当記事は2022年1月20日に「ベストカーWeb」に掲載されたものです。

●文/ベストカーWeb編集部 ●CG/SHINGRAPHIC、写真/HONDA

1958年の初登場から60年以上の超ロングセラーを誇るホンダ・スーパーカブシリーズ。2022年は、スーパーカブ110がディスクブレーキを採用するとの情報をキャッチした。

スタンダードグレードでは初の装備に加え、ABSやキャストホイールも採用するなど大きな節目を迎える。これにはカブの購入層における趣向の変化も影響しており、ブーム下のカブをとりまく状況も解説する。

2022年型はクロスカブ110も含めて足まわりやエンジンも完全刷新!?

ほとんど形を変えずに60年以上も日本人の生活を支え続けてきたホンダのスーパーカブ。現在は50ccと110ccモデルの二つの排気量帯で販売が続いており、2022年型では110cc版がフルモデルチェンジするとの情報をキャッチした。

最も大きな進化は足まわりで、なんとカブにディスクブレーキとABSが装備されるというのだ。これは、初代スーパーカブ以来の流れを受け継ぐスタンダードグレードでは初の装備。見た目にノスタルジックなドラムブレーキが見られなくなることを惜しむ声が聞こえてきそうだ。

さらに、前後ホイールは従来のスポークからキャスト製になるという。これによってスーパーカブの外観が一気に近代化するはずで、再現してみたのが編集制作のCGとなる。リアルクラシックだったスーパーカブがネオクラシックのジャンルに入れられそうなくらいの変わり映えだ。

もちろん、スーパーカブ110をベースとするクロスカブ110も同様の変更を受けることは確実。エンジンは、すでにタイで発売されている新型スーパーカブ(110cc)の完全新設計ユニットを採用することで、排出ガス規制に対応しつつ性能維持を図るだろう。ともにこの春のデビューが予想されている。

2022年型ホンダ・スーパーカブ110予想CG。フロントディスクブレーキに前後キャストホイールを装着しただけでもこのようにイメージチェンジする(CGイラストは編集部で制作したもの)

2022年型ホンダ・クロスカブ110予想CG。スーパーカブ110と同じ変更を受けるとの情報でABSはフロントのみ作動でリアはドラムブレーキを採用する(CGイラストは編集部で制作したもの)

趣味バイクとしてのニーズに応え、走りや装備に磨き!

2018年に60周年とともに世界生産累計1億台を達成したスーパーカブシリーズは、当初は最新鋭のコミューター、つまり生活の足として受け入れられたもの。

その売れ行きは凄まじく、1958年8月から月産3万台という従来の10倍にあたる生産を埼玉県和光工場でスタートさせたが、その後も大量のバックオーダーを抱え、1960年にはカブ専用の工場(後の鈴鹿製作所)が急きょ建設されたほどだった。

ところが現在は、昭和テイストの外観や装備で趣味のバイクとしてスーパーカブシリーズは人気となっている。こうしたユーザーの趣向の変化を受けて2013年にクロスカブ110がデビュー。2018年にはシリーズ最大排気量のスーパーカブC125、2020年にはCT125ハンターカブと趣味=ファン領域のカブシリーズが拡充され、いずれもヒットモデルとなっている。

このカブブーム下で、本来の生活=コミューター領域と趣味=ファン領域でどっち付かずだったスーパーカブ110も装備のアップグレードで趣味領域へ舵を切るだろう。足まわりの進化で走りはスポーティになるはずで、ツーリングがより快適に楽しくなるはずだ。

また、これまでに採用されてこなかったギアポジション表示や時計がメーターに表示されるという情報もあり、かなりスーパーカブC125に近づくコンセプトになりそうだ。

趣味のカブとして愛好されているスーパーカブ110とクロスカブ110。販売は好調で2020年6700台/4400台、2021年8100台/8400台と伸びている(CGイラストは編集部で制作したもの)

カブツーリングの一コマ。原付2種版のスーパーカブ110やクロスカブ110は趣味のオーナーが多い。カブは燃費がいい、どこに行っても警戒されない、風景に溶け込むといった声が多く聞かれる

シリーズ最上位モデルとして2018年に登場したスーパーカブC125のメーター。中央がギアポジション表示で、ロータリー式ミッション(停車時)のカブにかなり嬉しい装備。新型110もこうなる?

50cc版のスーパーカブはどうなる?

初代モデルから直系のスーパーカブと言えばやはり50cc。こちらも2022年モデルが用意される模様だが、110ccの原付2種版とは異なり、大幅なモデルチェンジは見られないかも知れない。

というのも、令和2年排出ガス規制への対応が原付2種は2022年11月がリミットなのに対し、50ccの原付1種は2025年11月までとリミットが延長されているからだ。また、2021年10月がリミットだった2輪用ABS義務化についても50ccは免除されているため、今回の110cc版のようにモデルチェンジする必要がないのだ。

さらに、原付1種カテゴリーの出荷実績においても、2018年以降、スーパーカブシリーズは急激に台数を落としており、このまま推移すると電動モデルに取って代わられる可能性もあるだろう。

2023年には、ホンダは一般向けの電動コミューターを発売するという噂もあり、もしかするとそれはEVカブになる!?

現行のスーパーカブ50は、2012年に中国生産になった仕様がベースで2018年にモデルチェンジするとともに熊本製作所に生産が移管された。2022年型はカラー変更や追加などが実施される?

スーパーカブ50はシェアを落としている(肌色部分)状況で、ビジネスとしては役割を終えつつある現状だ。ホンダによると2014年には2万台ほど出荷されていたものが2020年には半減している

ホンダの2輪EVは企業向けリースのみで一般販売はまだ行われていないが、2023年に一般向けEVのデビューが期待されている。そうなるとEVカブ(写真はコンセプトモデル)しかない?

情報提供元 [ ベストカーWeb ]

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コメント一覧
  1. 匿名さん より:

    ディスクブレーキよりも、キャストフォイール化された方が嬉しい!
    パンク修理が楽ちん!

  2. トッカリ より:

    50cc版もキャストホイール化を希望します。

  3. より:

    キャストホイールは信じていいですか?

  4. 匿名 より:

    ABS代として4万円プラスってところですかね?
    記事通りだとしたらC125との差別化をどうするか?がネックになりそう

  5. リアリスト より:

    価格アップ次第でしょうね。まず、ディスク化が先でしょうね。実用としても、趣味的にしても!

  6. おじさん より:

    かなり前からキャスト化が噂されていたので変身前にと現行110の濃紺バイクを買いました。
    黒スチールBOXをリアに積みビジネスバイク風にアレンジ。ケースに磁石付けてビジネス感をアップして気分は元ビジネスマンのおっさん。
    昔乗ったカブよりギアのガチョン感がマイルドになっている気がしました。

  7. なにあおり? より:

    この記事の記者もチェックする上席も大丈夫ですか?
    単にABS装着政府干渉に対応しているだけで売れている今
    負担をユーザーが意識買い控えしずらいからメーカーは対応しているだけ

  8. ヤス より:

    学生時代に90ccカブでバイトしてたんだが、時速70キロくらいから短制動しようとしたら止まりきれず、やむなく路肩へ回避したことがあった。
    50ccのカブはそれ以前からほぼ毎日乗っていたし、別途250ccのバイクも持っていて、ディスクブレーキだったら余裕で止まれる感覚だった。が、期せずしてこん時は、ドラムブレーキ性能の限界を思い知った。

  9. 匿名 より:

    カラーバリエーション次第で即購入

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