ウェビックコミュニティのMyバイクより、実際に乗っている・乗っていたオーナーの声を基に様々なバイクを紹介する「オーナーレビューまとめ」。
今回は、スズキ「KATANA」についてオーナーの生の声をお届けします!

ぶっちゃけKATANAってこういうバイク!!

「スズキの名車は? 」と聞かれて真っ先に思い浮かぶのがGSX1100Sカタナ。この80年代のバイクであるGSX1100Sカタナをモチーフとして、現代の技術と装備をもって2019年に復活を遂げたのが、現行モデルのカタナです。

車体のベースは、現行モデルのGSX-S1000。この水冷直列4気筒998ccエンジンを搭載したネイキッドのエンジンと車体をそっくりそのまま使い、カタナらしいエッジの効いたデザインに仕上げています。

面白いのはこの新生カタナ。そんな成り立ちが往年のGSX1100Sカタナと非常に似通っていることでしょう。往年のカタナは社外で発表されたデザインをスズキが気に入って購入。GSX1100Eをベースに製作したという経緯があります。

一方の新生カタナも、GSX-S1000をベースにしたカスタム車両のデザインを、スズキが購入して市販モデルへとアレンジしたという経緯があります。奇しくも“社外のデザインをスズキが購入して市販化する”ところが一緒というわけです。40年以上の時を経て生まれたモデルに同じような共通点があるのが非常に面白いですね。

さて、ネイキッドモデルのGSX-S1000をベースに作られた新生カタナですが、面白いのは乗ってみるとベースモデルのGSX-S1000とはキャラクターが大きく違っていることでしょう。

特に2022年にモデルチェンジして電子制御スロットルを得た最新型は、ベースGSX-S1000、兄弟モデルのGSX-S1000GTともかなり異なった味付けが施されています。ネイキッドモデルのGSX-S1000はスポーツバイクの王道ともいうべきニュートラルなキャラクターなのに対し、フルカウルツアラーのGSX-S1000GTは、より旅向きの安定感重視の車体セッティングが施されています。

カタナはというと、これが真逆。硬めのよりスポーティな足回りが与えられており、タイヤも兄弟モデルとパターンは同じものの内部構造を変更。エッジの効いたアジャイルな走りがその持ち味になっています。

また、そもそものスタートがデザイン優先で生まれたため、タンク容量が12lと少なめで航続距離が短めだったり、積載性があまり考慮されていなかったり、ツーリングユースでは使いにくい部分もあります。ただそれらは全て、このエッジの効いたデザインのためと思えば納得できるでしょう。

WebikeユーザーはKATANAをどう感じている?

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KATANA

新車平均価格:149.49万円
中古車平均価格:140.52万円
口コミ件数39件
※データは2022年7月12日現在

オーナー平均満足度は5点満点中で3.56(評価人数: 242人)

特筆すべきは走り、ルックスの2項目が4点を超えていることでしょう。
とくに、ルックスが気に入って購入というケースが多く感じられます。

それでは、Webikeユーザーの声を見てみましょう。

Gimletさん
現代の技術で作られたKATANAに乗ってみたかった。

ISAさん
デザインが好きです、特にアッパーカウルのヘッドライト横の先端部分は、刀の矛先のようにシャープで、カッコイイです。

マーさん
スタイルが気にいるのは当たり前ですが利便性や燃費など気にする方は辞めたほうが良いかと思います。

デジデリヨさん
リッターせいぜい15~20くらいしか走らない上、タンクが12Lと小さく、航続距離が短い。

こうして見ると、まずスタイリングについてのコメントが目立ちます。心底、KATANAに惚れていて、利便性はある程度我慢しているという声が一定数あったことも印象的です。
「ネガな部分も含めて愛おしく感じる、そんなバイクです」というコメントがありましたが、まさにそうなのかもしれません。

KATANAのざっくりまとめ

良いところ

・唯一無二のスタイル
・215kgの割に重心が低く、比較的軽い
・ポジションが楽、ハンドルも近いので押さえ込みが効く
・純正とは思えないほど良い音
・アフターパーツが多くカスタマイズが楽しい

悪いところ

・タンクが小さく、積載性が低い
・(初期型に関して)見た目だけを磨き過ぎ、もっと商品全体をブラッシュアップしてほしい
・クラッチが重いので渋滞とかはすごく疲れる
・足着き性が悪い

