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2021年上半期のおさらいに、新車販売台数トップ10をお届け!
9月24日付の二輪車新聞で2021年上半期の販売台数ランキングが発表されました。前編(6位~10位)ではADVやツアラーが占める結果となりましたが、上位は果たしてどうなのか、早速見てみましょう。
出典:二輪車新聞
【第5位】YZF-R25・ABS・MT-25/ヤマハ 販売台数:2,157台
2018年発売。若者受け抜群のスタイリッシュさが売りのR25シリーズ。最新型はスタイリングを大幅に見直し、より未来的な造形としました。もちろん走行性能も磨きをかけ、よりヤマハ車らしい素早いハンドリングの実現のためにフロントのショックを倒立に変更しています。
エンジンは高回転型なので、ぶん回してスピードを上げるタイプ。しかし2気筒エンジンなので低速域も素直に回り、ツーリングからサーキット走行まで対応するマルチパフォーマンスぶりも好評です。
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【第4位】セロー250/ヤマハ 販売台数:2,253台
2018年発売。この型を持ってセロー250は生産終了になりました。セローはとにかく人に寄り添ったデザインなのが特徴。初心者が山に入ってもしっかりと笑いながら戻ってこれるよう、車体を軽く、足つきを良く、そして転倒しても壊れないよう頑丈に設計しています。
そんな性能から、通勤車からロングツアラーと幅広く対応でき、そして老若男女問わず愛好家が多く、バイク全体から見ても揺るぎないブランドを築いている偉大なバイクです。
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【第3位】Ninja ZX-25R・SE・KRTエディション/カワサキ 2,363台
2020年発売。環境性能や製造コストの観点からロストテクノロジーと思われた250cc直列4気筒エンジンを搭載してライダーの度肝を抜いたバイクです。最高馬力は45psと性能面でもレプリカブームを彷彿とさせる数値を実現。甲高い4気筒サウンドと共に、輝かしい250のSSが帰ってきました。
しかし25Rの強みは公道でも扱いやすいよう低中速域のトルクも増している点。ニンジャの250シリーズが育て培ってきたツアラー路線もしっかりと踏襲しています。現在のライダーも、昔のライダーも満足させる堂々のパッケージです。
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【第2位】PCX160/ホンダ 3,246台
2021年発売。PCXもはや4代目となり、進化の速さと人気の高さが窺えます。外装は一新しましたが、ヘッドライトやテールランプの造形、そして荷台を固定するためのスポイラーの形状などは、初代から続くPCX固有のスタイリングが踏襲されており、ただ外観を変えてのではなく昔からのファンも大切にする姿勢が見て取れます。
エンジンは156ccに排気量を上げたものの、静かで燃費が良く、おまけに速いという特性に磨きをかけています。大容量のシートしたトランクも健在で、買い物によし、通勤に良し、ロングツーリングにさらに良しの正常進化といえます。
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【第1位】レブル250/ホンダ 3,712台
2017年発売。新車の発表がなく、閑古鳥がさえずっていた250ccクルーザーに現れた新星です。名前は昔の型からの復活ですが、パッケージとしては単気筒にファットタイヤ、ショートホイールベースと、全型から踏襲が何一つないパッケージ。しかし蓋を開けて見れば大行列ができるほどのヒットモデルになりました。
その大きな要因は足つき性能。このおかげでバイクにまたがる怖さがなくなり、あらゆる人がレブルを求めるという結果に繋がっています。250ccは性能競争の状態に陥っていますが、そこに一石を投じ、メーカー自身も完全に盲点をつかれたヒットではないでしょうか。
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まとめ
2020年発売。ユーザーが250ccに求めているのは何か、という答えが出ているのがこのランキング上位だと思います。250ccにおいても性能競争が始まり、メーカー自身が技術を競い合いながら高めていく、それをユーザーが楽しむという良い流れが出ています。しかし当然ながら性能競争面で大排気量のパワーには絶対に勝てません。
ではその逆に軽二輪が持つ絶対的なアドバンテージは何か。やはり人に寄り添う性能です。車体を軽く小さく作れるため「バイクならしょうがない」というコンプレックスを解消できるのが軽二輪クラスの利点。それを持ちながら、原付にはできない高速道路が可能なので、いつでも足を伸ばせるという余裕もあります。
上位3台は、見事に誰もがバイクの楽しさと利点を享受できるものではないでしょうか。エントリーにとどまらない素晴らしいモデルだと思います。
出典:二輪車新聞
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