当記事は2022年1月19日に「ベストカーWeb」に掲載されたものです。

●文/ベストカーWeb編集部 ●CG/SHINGRAPHIC、写真/HONDA

スクープ! ホンダが2022年に向けて、ホーク1100(HAWK1100)なるモデルをスタンバイしているというウワサをキャッチ。ホークと言えば、1970年後半の400cc/250ccの中型バイクとして有名だが、今回は1100ccになるという。

その姿を編集部でCGにするとともに、令和版ホークの全貌を予想してみたい!

レブル1100がカフェレーサーに!? アフリカツインのエンジンがベース

2021年に発売されたホンダのクルーザー・レブル1100が好調なセールスを記録した。二輪車新聞の2021年販売推計は3157台で251cc以上の5位にランクインしており、今年もまだ人気が継続する勢いだという。

そして、矢継ぎ早にレブル1100のネイキッド版といえるニューモデルが2022年に発売されるというのだ。その名も「ホーク1100」というウワサで、1970年代の懐かしいネーミングが復活することになりそうだ。

エンジンはレブル1100と同様、CRF1100Lアフリカツインがベースの水冷並列2気筒1082ccを採用し、骨格もアフリカツインのフレームを使用するようだ。一方、コンセプトは、クルーザーながらスポーティなレブル1100の走りに、より磨きをかけたスポーツネイキッド仕様となる。

ただし、普通のネイキッドにする訳ではなく、ロケットカウルを装着して丸型のヘッドライトを採用するという。足まわりは前後17インチのキャストホイールにラジアルタイヤを装着し、スタイリッシュでワインディングロードを気持ちよく駆け抜けるカフェレーサーモデルになりそうだ。

編集部が予想するホンダ・ホーク1100の姿。国産車で本格的なロケットカウルが標準装備されたモデルは、1991年のバンディット400LTD以来になりそう

ホークといえば思い浮かべるのは1977年のホーク-II CB400T。やかんタンクという愛称で現在も根強い人気のモデルだ。同じ並列2気筒エンジンを採用することがホークの由来だろう

ホーク1100はアフリカツインのセミダブルクレードルフレームを使用する模様。後半のシートフレームはオンロードスポーツ向けに新作されるだろう

ホーク1100=ブロス説!? 1980年代末にあったホンダのラインナップと一致

2019年のCRF1100Lアフリカツインを皮切りに2020年にクルーザーのレブル1100、2022年3月にオンロードツアラーのNT1100と急速に機種を広げる並列2気筒エンジンシリーズ。これに2022年夏頃にネイキッドスポーツのホーク1100が追加されると予想されており、全4機種展開となりそうだ。

これは、1980年代末のアフリカツインを始めとするラインナップ展開と一致しており、ホンダとしても意識している部分がありそうだ。旧アフリカツインは狭角52度Vツインエンジンを採用しており、1988年にクルーザーのスティード、ネイキッドスポーツのブロスとともに3車種がほぼ同時にデビューしたのだ。

加えて同系の52度Vツインエンジンを採用したオンロードツアラーのNT650Vドゥービルが1998年に欧州で発売されており、これもアフリカツインの並列2気筒エンジンを採用したNT1100とポジションが一致しているのが面白い。

かつての52度Vツインエンジンと今の並列2気筒エンジンには共通点があり、ともにクランクシャフトを捻るようにずらして、振動の少ないレイアウトにしている。フラットトルクで扱いやすい2気筒ならではの出力特性と低振動の快適さが、オン・オフ問わず様々なジャンルのモデルで活用できる汎用性の高さに結びついているのだろう。

ホーク1100のベースはアフリカツインの並列2気筒1082ccエンジンで写真はDCTタイプ。クラッチ操作不要で自動変速も行う。カムシャフトはSOHCで高性能を狙わず扱いやすさを重視している

1988年1月に発売されたブロス プロダクト1/2。写真は1(ワン)で旧アフリカツインと同じ647cc、2は398ccだった。個性派ネイキッドスポーツで、これがホーク1100のポジションと一致する?

1988年1月に発売されたスティード600/400。写真は600でスティードのみ大型は583ccとなり、あえて振動が発生するクランクシャフトにされていた。レブル1100はこれとポジションが一致する

1988年5月に発売された旧アフリカツイン。1986〜1988年にかけてパリ・ダカールラリー3連覇を達成したNXR750をイメージした公道モデルだ。こちらは647ccの52度Vツインエンジンを採用

なぜ今、ホークと名付けるのか?

ホンダが初めて「ホーク(HAWK=鷹)」の名を主として使ったのは、1971年のボンネビル世界最高速度記録車だった。ホンダのウイングマークと、アメリカで速くて強いイメージを持つホーク=鷹がこのマシンにはピッタリだったからと思われる。

その後、1977年発売のスポーツバイク・ホークI/IIでこの名が採用されることになるが、ホークには輸出車もあったので、日本よりもアメリカなど海外を意識したネーミングだったと伝えられている。

日本においては、並列4気筒エンジンを採用していたCB400フォア(1975年)やCB360T(1973年)の後継モデルとして、「2気筒でも十分なパワーがある新世代400スポーツ」をアピールするために、従来のCBに加えて力強いの印象ペットネームとして「ホーク」を採用したのだ。

しかし、令和の時代は事情がちょっと異なるようだ。新型車に新たなネーミングを採用するには、多くの費用と時間をかけて商標登録する必要があるが、すでに中国などでありとあらゆるネーミングが登録されていることから、「昔の名前」で出すバイクやクルマが多くなっているのだ。

「ホーク1100」のネーミングの狙いは定かではないが、鷹のように羽ばたくモデルを期待したい!

初のホーク(HAWK=鷹)は、1971年のボンネビル世界最高速度記録車。CB750エンジン2基+ターボで464.4km/hを記録した。アメリカでの鷹の速くて強いイメージから採用されたという

情報提供元 [ ベストカーWeb ]

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