カブに乗って「なんてコスパが良いんだ!」と感動するのは、燃費だけじゃなかった!!

こんにちはWebikeスタッフのリョウタロウです。
前回、愛車のスーパーカブ110を購入してから1年半・走行距離1.3万kmの燃費記録を記事にしたところ、たくさんの方に読んでいただけたようで嬉しい限りです。バイクと言えども、やはり燃費はみなさん気になりますよね。季節や走行シーンによる燃費の差についてもたくさんの関心を持っていただけたようです。

さて今回は燃費だけでなく、スーパーカブの高い経済性を物語る「消耗品・メンテナンス費用」について、同じく1年半乗った記録を公開したいと思います。今回もカブの経済性の高さにびっくりする結果になっていると思いますよ!ぜひ購入前の参考にしてください!!

【前回のモトレポートはこちら】
1万3千km以上走ってガソリン代は・・・
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ところで消耗品・メンテナンス費用って何?

バイクを走らせれば、走行距離・時間に応じてオイルやタイヤ、チェーン、ブレーキパッド(シュー)、点火プラグなど様々な機能部品や油脂類が消耗・劣化します。
そのため、バイクを気持ち良く安全に走らせるには各部品・油脂類の交換が必須となりますが、部品代やショップで作業を依頼するなら工賃などが例外なく発生します。
これらは「消耗品・メンテナンス費用」として、バイクの維持費の中では燃費と並んで金額が大きくなりがちなものです。

消耗品 (1) オイル交換は5回実施で1万円!

さて、バイクに乗っていて交換頻度の高いものといえば、まずはエンジンオイルですよね。
スーパーカブ110は「走行3,000kmもしくは1年毎に交換(新車初回のみ1,000kmで交換)」とされていますので、ほぼ規定通りの走行距離で交換を実施しました。

使用したオイルは、安心のホンダ純正オイルです。スーパーカブ110はその中で最も低価格の『G1』オイルが指定ですが、毎日エンジンをブン回して乗ることの多い私はグレードの高い『G3』オイルを使っています。
『G3』はシフトチェンジの軽いタッチが次のオイル交換タイミングまで続くのでお気に入りです。
もし指定のG1オイルであれば、オイル代は半額程度になりますのでもっと安く済ませることもできますよ。

また、私が乗るスーパーカブ110(JA44)から採用されたオイルフィルターの交換には、『K-PITオイル交換フルセット』を使用。パッキンなどが全部セットになってるのでとても便利ですよ。これもメーカー規定通りに「オイル交換2回毎に1回のフィルター交換」をしました。

【交換時走行距離:交換したもの・金額】
※金額は記事作成時のウェビック価格

初回 600km:ホンダG3・1,882円
2回目 3500km:ホンダG3・1,882円、フィルター・1,254円
3回目 6450km:ホンダG3・1,882円
4回目 9300km:ホンダG3・1,882円、フィルター・1,254円
5回目 12200km:ホンダG3・0円
合計 10,036円(交換は自分でやったため工賃0円)

はい!ここで「5回目のオイルが0円てどういうこと?」と思いましたよね??
これはスーパーカブ110のオイル交換量が0.8Lなのに対して、オイル缶は容量1.0L→つまり1缶当たり0.2L余るので4回(缶)交換すると、5回目は1-4回目で余ったオイルで1回交換できちゃうということなんですねー!(パチパチ)
このオイル容量の少なさと低価格オイルでもスーパーカブはちゃんと動くというのも、経済的であることの理由の一つでしょうね。

大型バイクだと「1回のオイル交換で1万円を超える」というケースもあるのではないでしょうか。

消耗品 (2) タイヤは前1回後2回の交換で1万円!!

