン。
長所・満足な点 とにかくカッコ良く、ステータスがある。
走り出せば操作性も良く重さを感じない。
シートがいいので、尻の痛みを感じずどこまででも走って行ける。
短所・不満な点 重たいので取り回しが大変。
車体カラーの選択肢が少なすぎる。
TFTメーターの使い勝手がイマイチわかりづらい。
特に、トリップメーターをリセットするのが面倒くさい。
これから買う人へのアドバイス BMWのオートバイは、どれも最高だと思います。
車種や金額も色々あるんで、自分に合った(気に入った)BMWを見つけて欲しいです。
購入動機・用途・比較車種 30歳記念、陸の王者の実力が気になったから、嫁と二人乗りをしても走りが退屈にならないバイクが欲しかったからなどの理由
長所・満足な点 装備面では、キーレスライドが感動でいちいち鍵をさして回してという時代はもうすぐ終わりを迎えるなと感じられます
クルーズコントロール、グリップヒーター、ETC.ナビステー、ラゲッジラッグなどが元からデザインの一部として成立しているのは日本車には無い特徴です。
走りの面では、ショックを受けるレベルで軽快な切り返し、超トルクフルなエンジン、コーナリング中や高速巡航時のビシッとした安定感。路面のギャップが気にならなくなるしなやかなサスペンションがすごい。そして燃費はリッター22キロ!スゲー。まさに長距離走って困る事は『無い』
短所・不満な点 やはり維持費。バロンで買った国産リッターSSと同じくらいキロ当たりのお金がかかっている気がします。更に1日1000キロ走っても疲れないことが問題に拍車をかけていて、月に3000とか平気で走ってしまう。
ディーラーの言いなりで月1000キロ走る方は年間出費は20万+ガソリン代がかかる場合があります。更にローンで買った人は収入やローンプランによってはチョットキツイカモシレナイ…。ディーラーよりバロンで買うの方が良い場合もあるか…?
これから買う人へのアドバイス エンジンガードは必ず付けましょう。
凄まじいまでの足回り、エンジンの熟成、合理的なフレームなどが相まって感動的で魔法がかかったような素晴らしい走りをしてくれます。ただそのスペックの維持には金がかかるというだけで、その価値もあるとは思います。
『金以外で困る事は何もないバイク』です。
最初はエンブレが少しきつめで、沈まないフロントサスに戸惑うかもしれませんが、リッターバイクはこう走らせるものだと言うのをキチンと実践していれば消化できる問題です。
後、あまりに扱いやすいからと言って油断しない事!250キロの車重は忘れた頃に貴方に冷や汗をかかせにきます(実感)

 

 

R1250GS Adventureとの違いは?

R1250GSオーナーにとって真っ先に気になるのは、R1250GS Adventureかもしれません。こちらはスタンダードのGSよりもビッグタンクを採用することで航続距離が長く、巨大なボディが特徴です。車重もスタンダードより重いです。しかし、ロングツーリング主体のライダーにとってはR1250GS Adventureは気になる存在でしょう。

 

R1250GS Adventureのオーナーの声まとめ
・燃料が30リットル入ることで巡行距離も600km以上とメガ級
・乗車ポジションが楽で目線が高く長時間の運転も苦にならない!
・積載性が抜群で、キャンツーで大活躍
・抜群のコーナーリング安定性、走り出すと嘘みたいに軽い
・K&Hのシートに交換すれば、170未満の方でも、両足の半分がつくようになります
・とにかくでかい上に重い。取回しに気を遣います。パニアケースつけるとさらに大変かも

新車平均価格:309.5万円
中古車平均価格:292万円
オーナー平均満足度4.13(評価人数:119人)
口コミ件数14件

R1250GS Adventureの口コミはコチラをチェック

R1250GSのライバルをチェックする

アドベンチャーツアラーの王者、R1250GSですが、“王道”を極めるあまり、そのキャラクターは全方向にバランスがいいと言えます。なのであえてライバルを選ぶなら、“よりオフロード性能が高いモデル”や、“よりロードスポーツ性能が高い”モデルはいかがでしょう?

前者の代表は、ホンダのCRF1100Lアフリカツイン。R1250GSのフロント19インチホイールよりもさらに大きい21インチスポークホイールを採用しているのが特徴です。

一方、後者の代表は、スズキのVストローム1050/XT。フロントタイヤはR1250GSと同じ19インチサイズですが、より剛性の高いアルミフレームを採用しているため、よりロードスポーツ性能が高く、ワインディング走行もしっかり楽しめます。

それでは、ライバルの口コミが気になる方は、コチラもチェックしてみましょう!
※オーナー平均満足度や口コミ数は2022年6月27日現在です。

CRF1100L Africa Twin Adventure Sports


CRF1100L Africa Twin Adventure Sports
新車平均価格:207.91万円
中古車平均価格:179.23万円
オーナー平均満足度3.93(評価人数:117人)
口コミ件数11件

CRF1100L Africa Twin Adventure Sportsの口コミはコチラをチェック

V-STROM1050/XT

Vストローム1050XT
新車平均価格:148.29万円
中古車平均価格:138.04万円
オーナー平均満足度4.12(評価人数:76人)
口コミ件数16件

Vストローム1050XTの口コミはコチラをチェック

 

関連記事はこちら
https://news.webike.net/bikenews/205700/

 

現行車種のスペックや新車・中古バイクはこちらから
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コメント一覧
  1. 匿名 より:

    足付きは意外と良かったような...

  2. ライバル より:

    最も近しいライバルは欧州ではKTMじゃ無いでしょうか?
    快適性のBMW、エンジンの過激さと軽るさのKTM

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