文/Webikeスタッフ:リュウ

【インディアン SCOUT】
ディテール&試乗インプレッション

ひと目見た瞬間に「いや・・・こんなゴツいの乗れねっす・・・」と思ってしまうほどに迫力のあるインディアンの車両。
今回はSCOUTに試乗してきました!
見た目からは想像できないほどに実は乗りやすい!?そんな1台に注目です!

車両サイズ

【全長/全幅/全高】

2,311mm/880mm/1m207mm

【車両重量】

249kg

勝手に300kgオーバーと想像していたので、スペックを見て意外と軽いんだなと思ってしまいました。
その上で驚いたのは取り回し。
重量(249kg)があるので、さぞ重たいことだろうと思っていたのですが、予想を裏切るほどスイスイ動く!
メーカーの担当者に聞いたところ、マス(重量配分)の集中によるところが大きいそうで、それも一つの魅力になっているそうです。
たしかにもっと車重が軽いスーパースポーツでも、「これは押して歩きたくないなぁ」という車種はたくさんあります。ハンドル位置やマスの集中が影響する範囲は広いと改めて思いました!

ヘッドライトにLEDなんて無くてもかっこいい!

SCOUTのシート高と足つき!

さすがアメリカンともいうべきか、シート高はなんと643mm!
足つき性はめちゃくちゃ良いです。たぶんほとんどの人がベタ足で跨がれるのではないでしょうか。
車両重量がそこそこあるので、この足つき性は嬉しいですね!

【足つき】

と、いうわけで実際に跨ってみました。
身長180cmでは余裕ありすぎてあまり参考にならないですね・・・すみません(当日試乗したスタッフが2人とも180cm越えでした・・・)

スイッチ周り

左スイッチボックスで特徴的なのが、ウィンカースイッチと一体になっているハザードスイッチです。
中央を少し長く押し込むとハザードがONになるんです!頭イイ!
ウィンカーのキャンセル時は、普通に軽く押すだけなのでハザードは点きません。
単純ですがとても便利だと思いました。

多くのバイクだと、パッシングのスイッチになっているボタンが、メーターパネルの表示切替になっています。これもなかなか便利だと思いました。
ただし、パッシング専用スイッチはありません。パッシングがしたい時は、ハイ・ロービームをカチカチ切り替えればOKです。

▲ウインカー兼ハザードなんて便利!

メーター

アナログスピードメーター(km表示)と、中央はデジタルメーターになっています。
ODO、トリップ、時計、シフトインジケーター、水温、タコメーターの切り替えが可能です。

足回り

【タイヤサイズ】

・フロント:130/90-16 67H
・リア:150/80-16 77H

【サスペンション】

停車時に車体を揺すると、特にフロントがよく動きます。動きすぎ?と思いきや、走行中は実にしなやかにショックを吸収してくれ、連続したコーナーでもまったく挙動が乱れません。
リヤショックもしっとりとしていて、路面追従性は高いですね。

【ブレーキ】

シングルディスクのフロントブレーキは、正直なところダブルの方がより安心かなと思ってしまいました。
対してリヤブレーキの効き具合はとてもよく、ブレーキペダルによるコントロール性が非常に高かったのが印象的です。

気になるSCOUTの価格(税込み)

SCOUTの価格はカラーによって違います。

・サンダーブラック:¥1,880,000
・メタリックジェイド:¥1,920,000
・バーガンディメタリック:¥1,920,000
・ブリリアントブルーxホワイト:¥2,010,000
・ウィローグリーンxアイボリークリーム:¥2,010,000

SCOUTで走ってみました!

と、いうわけで実際にSCOUTで走った感想を語ってもらいました。
ライダーのリアルな感想をどうぞ!

海外メーカーのアメリカンクルーザーは、ハーレー以外に乗ったことが無かった私。
ましてや、身近ではあまり見かけないインディアンのバイクということで、正直に言いますと、試乗前は「デカくて重くて扱い難そうだな」というイメージを持っていました・・・。
しかし!走り出してすぐに誤解であったことに気付かされました!

まずポジションがとても自然。そしてスイッチ類がシンプルなので”走ること”に集中することができました。
水冷Vツイン1130ccのエンジンは、極低速からトルクに溢れ、スムーズに加速していきます。
私も含めて、現在の多くのライダーは水冷エンジンに慣れ親しんでいる方が多いと思います。そのためか、SCOUTの水冷エンジンにまったく”クセ”を覚えませんでした。いつもの水冷大型バイクの感覚で扱えてしまうのです。

特徴的なのは直線安定性。
どういう仕組みなのか詳細は確認できませんでしたが、とにかく直線安定性が非常に高い。
わざとフラフラ走行させようとしても、まるでジャイロが強く働いているかのように真っすぐ戻されるような感覚がありました。
「このバイク、実は曲がりにくいのかな?」と不安になりましたが、減速からの交差点の右左折では、視線の方向にスムーズに曲がっていきます。前後16インチという特徴もありますが、なんとも不思議な感覚でした。

驚いたのは爆発するかのような加速性能!
高速道路に合流した際に、少しワイドにアクセルオン!!
すると、魂が置いていかれるような怒涛の鬼加速を見せてくれ、ハーレーのCVOの加速を思い出しました。
クルーザーに乗り慣れていない私は、風圧で足がもっていかれないかドキドキしたほどです。

車両重量249kgに対して、エンジンは94ps、97.7Nm/6000rpmですので、スペックだけでは私が普段乗っているZ900RSよりもパワーウェイトレシオは高くありません。
排気量がそうさせるのか、低いポジションのせいか、なんとも爽快な加速が強烈なインパクトでした。
そんな加速時でも、座面が広く、後部が盛り上がったシート(前席)がしっかりとお尻を支えてくれるので安心でした。グッとお尻に力を入れて、加速!という感じです。

インディアン SCOUT、これは楽しいです!

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