タイヤも、走れば走っただけ減る消耗品の代表格です。たった2つの車輪で走るバイクにとって、タイヤはとても重要な部品で「タイヤ代だけはケチってはいけない!」なんて昔からよく言われたものです。
ところが、スーパーカブ用の17インチタイヤは「ケチってないのにとても安い!」んです。私がこのスーパーカブ110でタイヤ交換したのは、前タイヤ1回・1本・後タイヤ2回・2本の合計2回・3本です。

【交換時走行距離:交換したもの・金額】
※金額は記事作成時のウェビック価格

1000km時:前後タイヤ交換 ミシュランM35・前後合わせて6,938円
8500km時:後タイヤ交換 ミシュランM35・後側のみ4,012円
合計10,950円(交換は自分でやったため工賃0円)

大型バイク乗りからすると、信じられないようなタイヤ代の安さではないでしょうか。大型ロードスポーツバイクの前後タイヤ代が5-6万円程度と考えると、カブタイヤの破格さが理解していただけると思います。

ちなみに僅か1,000kmで最初のタイヤ交換をしているのには理由があります。
新車時に装着されているタイヤも通常走行時にはなんの不満もありませんでしたが、雨でも否応なく通勤にスーパーカブを利用している身としては、「濡れた路面でこそ安定したグリップが欲しい」というニーズがあります。その点で「価格とのバランスがすごいイイ」と二十年以上カブに乗っている私が感じているのが、『ミシュラン M35シリーズ』なんです(ただし耐摩耗性はそこそこ)。
暫くは新車時のタイヤで走っていましたが、濡れた路面でいつもの安定感が欲しくてさっそく交換をしました。気軽にタイヤ交換ができるのも、カブだからできることかも知れません。

また、タイヤ交換をバイクショップで行えば工賃がかかりますが、カブのタイヤは交換が容易な部類なので、手持ちの工具だけでできたこともこの金額に収まっている理由の一つです。
でも安全な走行と直結することだけに、自信のない場合はバイクショップにお願いするのが吉ですね。

消耗品 (3) その他 まとめて 1.5万円!

その他にもチェーンやブレーキシュー、プラグなども走れば消耗するものです。
ここまでの1.3万km程度の走行距離なら、使用限度としてはどれもまだ交換が必要無いのかも知れませんが、バイク乗りによくある「なんか交換したい欲」に駆られてしまいました(笑)
スーパーカブ用の消耗部品の安さと整備性の良さがそうさせるのかもしれませんが、調子が悪くなる前に「予防交換」することで、ただでさえタフなスーパーカブがさらに長持ちするようになりますね。

【交換時走行距離:交換したもの・金額】
※金額は記事作成時のウェビック価格

1000km時:ブレーキシュー・前後合わせて3,432円 デイトナ:プロブレーキシュー
8500km時:チェーン・2,382円 プラグ・619円 合わせて3,001円
      DID:スタンダードチェーン428HD / NGK 標準プラグ CPR6EA-9S
9000km時:12ヶ月点検(バイクショップにて実施)・9,000円
合計 15,433円

簡単な消耗部品の交換やメンテナンスは自分でやることもできるし、こうした作業を趣味としているライダーも多いことでしょう。そうすることで維持費を抑えることが可能なのは事実です。
ただし法定点検など定期的にプロの目で点検してもらうことも、良い状態でバイクを長持ちさせるには大事なことです。
私も新車購入から1年経った時に、バイクショップで12ヶ月点検を受けました。こうした定期点検が新車保証の条件となっていることもありますよ。
「よくメンテナンスしているねー」なんてプロの方から言われると嬉しくなりますよね!

まとめ:消耗品の安さと整備性の高さがカブの魅力

いかがでしたでしょうか?!
2回に渡る今回の記事ではスーパーカブの「維持費の安さ」に着目して、燃費と消耗品・メンテナンス費用の実録をお届けしました。
カブの消耗品・メンテナンス費用の安さにびっくりした方も多いことかと思います。
燃費の良さと合わせて考えれば、圧倒的なコスパの良さにも納得ですよね。

バイクを所有して維持するには、これ以外にも保険代や駐輪場代などお金がかかることは事実です。
それでもスーパーカブは「節約」を特徴・性能の一つとして捉えて楽しみながら、人生を豊かにする道具になってくれることと思います。

そして世の中にカブ乗り(カブ主)仲間が増えますように!!

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