【BMW G310R】
ディテール&試乗インプレッション:スタイリング編

G310Rは、BMW社が普通二輪免許でも乗れる車両として、新たなユーザー層の拡大を狙って発売したライトウェイトスポーツ車です。

ライダーであれば「BMWは大型の高級モデルを作っているメーカー」だというイメージを持っていることでしょう。
ところがこのG310Rの発売はそのイメージを覆すどころか、インドでの車両生産などによってコストダウンを実現した結果、国内メーカーと同等の価格帯で中排気量モデルを作ってきたことに、大きな驚きがありました。

果たして、この価格とサイズの車両でBMWらしさはあるのか?国内メーカーの競合車と比べてどうなのか??
ビーマー(BMW乗りのこと)に憧れを持つ筆者が、”フツーのライダー”目線でスタイリングや装備、走りをレビューします!

G310Rのココがイイね!

  1. やっぱりBMWのブランドバリューは絶大!期待感と所有欲を満たしてくれる
  2. 質の高い車体性能、コーナリングが気持ちイイ!
  3. 軽快でよく回るエンジン、高回転域でのパワー感がイイ!

G310Rの評価(筆者の主観です)

ルックス ★★★★
取り回し ★★★★★
足つき ★★★★★
加速 ★★★★★
コーナリング ★★★★★
ブランド力 ★★★★★
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スタイリング:現代版ネイキッドスタイルの優等生

スタイリングは現代のネイキッドバイクらしい姿で、同社のS1000Rなどとも共通するデザインです。
異形ヘッドライトやタンクシュラウドを装備して、ストリートファイター然とした要素も持ち合わせています。

ボリューム感のあるタンク周辺や、大きなマフラーなどデザイン上の工夫もあるせいか、実車を見ると310ccという排気量よりも大きな車格のイメージを抱きます。

全長は2,000mmでホイールベースも1380mmと、競合するであろう国内4メーカーの250ccスポーツ車とは同程度のサイズです。見た目は大きく感じるのに数値では一緒なのが不思議です。
車重も装備重量で159kgと、ライトウェイトスポーツを謳うには十分な数値です。

また前後から見ると、シングルエンジンのメリットを生かした車体のスリムさがよくわかります。
見るからに、車体をスパスパっと倒し込んで曲がっていけそうな雰囲気がありますよね。

フロントマスク:異形ヘッドライトもBMW風味

顔つきは、同社のスーパーネイキッドS1000Rともデザインの共通性があります。
異形ヘッドライトは現在は各社のネイキッドバイクが採用するよくある手法なのに、ここだけでもBMWらしさを感じるのはデザインの妙でしょうか。
カウルを兼ねるというには少し小さいようで、速度をあげたときの整流効果は思ったほどない感じです。

灯火類:

灯火類はヘッドライトとウインカーは通常の電球タイプのもの。テールランプはLEDを使用しています。
純正オプションとしてLEDウインカーがアッセンブリーで用意されているので、交換も容易ですね。
ウインカーのクリアレンズ+オレンジ球が、スッキリとしたスポーティな印象を感じます。

テールランプは逆台形の2本のラインが特徴的で、これも視認性が高そうです。

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ハンドル周り:質実剛健なシンプルデザイン

ハンドルは艶消しブラックのバータイプで、高過ぎず低過ぎずの程よい位置にセットされています。
ハンドルクランプにはBMWの小さなエンブレムが誇らしげに装着されていて、削りの品質もいい感じです。
質実剛健なBMWのイメージ通りのパーツですね。

左右のスイッチ類もとてもシンプルなもの。電子制御や余計なギミックがなく、ライディングのための操作に集中できますね。
ただブレーキクラッチともにレバーが遠めでした。手指が短い筆者ですが、さらに手の小さい女性などは苦労しそうです。調整機構もないので、どうしても操作し難い場合にはレバー交換するしかないのが残念なポイントでした。

ミラーがとても見やすく、後方確認がしやすいのは好印象でした。
こうしたちょっとしたポイントが、”乗りやすい or 乗りにくい”という印象を左右することになりますよね。

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メーター:シンプルな液晶メーター

シンプルなメーターは、華やかさよりも質実剛健を目指した感じでしょうか。そこもBMWらしいといえます。
速度、回転数、ギアポジション、時計、燃料計を常時表示します。他に切り替え可能なオド&トリップと、瞬間/平均燃費を表示。
ギアポジションがわかるのは、「いまギアは何速なの?」となりやすい初心者や乗り替えたばかりのライダーには嬉しい機能ですよね。

メインスイッチは、メーター手前中央部に装備されています。
キーは、四輪自動車のBMWのような豪華なものを期待していたのですが、至ってフツーでした(笑)

シート:前後一体型のプレーンなシート。滑りにくい素材が◎

シートは段付きの前後一体型のもの。ライディングの時には、この段差にギュッとお尻を押し付ければ、加速時に身体がもっていかれずに楽になります。素材も滑りにくいものが使われているので、バイクに接している身体全部を使って操作できている感じがイイんですよね。
またタンデム部は厚みを増しているので、面積が多少小さいとはいえそこそこの快適性はキープしていそうです。

シート下は、ABSユニットやバッテリーなどでぎっしり詰まっていて、ほとんど余裕がありません。
かろうじてETCが搭載されているのが見えるのですが、これが嬉しいことにBMWでは全車両が標準装備としているもの。
しかも最新式のETC2.0なので対象機器限定の高速割引もうけることができます。

このETCを含めての車両価格(59.9万~)なので、G310Rの装備はバリュープライスともいえる内容ですよね。

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11.14万円

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諸費用

本体

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価格帯 36.07~50.25万円

諸費用

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価格帯 3.12~11.49万円


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価格帯 79.37~83.1万円

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