世界中で人気の600ccスポーツの魅力とは YAMAHA YZF-R6、SUZUKI GSX-R600、HONDA CBR600RR、KAWASAKI ZX-6R : 特集Vol.24 - ウェビック バイク選び

日本のオートバイは、いまや世界トップレベルの品質・性能を持ち、世界中で高く評価されている。それはレースを思い浮かべていただければ一目瞭然だろう。世界最高峰レースの上位には、常に日本メーカーのバイク・エンジンの姿がある。メーカーは国内外のレースで培ったデータを市販車へフィードバックさせ、進化させ続けている。その進化が顕著に現れるのがスーパースポーツバイク(以下 SS)だ。今回はそんなSSの中でも、600㏄クラスの魅力について触れてみよう。

SSと聞けば、CBR1000RRYZF-R1GSX-R1000ZX-10R などの1000㏄クラスの SSを真っ先に思い浮かべ、憧れを抱く人が多いことだろう。だが、200馬力にも迫る1000㏄ SSは「気軽に乗りこなせる」というには気が引ける。用途やレベル次第では「 SSは大好きだが、正直言って性能を持て余している」と感じているオーナーもいることだろう。そこでお奨めしたいのが、600ccクラスの SSだ。
カタログ上のスペックこそ1000㏄クラスには及ばないものの、最高出力においては120~130psもあり、ストリートで走らせるには十分すぎるパワーだ。車重が軽いのも嬉しい。
その為、小~中規模のサーキットやワインディングでは、1000ccと比べて高回転域まで使える600ccの方が「走らせている楽しさ」が体感しやすく「1000ccよりも自分に合っていて、上手に走れるようになった」「タイムを縮められた」という嬉しい結果に繋がったライダーも少なくないだろう。

もちろん1000ccのSSと同様に、手元のスイッチ操作によって出力特性を緩やかにしたり、解除してパワーを出したりできる走行モード切替や、スリッパークラッチやトラクションコントロールシステムなども搭載されはじめている。多くのライダーに、公道もサーキットも、より安全に楽しんでもらえるようサポートしてくれる。

1000ccへのステップアップにするのも良いが、「あえて600ccに乗る」という選択肢を増やしてみていただきたい。
アクセルを閉じている時間が長い1000ccよりも開けられる600ccのほうが楽しく感じたり、スポーツライディングが上達してしまうというのは実に魅力的だ。

YAMAHA YZF-R6  新車・中古車をさがす

R1と同様に洗練された鋭くシャープなカウリングは、新しいモデルになるほど強調されてきている。
もちろんSSであるR6は、走りに関してもぬかりはない。ヤマハのラインナップの中で最高となる13.1:1の圧縮比を実現するために、新型のピストン、コンロッド等各部に改良が施されたエンジンは、14,500rpmで129馬力を絞り出す超高回転型エンジンへと進化を遂げた。7000rpmから鋭く立ち上がってくるパワーフィールは1000ccSSのそれを彷彿とさせるものであり、それに加えてシャープなハンドリング、166㎏の軽量な車体は「ヤマハ渾身のSS」として、レースにおいてライバルと遜色無い戦いを繰り広げている。
2013年J-GP2クラスでは、Webike TEAM NORICK YAMAHAが用いたR6ベースのマシンが見事に年間シリーズチャンピオンを獲得した。

SUZUKI GSX-R600  新車・中古車をさがす

2011年にモデルチェンジしたGSX-R600は、SHOWA製倒立テレスコピック式ビッグピストンフォークにブレンボ製モノブロック対抗4ピストンラジアルマウントキャリパーで武装するなど、装備面で大きく進歩した。
特徴的な上下2灯のヘッドライトに、テールカウルにビルドインされたウインカーなど、エクステリア面でも新たな領域にチャレンジし続けているのも特徴的だ。さらに、各種の装備を強化しながらもフレームやスイングアーム、ピストンにまで見直しを行い軽量化をはかるなど、パワーウェイトレシオの改善にも常に挑戦してきた。スポーツ走行において「軽さは全方面で武器となる」と言われ、加速、旋回、制動性能のどれをとっても「バランスのとれた軽さ」は有利に働くのだ。
質実ともに最強のSSを目指すスズキのやる気と力の入れようが、ひしひしと伝わってくる1台である。

HONDA CBR600RR  新車・中古車をさがす

CBR600RRの2013年モデルを初めて見た人の中には、そのフロントマスクの出で立ちに衝撃を受けた方もいるのではないだろうか。体勢を低く構え、前を睨み付けるようなデザインを施されたデュアルヘッドライトは非常に特徴的だ。さらに注目すべきは、昨今のSSで徐々に普及が進んでいるBPF(ビッグピストンフロントフォーク)が採用になっていることであろう。低圧から減衰力を発生させることができ、ストローク初期の沈み込みからスムーズな作動が期待できる。このシステムの採用と、元々扱いやすいホンダのエンジンフィーリングにより、安定した粘り強いコーナリングに磨きがかかった。

KAWASAKI ZX-6R  新車・中古車をさがす

2013年にモデルチェンジを受け、排気量を599㏄から636㏄にスケールアップした。「636㏄」という排気量を聞いてピン!ときた方もいることだろう。そう、ZX-6Rは、かつてレースレギュレーションに則した599㏄エンジンと、636㏄エンジンの2つがラインナップされていた。しかし、先述のレギュレーションの都合上、2006年を最後に636㏄エンジンは消えていたのだが、2013年モデルからそのエンジンが進化して戻ってきた。
もちろん進化したのはエンジンだけでないのは言うまでもない。新型のフロントフォークやバックトルクリミッター、KTRC(3モード選択のトラクション・コントロール)、パワーモード切り替え、KIBS(次世代ABS)など、ZX-14RZX-10R譲りの最新システムがライダーをサポートしてくれる。

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