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目次
ホンダ CBR1000RR-R FIREBLADE レビュー
ウェビックコミュニティのMyバイクより、実際に乗っている・乗っていたオーナーの声を基に様々なバイクを紹介する「オーナーレビューまとめ」。
今回は、「CBR1000RR-R FIREBLADE」についてオーナーの生の声をお届けします!
ぶっちゃけCBR1000RR-R FIREBLADEってこういうバイク!!
「覚醒」。そんな表現が合うのがRR-Rです。2020年3月、スーパースポーツ界に激震が走りました。RR-Rの登場は、それまで保守的だったホンダが一転、攻めに転じたと言っても良いでしょう。
従来のCBR1000RRはもちろん速いバイクでした。しかしRRの根底に流れていたのは「あらゆる人が扱えるバイク」という開発思想です。そのため、CBR自体がモデルチェンジされ、運動性能が従来よりも向上しても、あらゆるライダーのためのSSという思想は守り抜かれていました。ライバルのSSがどんどんパワーを上げていっても、RRが比較的落ち着いた性格だったのには、そんな理由があります。この性能のおかげで1000ccのSSが身近になり、商機を広げたのは事実です。
しかしガチンコのSS組からすると、もの足りなかったというのは正直なところではないでしょうか。実際、市販車ベースのレース、スーパーバイク世界選手権であったり、ホンダのお膝元である鈴鹿サーキットで行われる鈴鹿8耐で負けが続いていました。この結果にファンどころかレース屋としてのホンダがブチ切れたのです。
ホンダは218psとうい市販のSS最高の馬力を持ってRR-Rを発表しました。このような馬力は数値的にも凄いのですが、驚異的なのはその発生回転数。なんと1万4500回転です。しかもRRよりも1500回転高い場所で発生します。一方のトルクも113Nmを1万2500回転で発生します。性能曲線を見ると、馬力もトルクも低回転域ではかなり低く、そこから綺麗に高回転まで右肩上がりで性能が出ていきます。これが物語ることは、一般のライダーではまず性能を引き出せないプロ機ということです。ホンダも公式に謳っています。「1000ccクラスのレースにおける戦闘力を確保するための218psとその発生回転数」という具合です。
webikeユーザーの声を見て見ましょう。やはり高回転域の加速は凄いようです。また、ガチンコのレース仕様車だからこそ、カーブでの安心感の高さも良いとの意見。サーキットではなく一般道でそれを味わえるとのこと。また、意外と燃費も良いという声もあります。一方、ネガティブな意見としては、一般道向きではないという意見。特に乗車姿勢。前傾がきつく短時間しか乗れないとのこと。でもそれはRR-Rの出自からすると納得の意見でもあります。
RR-Rについて数値を掲げても分かりづらいので、四輪に例えるとどんなものがあるか、考えてみました。ズバリ「ポルシェ・911 GT3」です。ホンダにはNSXというスーパースポーツもありますが、大変恐縮ながら、RR-Rは四輪換算でそれ以上です。ちなみにRR-Rには部品をよりガチにしたSPなる上位版もあります。911 GT3 RSのようなものです。
RR-Rは負け続きのホンダがブチ切れて作った公道も一応走れるガチガチのレーシングマシンということです。CBRらしさを捨ててでもとことん勝ちにこだわった究極版。技術者の思いを優先させたマシンです。もしかしたら、通常のCBRとは別の軸で話すべきバイクかもしれません。昨今話題となったアニメ映画の言葉を使えば「アディショナル・CBR」でしょうか。ホンダ自身の願いを実現させるためのシン化形態。故にRRに「-R」が付加されています。
ちなみにRR-Rの眼のデザイン。なんとなく人を捨てた某司令官っぽく感じますね。
CBR1000RR-R FIREBLADEのざっくりまとめ
良いところ
・ガチンコのサーキット走行愛好者のニーズに合ったパッケージ
・最高峰らしいスタイリング
・振動が少ない
・高速道路での高い安定性と20km/Lに近い燃費
悪いところ
・ツーリング向きではない窮屈なライポジ
・低回転域がスカスカなので発進に気を使う
・エンジンからの排熱がもの凄い
足つき
身長166-170cmのライダーの約40%が CBR1000RR-R FIREBLADEの足つきが「かかとが浮く」と回答しています。
CBR1000RR-R FIREBLADEオーナーの声
購入動機・用途・比較車種 | 前所有車のCBR650Rに物足りなさを感じてしまったこと。 今後環境規制が更に厳しくなることが予想され、高性能スポーツバイクを手に入れるのは今が最後になるのではと考えたので。 一度はフラッグシップ車両を体験&所有してみたかったので。 YZF-R1も買替候補だったが、納期未定だった。 ツーリングが主な用途だが、将来的にはサーキット走行も視野にいれたい。 |
