
文/Webikeスタッフ:リュウ
夜が似合うバイクで走りたい・・・。そんな時に選びたくなるバイクは何でしょうか?
快適な走行性能はもちろん、マシンから放たれるオーラがライダーを別世界へと呼び込んでくれる。そんな1台として選ばれるのがマグザムです。
大人な雰囲気あふれるマグザムの最大の魅力はどこにあるのか?
ウェビックバイク選びスタッフが迫ります!
マグザムのココがイイね!
- ゆったり広々座れる大柄ボディでタンデムも驚くほど快適!
- 収納多数!前にも後ろにはシート下にも収納スペースがあるのであらゆるシーンで大活躍!
- 他車には無いラグジュアリーな雰囲気で注目度高し!
- マグザム:現行車種のスペックや新車・中古バイクはこちらから
- マグザムのスペックや相場、ユーザーのカスタムなど詳細情報を見る
- マグザムの新車一覧を見る
- ウェビックバイク選びおすすめのマグザム中古車一覧
目次
【ヤマハ マグザム】
ディテール&試乗インプレッション
2017年に生誕10週年を迎えたマグザム。
独特のフロントマスクにロングボディなど、他のビッグスクーターとはひと味違う雰囲気で人気のスクーターです。
ラグジュアリーな雰囲気を持って快適に走行できる贅沢感は誰もが満足できるでしょう。
・・・という印象を持っていた筆者ですが、実際に触ってみるのは初めてでした。
どんなシーンでどんな乗り方が楽しめるのか?という点について「一般ライダー」目線で見ていきます!
シートスペースがとにかく広くて快適感溢れるフォルム
マグザムの第一印象は「長い!」でした。全長2365mmはとにかく長く感じます。というか実際長いです。
そしてシートスペースの広さが目立ちますね。
ロングボディゆえの余裕を感じ、シートも長さはもちろん足元の開放感は他のスクーターではあまり見られません。
それにアップ気味のハンドルが加わることで、操作時の窮屈な姿勢とは無縁のようなポジショニングに見えます。
それにしてもフォルムといいシートの作りなど「大人な雰囲気」が溢れてますね。
マグザムがどれだけ長いのか比較してみた
さて、第一印象で「長い」と思ったマグザムですが、一体どれだけ長いのかをお伝えすべく他の車両と比較してみました。
今回比較したのはこの2車種です。
・NMAX125(全長:1955mm)
・JOG DX(全長:1685mm)
ちなみに、マグザムは2365mmです。数字だけだとピンときませんね。
タイヤを合わせただけで既にマグザムのはみ出しっぷりが凄いです。そして低い。
NMAXと同じような感覚で車両を前に出してると前方にぶつけそうになりますので注意が必要です。
うーん、すごい出てますね。
リアBOX付けたNMAXよりも長いんです。一体マグザムにリアBOXを着けたらどこまで長くなるのでしょう。
ちょっと気になりましたが、今回は残念ながら検証できませんでした。いつか試してみたいです。
恐らくNMAXは原付二種スクーターとしては比較的車体の大きい方だと思います。それよりも400mm以上も長くなるので、慣れるまでは操作が少し難しく感じます。
特に気を付けたいのは内輪差。あまりクイックに曲がるとリアをぶつけてしまいそうですので注意です。
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マグザムの快適性を体感!!
実際に乗車してどれだけゆったりなのか体感してみました。筆者初のマグザム乗車です。
まずは普通に跨ってみました。どれだけ楽に座れるのか期待いっぱいです。
しかし、筆者は身長180cmですが、シート高の低さがマイナス作用を起こしています・・・。結構窮屈です。
ハンドルも高いので、腕もちょっと縮こまる感じの乗車姿勢。
「これは快適!」とはなりませんでした。残念。
しかし、足の置き場の自由度が結構高いのは嬉しいです!
前方に投げ出す形で足を乗せることもできるので、長距離の走行やちょっと疲れてきたときでもすぐに楽な姿勢に切り替えることができます。
さて、次に身長167cm(足短め)のスタッフが乗車します。こちらもマグザム初乗車です。
シート高の低さの恩恵をしっかり受けることができており、ピッタリです。
ちょうど良い感じが伝わってきますね!本人からも「ちょうど良い足つきで怖くない」との事でした。
しかし、足を伸ばしてみるとかなりキツそうな乗車姿勢に・・・。無理に前方に足を伸ばさずに、中間くらいに足を置くのが一番ゆったり座れていますね。
続いてタンデムです。
ややむさ苦しいショットにはなりますが、その辺りも含めて参考にしていただければ幸いです。
まずは筆者が前で座ってみます。
見た目ほど窮屈感はありませんでした!こういう時でも足の置き場に自由度が高いのは嬉しいです。
パッセンジャーに気を使って少し前に座ってもそこまで大幅に窮屈さが増すことはありません。
次に筆者が後ろに座ってみました。
前者との距離感は全然気にならないレベルで、ちょっと膝の位置に気を使いますが「常にお互いにぶつかって不快・・・」なんてことはありませんでした!
シート高が低いので自然と目線も低くなりタンデム特有の怖さというものは少ないです。
マグザムのシートは快適な座り心地!
シート高が低い事の恩恵は受けられなかった筆者ですが、シート自体の座り心地はかなり良かったです。
質感ももちろんですが、とにかくフラットで広いので座りやすい!更にバックレストも着いているので、後ろに体重をかけても安定して座れます。
また、タンデム側もバックレスト着きで快適に乗車できます。座面も広いのでかなり安定して座ることができました。
タンデムグリップが地味に握りやすくて好印象。冬に素手で握ったら冷たそうです。
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マグザムは色んな所に収納できる!
