
文/Webikeスタッフ:リュウ
目次
【ネオクラシックバイク 比較インプレ】
ディテール&試乗インプレッション
旧車のような渋い見た目に現代のバイクの高性能技術をまとったジャンルがネオクラシックバイクです。
その特徴は車種名にも表れており、名車の名前が使われていたりします。
今回は2017年から2018年で登場した3車種を紹介します。
ホンダ CB1100RS
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ヤマハ XSR900
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※XSRには700もありますが、今回は900のみピックアップです。700はまたいつの日か!
カワサキ Z900RS
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車両サイズを比較
まずは車両サイズを比較してみます。
今も昔も「THE・ネイキッド」という風貌はいかにもバイクっぽくて格好良いですね!
【全長/全幅/全高】
・CB1100RS:2,180mm/800mm/1,100mm
・XSR900:2,075mm/815mm/1,140mm
・Z900RS:2,100mm/865mm/1,150mm
【車両重量】
・CB1100RS:252kg
・XSR900:195kg
・Z900RS:215kg
車両サイズに大きな違いはありませんが、Z900RSが数値の通り、やや幅広めな印象。
ハンドル幅が結構あるんですよね。
重量に関してはCB1100RSが結構重くて苦労しました。
普通に押し引きするだけなら良いんですが、ちょっとした坂道を押すときにはしんどいですね。
シート高、足つきを比較!
CB1100RS辺りは車両重量が重たいので、せめて足つき性だけでも良いと乗車の不安も減りますね。
と、言うことでシート高と足つきをチェックです。
【シート高を比較】
・CB1100RS:785mm
・XSR900:830mm
・Z900RS:800mm
XSR900のシート高は高め。
CB1100RSはシート高が低いので、重量の重さを多少はカバーできるでしょう。
【足つき】を比較
▲CB1100SR:シート高785mm(スタッフ身長168cm)
XSR900のシート高が高く、身長167cmのスタッフだと両足を地面に着けることはできませんでした。
それに比べてCB1100RSとZ900RSは安定して乗車できそう!
灯火類を比較
見た目は旧車の雰囲気に近づけているため、丸型のヘッドライトを装着した車両が多いです。
それが雰囲気出てて格好良いんですよねぇ。
【ヘッドライト】
・CB1100RS:LED
・XSR900:バルブ
・Z900RS:LED
XSR900はヘッドライトもウインカーもバルブを採用していて、昔ながらの良さを引き出しているように感じます。
CB1100RSとZ900RSはLEDが採用されているので、古さの中にも新しさを感じる別の魅力があります。
【テールライト】
・CB1100RS:LED
・XSR900:LED
・Z900RS:LED
テールライトに関しては3車種ともLEDが採用されており、もはや定番の装備になりつつありますね。
後ろ姿が引き締まります。
でもライトの形状にどこか懐かしさを感じます。
メーター装備
アナログな雰囲気の残るメーターは、やはりこのタイプのバイクに似合いますね。
XSR900のようにフルデジタルメーターでも、形が丸型なのでクラシック感が残ります。
ハンドル・スイッチ周り
最新のバイクなだけあって、モード選択や表示の切り替えを手元のスイッチで行う車種もあります。
便利ですねぇ・・・。
【CB1100RS】
CB1100RSにはグリップヒーターが標準装備されており、左グリップ根本のスイッチでON・OFF切り替えが可能です。
表示切り替えはメーター横のボタンで操作です。
【XSR900】
一見シンプルですが、セルスイッチやライトの切り替え、トラコンのスイッチは縦にスライドさせる動きが多いので、その辺に慣れる必要があります。
モード切り替えは右側にボタンがあるので、走行中の操作は難しいですね。
【Z900RS】
基本的な操作は全て左手で行うカワサキ車に多い配置です。
モードや表示の切り替えは上下矢印ボタンで行います。
シートの作りを比べてみる
シートもそれぞれで作りが異なっているのですが、どれもバイクの雰囲気に合っていて1番を決めるなんてことができません。
どれもクラシックな雰囲気があって格好良いですね。
足回りの装備を比較!
見た目のカッコよさもさることながら、走りもしっかり楽しめるのがネオクラシックバイク。
その走りを支える足回りの装備についてチェックしてみます。
【CB1100RS】
120/70ZR17 M/C(58W) / 180/55ZR17 M/C(73W)
【XSR900】
120/70ZR17M/C (58W) / 180/55ZR17M/C (73W)
【Z900RS】
120/70 ZR17M/C(58W) / 180/55 ZR17M/C(73W)
タンク容量と航続距離を比較!
3車種ともタンクがゴツいというのが第一印象なのですが、実際に容量はどれだけ入るのか比較してみます。
また、参考程度になりますが、航続距離も比較してみましょう。
【燃料タンク容量】
・CB1100RS:16L
・XSR900:14L
・Z900RS:17L
各車両で容量に大きな差はありませんね。
XSR900の容量が意外と少ないな、という印象です。
【燃費(カタログ値)】※WMTCモード値(クラス)
・CB1100RS:18.9km/L(クラス 3-2)
・XSR900:19.7km/L(クラス 3-2)
・Z900RS:20.0㎞/L(クラス 3-2)
Z900RSだけがリッター20kmオーバー!
あくまでもカタログ上の数値なのでライダーの乗り方や環境で変わってくるので、参考程度です。
単純計算で300km前後は走行できることになりますので、ツーリングも問題なしですね!
各車両の新車・中古車の価格は?
やはり性能が良いので価格もそれなりにはなってきます。
また、中古車もそれほど多く出回っていないので、購入時の予算は新車価格で探したほうが良さそうです(2018年5月時点)
【車両本体価格(税込み)】
・CB1100RS:¥1,378,080
・XSR900:¥1,042,200
・Z900RS:¥1,296,000(ブラック)/ ¥1,328,400(オレンジ)
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まとめ
改めて3車種を比較すると、どれもキャラクターが異なっていて、悩んでしまいますね!
あと、「古さ」と「新しさ」のイイトコドリなこのジャンルは今後一層盛り上がっていくでしょう!
旧車とはまた違う味のある魅力に溢れたネオクラシック・・・最高です!
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