KATANAオーナーの声

ここでは数ある口コミの中でも特に印象的だった声を紹介します。

購入動機・用途・比較車種 (いろいろありまして)とうとう軽自動車以上の排気量へ。年間5000kmも走らない奴には見て楽しめるバイクがイイよやっぱり。
でもフルカウルとかセパハンは乗り方が窮屈なのがわかったのでアップなバイクの世界へ。セパハン乗るときは別のバイクもあるしという隙の無い布陣。
長所・満足な点 鼻が長いところがS1000より好き。カチ上がってないテールも良い。
案外スイングアームマウントのフェンダーもシルエットがクセになる。
マフラーがかっこいい。ホイールもおしゃれ。チェーンアジャスターも満足度高い。
倒立にラジアルマウントキャリパーが萌える。メーターの反転液晶がイカス。
短所・不満な点 純正スクリーンが短くて前から見たときに潰れて見える。
でも社外スクリーンは大体直立してて純正の寝た感じが無くなるのが嫌。
シート下スペースは全くなし。ETCを入れたら書類すら入らないという驚き。
せっかくスズキのプレミアムラインなバイクだからGSX-RみたいにETC標準装備してもよかったんじゃないですかねえ。
純正OPでメーター内表示してほしかったな。(と買う前は思っていたが、実際には搭載スペースすらないという実情)
前から見るとものすごい縦にも長く見えるのでミラーくらいは換えたいなあ。
購入動機・用途・比較車種 FEを気の迷いで売ってしまって14年、新型をバイク屋で見てフェンダーに違和感が有ったけど、やっぱカタナって事で購入。
ネガな部分はカッコいいと思ったK-Facさんのデモカーによせた事で自分的には解消。
長所・満足な点 前、横、跨った状態から見たスタイル。
排気音、ここ最近乗ったバイクでは純正でも一番いい音。
軽い。一昔とは言え、GSX-Rのエンジン。充分過ぎるパワー感。
燃費メータ値で26.3達成。今までに所有していたリッターバイクの中では最高値
短所・不満な点 スイングアーム直結のリアフェンダー。アシスト機能無いクラッチ(スリッパー付けるならアシストスリッパーにして欲しかった。)タンク容量。価格。
これから買う人へのアドバイス 見た目の批判が多いとは思いますが、走りはめっちゃ良いです。であれば、ベースのGSX-S1000も一緒か。安いし。
一応スズキがカタナと言ってるし、個々のネガな部分をイジって何とかすればよいかと。
タンク容量は、先だつ物が有ればアルミタンク等も出てるのでどうにかなりますが、ノーマル容量でも結構燃費良いし気を付けていればそれほど気にする必要もないかと思います。(四国の真ん中ではレギュラーしか無いスタンド有って焦ったけど。。。)
購入動機・用途・比較車種 ルックスに惚れたら他には見向きしないでしょう
長所・満足な点 ・ポジション楽々
・前オーナーが20mmローダウンを入れたおかげでかかとがつく
・純正とは思えない図太い排気音
・ドッカン加速
見た目。これ一番大事
短所・不満な点 見た目に全振りし過ぎて、実を取ってないところが多々ある(スイングアームマウントされたリアフェンダー、タンク容量、積載性の無さ等)
・ヒラヒラ、とはいかない
・反転メーターはカッコいいが正直見づらい
・値段の割に安っぽいところが目につく。そこがスズキクオリティー
これから買う人へのアドバイス 見た目が刺されば、十分な購入動機になります。むしろそれで選んで、ネガな部分も含めて愛おしく感じる、そんなバイクです。

 

 

カスタム関連記事はこちら

https://news.webike.net/parts-gears/29900/

https://news.webike.net/bikenews/182359/

 

KATANAのライバルをチェックする

往年の名車が現代に復活するという流れは、スズキのカタナだけではありません。カワサキのZ900RSも、往年の名車Z1、Z2をモチーフにしたネオクラシックモデルです。オーセンティックなデザインはもちろんですが、Z1の正式名称が、900スーパーフォアであり、Z2は750RSであることを考えると、Z900RSのモチーフが“Z1”“Z2”であることに非常に納得がいきます。
往年の名車の雰囲気を味わいながらも、安心安全の現代のバイクに乗りたいのであれば、これらネオクラシック路線のバイクを選んでみてはいかがでしょう。

それでは、ライバルの口コミが気になる方は、コチラもチェックしてみましょう!
※オーナー平均満足度や口コミ数は2022年7月12日現在です。

カワサキ Z900RS

オーナー平均満足度4.00(評価人数:997人)
新車平均価格:―万円
中古車平均価格:178.85万円
口コミ件数64件

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スズキ KATANAの価格情報

スズキ KATANA

スズキ KATANA

新車 119

価格種別

中古車 18

本体

価格帯 132~166.1万円

153.57万円

諸費用

価格帯 6~8.76万円

5.37万円

本体価格

諸費用

本体

131.47万円

価格帯 91.3~192.8万円

諸費用

8.82万円

価格帯 5.88~8.29万円


乗り出し価格

価格帯 138~174.86万円

158.94万円

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140.3万円

価格帯 97.18~201.09万円

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