文/Webikeスタッフ:鴨田

今回は身長の低いわたしの足つきをご紹介です

こんにちは、初心者バイク女子の鴨田です。
前回は愛車のカブを紹介しましたが、今回は低身長ライダーの永遠の悩みとも言える「足つき」についてまとめてみました!

ところで、背の低いライダーの天敵とも言える(?)足つき、みなさんはどうしていますか?
かく言うわたしも、ウェビックスタッフの中では一番背が低い(身長:155cm)ので、「せめて160cmあればもっと余裕なのに・・・」と、よく嘆いています。

そんな低身長を生かし(?)、度々モトレポートの足つき画像要員として登場しています。せっかくいろいろなバイクの足つきを撮ってきたので、少しでも足つきに不安のあるライダーの参考になればと思い、スタッフのバイクと併せて足つきをまとめてみました!

バイク探しで足つきが気になっているライダーの参考になれば幸いです!

【前回のモトレポートはこちら】
そしてカブに乗る

スクーター:意外と足つきが良くなかった

通勤通学や日常生活で大活躍のスクーター。これまであまり足つきを気にしたことがありませんでした。改めて跨ってみると、125~150ccクラスのスクーターでも、あまり足つきが良くなかったです。

シート下の収納スペースの確保によりシートの幅が広くなっているだけでなく、ステップボードの幅もあるので、シート高以上に足つきが悪い印象です。背の低いライダーは、奥に腰かけると足が届かない場合があるので要注意ですね。

▲PCX150 シート高:764mm
▲スウィッシュ シート高:760mm
▲エアロックス 790mm

ミニバイク:ミニバイクもわたしが跨ると・・・

わたしの身長でミニバイクに跨ると、ミニなのにミニに見えない・・・
今回は跨ったモンキー125やC125は250ccクラスの車両とあまり変わらないシート高だったので両足つま先立ち気味でした。それでも車重が軽いので、取り回しや支えることに何ら問題はありません。

ちなみにスタッフのバイクであるXE50に跨ってみると、初めてベタ足で、しかもヒザが曲がるバイクでテンションが上がりました。排気量は50ccなので色々と制限はありますが、MT車で小さいバイクを探すならXE50のようなバイクを候補にいれるものありでしょう!

▲モンキー125 シート高:775mm
▲C125 シート高:780mm
▲XE50 シート高:???

250ccクラス:かっこいいけど足つきは・・・

250ccクラスとなると、シート高だけでなく幅も出てくるので足つきが悪くなってきます・・・
特にスポーツ走行を意識したフルカウルモデルだと、ハンドルがセパハンになり姿勢も前傾です。
それでも、バイク自体軽い場合があるので低身長の人でも腰をずらして片足だけでも十分にささえられます。車体によってはタンクやシートがスリムに設計されているため、シート高の割に足つきが良い車両もあります。

フルカウルモデルはカッコいいのですが、足つきに不安があるままだと、転倒した時にカウルがバキバキになることが怖くて恐る恐る運転しがちです…

▲YZF-R25 シート高:780mm
▲ニンジャ250 シート高:795mm
▲GSX-R125 シート高:785mm

ネイキッドモデルはハンドルがバーハンのものが多く、セパハンに比べるとハンドルの位置が高いため重心が前に行き過ぎず運転しやすいです。ただ、低身長だと車種によってはハンドル位置が高すぎてしまい、逆に運転しずらいことがあります。もしハンドルの位置が高いと思ったら低くできる場合もありますので、バイクショップなどで相談してみると良いでしょう。

※話題のXSR155に跨ったら両足が地面につきませんでした・・・

▲Z250 シート高:795mm
▲FAZER25 シート高:795mm

▲Vストローム250 シート高:800mm

▲FZS-FI シート高:790mm
▲XSR155 シート高:810mm

大型バイク:片足なら何とか・・・

中型二輪免許しか持っていないわたしですが、ウェビックスタッフに借りて大型バイクに跨ってみました!
「大型バイクだからシート高が高い!」と、いうわけではないのですが、やはり大型なだけあり重量は重めです。両足つま先立ちだと、長い間支えるのはキツイかなとすら感じます。むしろ腰をずらして片足立ちの方が楽と感じるほどでした。ただ、力のない女性だと、支えるよりも押し引きのような取り回しの方が大変かもしれませんね。

▲W800 シート高:790mm
▲Z900 シート高:795mm
▲STREET TRIPLE シート高:825mm

ハーレー:足は届くけど・・・

シート高710mmとシート高690mmはハーレーにも跨ってみましたが、足は余裕で届きます!
ただ、ステップやハンドルが遠く、腕も足も真っすぐになってしまい曲がる時やリアブレーキを踏むときに変な力が入ってしまい、慣れていないとうまく操作が出来ないかもしれません。
車重も247㎏と287㎏と中々の重さで、力のない人、不慣れな人だとスタンドを払うのも一苦労かもしれませんね。倒した時のことを考えると恐ろしい・・・

▲FORTY EIGHT シート高:710mm
▲LOW RIDER シート高:690mm

おまけ:足・・・

ちょうどスタッフの競技車両があったのですが、シート高はなんと985mm!
数字を聞くだけで足が宙ぶらりんなのが容易に想像できますが、好奇心で跨ってみました!

▲TE125 シート高:985mm

▲信号待ちはこうなりそう
▲乗り降りも大変
▲腰の位置とシートの位置がほぼ同じ

足つきがよくないときの対処法

足つきがよくないときの対処法として、よくある例としては

・あんこ抜きをする
シートの中身のウレタン(スポンジ)部分を薄く削ってしまう方法です。
一般的には3センチほど、車種によっては5センチほど薄くすることができ、足つきが良くなります。
バイクによってはローシートなどもあり、シートを交換するだけで5mm程度低くなる車体もあります

・サスペンションやローダウンキットを調整する
リアサスペンションに接続されているリンクを交換することで、シート高を下げるパーツです。
とにかく低くしたい!となってシート高を下げ過ぎるとバランスが狂い車両本体の性能を損なってしまうので要注意

・ハンドルの位置を変える
スポーツ系のバイクに多いセパハンのバイクは前傾姿勢になりお尻が浮き気味になって、足つきが悪くなるのでハンドルを調整して前傾姿勢を少しでも改善できれば足つきがよくなります。

・ブーツで調整する
厚底ブーツを履くのも1つの手です、でも5cmや7cmなど厚ければいいってものではありません。厚底に慣れていない人であれば足を挫いてしまい転倒する可能性があるからです。

まとめ

バイクを選ぶ時って『足つき』が気になりますよね。好きなバイクがあっても足が届かなくて運転が不安となっては楽しい運転も楽しくなくなってしまいます(特に初めてのバイクは)
初めてのバイクは足つきがよくて安定して乗れるバイクに乗った方が運転技術も上がって運転が楽しくなります♪
でも、やっぱり好きなバイクに乗りたい!という場合は足つきの対処もたくさんとは言いませんがありますので、是非挑戦してみてください。

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