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長所・満足な点 | 実物を見ずに購入したが、メーカーのホームページ等で見る画像よりも実物はかなりカッコイイ。 車体色を黒にしたのでマッシブな印象。 6000回転以上は物凄い力で、怒涛の加速をする。 慣れるまでは正直怖い。 バイクの動きはとても軽やかなのに、高速道路ではビシッと安定する。 フロントブレーキがとても良く効き、微調整もし易い。 至れり尽くせりの電子制御のおかげで、1000cc初心者でも安心感がある。 少し路面の悪い道では、トラクションコントロールが効いているのが分かる。 排気音が最高に良く、これで車検対応なのは驚き。 純正でこのような排気音を出せるようになったのかと感動した。 この排気音だけでも所有する価値はあると思う。 交差点を曲がり終えるとウインカーが自動消灯する便利機能がついている。 燃費がなかなか良く、高速道路主体のツーリングなら20km/L近くまで伸びる。 ポジションは1000ccのスポーツバイクにしては優しいので、長距離ツーリングでも疲労感は少なめ。 |
短所・不満な点 | エンジン低回転の力が無いので発進は気をつかう。 変速比がかなり高速よりな設定で、狭い山道等は1速しか使えず私のような下手くそではギクシャクしてしまう。 メーターの位置が悪く、通常の乗り方をすると見えにくい。 ミラーの調整範囲が狭い。 想像はしていたがエンジンからの熱気がすごい。 少し交通の流れが悪くなるとファンが回りだす。 バッテリーが排気量の割に小さいので、エンジンをかける時に負荷が大きそう。 積載能力は当然悪く、ETCをリアシート下に収納すると書類しか入らない。 リアシート自体が小さく私が所有するシートバッグは固定できず、専用品を購入するしかなさそう。 純正装着のピレリのタイヤの耐久性が低い。 主にツーリングに使用して、約2400km走行でスリップサインが出てしまった。 オイル交換をする時に、いちいちアンダーカウルを外さないとトルクレンチが入るスペースが無い。 タンクのクリア塗装が薄いのか、衣服との擦れキズが目立つ。 |
これから買う人へのアドバイス | さすがはフラッグシップ車両だけあって凄まじい性能。 乗る度に非日常を体感させてくれるバイク。 価格は高いが、思い切って購入してしまえば何とかなる。 休日にこのバイクに乗りたいが為に、色々頑張れる。 |
購入動機・用途・比較車種 | BMW S1000RR/2019から乗り換え。サーキットをもっと極めたくなり、評価の割れるCBRに試乗して惚れた。下取りも頑張っていただき、追い金が少なかったので衝動買いしてしまいました。 |
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長所・満足な点 | まだ慣らし段階ですが・・ スムーズなエンジン回転とふけ上がり。S1000RRと比較して手の振動はかなり少ない。また常用速度域でミラーが振動で見えづらいなども無い。ステップ位置も自分には合っており、S1000RRではすぐに交換したが、しばらく袖ヶ浦などで試してから考えます。ノーマルで十分すぎるポジション、ハンドル幅。富士で慣らしを行ったが、自分がうまくなったような気がする。1ランク上の感覚。アクラの音はやっぱり良いですね。まだまだこれからです。 |
短所・不満な点 | ツーリングにはしんどいポジション片道2時間程度まで??サーキット、峠は逆にしっくりくるポジション。 ニュートラルに入りやすい?オートシフター。これはもう少し様子見・・ ウィンカー操作がやりずらい。”for the track”なので仕方ない?? まだまだこれからです。 |
これから買う人へのアドバイス | 人それぞれですが、走りを楽しみたい人には十分すぎる性能で、しっかりサポートしてくれます。レースで勝利を目指す人以外は、ちょっと高いですがSPをお勧めします。 |
購入動機・用途・比較車種 | SC77でサーキットを走っていて、安全に楽しく走ることを覚えてしまい、年間20回以上走行会に出たところ、ホンダから本気のCBRが発売されるので興味を持っていました。バイク屋さんに定期メンテナンスで、バイクの整備をしていたところ、店長からSC82を勧められ、下取り額がもし良かったら購入をすると言うことで見積もり査定をして貰い、思った以上の金額で下取りしてくれたので、購入に至りました。 |
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長所・満足な点 | ステージを公道からサーキットへ移して、開発された車両が今の自分のニーズと完全に一致した事と、国内クラス最高馬力の誇るエンジンのスペック、勝つ事にこだわったスタイリング。 |
短所・不満な点 | 値段が高すぎる。いくらHONDAのフラッグシップモデルとは言え、300万近くの出費はさすがに二の足を踏んでしまう金額だ。 |
これから買う人へのアドバイス | 大型バイクの免許を取得してすぐに乗るバイクではないと思います。まず、公道デビューをして大型バイクに慣れ、興味があればサーキットに行って走ってみて下さい。人によってはサーキット走行を嫌な方もいます。もし、サーキットを走って気持ちイイと感じるのであれば、それに見合ったバイクとして、このバイクを候補の一つとして検討した方が良いと思います。 |
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