とにかく収納箇所が多いので、入れる物に応じて使い分けられます。
【フロントトランク】
まずはフロントの小物入れです。鍵付きで安心!
中も結構広いので、小銭入れや携帯、グローブなどを入れるのに重宝しそうです。
500mlのペットボトルは残念ながら入りませんでした。
【シート下】
次にシート下の収納をチェック!
その前にまずはシートの跳ね上がりっぷりに驚きます。長い。高い。
顔にぶつからないように注意が必要です。
さて肝心の収納性をチェックしてみましょう。
シート下の収納に関しては、1つ1つの容量はそれほど大きくありません。
一番大きなスペースでもジェットヘルメット1つでいっぱいになってしまいましたので、フルフェイスは厳しいです。
タンデムで出かけた際もヘルメットの置き場に困らないためにも、せめてジェットヘルメット2つが入るくらいの容量は欲しかったところです。
続いて通勤時に使用している19Lのリュックを入れてみました。
そのままだとちょっと苦しい感じです。シートが閉まりませんでした。
ヘルメットのように綺麗にすっぽりと収まるものじゃないとスムーズには入らなさそうです。
あれこれ折りたたんでみて、何とか閉めることができました。
容量的には10~15Lくらいのサイズがちょうど良さそうなので、ビジネスバッグなどの大きめで形の変えられないものはあまり向いていないですね。
【シート下 その2】
次に、シート下のもう一つの収納をチェックしてみます。四角い浅めのスペースです。
紙ものやコンビニ弁当にちょうど良さそうです。
深さはiPhone(4インチ)よりちょっと高さがある程度なので、そこまで大きなものは入れられないですね。
ちなみにシート裏に照明スイッチが付いてますので、夜間などの暗い中で荷物を出し入れする際も作業を楽に行うことができます。
【リアトランク】
マグザムの収納はこれだけにとどまらず、何とテール部分にも収納スペースがあります。
こちらも鍵付きで安心です。
中は意外と広いですが、リアタイヤの分だけ一部盛り上がってますので、入れられるものは限られてきますね。
基本的に折り曲げられない物は入らないと思います。
とりあえずペットボトルを2本入れてみましたが、この程度なら余裕でした。
実用するとしたらウェスや簡単な工具セットなどを入れておくとちょうど良いと思います。
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【給油口】
「フロントにはまだあった!」と思いましたが、ここは給油口でした。
結構狭いスペースの奥にあるので、ちょっと蓋の開け閉めに苦労しました・・・。開けるのは良いのですが、閉める時になかなかハマらない・・・。
結局スムーズに開け閉めできる解決策は見つけられませんでした。
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便利なリモコンシャッターキー!
キーシャッターが搭載されているのですが、なんとリモコンで開閉操作ができます。
もちろん手動でもできますが、歩いてバイクに近寄りながらシャッターを予め開けることができれば時間の短縮にもなりますし、手で回して開ける手間も省けるのでなかなか便利でした。
何よりON・OFFでイグニッション周りがLED発光するので格好いいです。
エンブレムから感じる高級感
車体の2箇所に貼られたエンブレムには高級感を感じます。バイクよりも車っぽい印象です。
車体や装備だけでなく、こういう細かいところからもラグジュアリーな雰囲気を感じることができるのは所有していて嬉しいですし、愛着が湧くところです。
灯火系も車のような雰囲気でゴージャス
【ヘッドライト】
マルチリフレクターヘッドライト採用で非常に明るいですが、個人的にはLEDが採用されていても良かったかなと思います。
しかしこの独特の形状にはやはり目を引くものがありますし、フォルムも合わせてシャープな印象が強いです。
夜間の点灯シーンでは持ち前のラグジュアリーさが更にアップします!
LEDが良いと言いましたが、ノーマルでも十分明るいです。
【フロントウインカー】
フロントウインカーはサイズが大きいものの、カウル・スクリーンと一体になっているので普段はそこまで目立ちません。
しかし点灯時は視認性も良くて明るさも十分。デザイン性と実用性を兼ね備えている部分です。
【リアウインカー&テールライト】
とにかくマグザムで特徴的なのはこのテールライトの形状です。LEDが一列に並んでまさにラグジュアリー!!
後ろから見た時の印象が本当にシャープに感じるので、リアウインカーもLEDにしてしまいたい気持ちになります。
自分からは見えないですが、後ろ姿は後続車にアピールしたい部分ですよね。そういった意味でもマグザムはライダーの存在感を高めてくれます。
乗車姿勢から見えるメーター周りは美しい
メーター周りはシュッとして洗練された作りになっています。
多機能デジタルメーターは燃料計やタコメーターの表示が車を思わせるようなデザインになっており、走行中のテンションも自然と上がってしまいます。
表示内容は速度計、タコメーター、燃料系、オド、トリップ、時計です。
まとめ
今回マグザムに初めて乗車した筆者ですが、正直に言うと「ビッグスクーターはどれも変わらないんでしょ・・・」と思っていました。
しかし、マグザムには見事に裏切られました。
シートの座り心地や収納力の高さ、更にはタンデムのしやすさなどライダーにとってプラスになるような性能や装備が盛り沢山でした。
毎日の通勤でガンガン走る!という使い方に慣れるまではなかなか時間がかかりそうですが、「友人を乗せてちょっとお出かけ」や「彼女を乗せて夜の街を流すぜ!」という使い方にはピッタリなのではないでしょうか。
また、カスタムパーツも豊富ですので、フルカスタムして自分仕様に仕上げるのも楽しそうです♪
◆【フォルツァ Si】53Lのシート下収納が超便利!贅肉を削ぎ落して魅力アップしたビッグスクーター
撮影協力:ヤマハ発動機株式会社
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