文/Webikeスタッフ:リュウ

【ホンダ PCX150(2018)】
ディテール&試乗インプレッション

新型のPCX150は125と同様に2018年モデルからモデルチェンジをしています。
125と同等の車格ながら125よりも余裕を持って走行できる性能を持っています。
今回はそんなPCX150についてインプレします!

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150ccなのに車体は125と共通!

PCX150のポイントとして、125と車両サイズが共通になっている事があげられます。
原付二種クラスのサイズで排気量をアップしたことで、より余裕のある走りが可能になっています。
2017年型と比較をしてみましょう。

【全長/全幅/全高】を比較!

125ccと同じサイズ設定なのは2017年型から変化ありません。
全体的にシュッとした感じでシャープになった気がします。

・PCX150(2018):1,925mm/745mm/1,105mm
・PCX150(2017):1,930mm/740mm/1,100mm

【車両重量】を比較!

・PCX150(2018):131kg
・PCX150(2017):131kg

▲PCX150(2018)
▲PCX150(2017)
▲PCX150(2018)
▲PCX150(2017)
▲PCX150(2018)
▲PCX150(2017)
▲PCX150(2018)
▲PCX150(2017)

PCX150も、125と同様にフレームが新たにダブルクレードルフレームになっています。
高速道路やタンデム走行の際にその恩恵を体感することができます。

▲PCX150(2018)
▲PCX150(2017)
▲PCX150(2018)
▲PCX150(2017)

PCX125とPCX150の違いを見分けるには、ナンバープレートの色を見るかテールカウルのエンブレムを見ると一目瞭然です。

2018年型PCX150の足つきをチェック!

PCX150の足つきは良い方だと思います。
身長のあまり高くない人や女性でも安定して乗車することができます。

シート高を比較!

PCX150(2018):764mm
・PCX150(2017):760mm

シート高は2017年型に比べて4mmというわずかなアップになっていますが、乗車した感じではほとんど変わらない感じですね。

▲シート高:764mm(スタッフ身長170cm)

灯火類を比較!

【ヘッドライト】

ヘッドライトは2017年型に比べてちょっとイカツイ感じの見た目になっています。
そしてLEDライトが装着されているので、視認性も格好良さもバッチリ!

▲PCX150(2018)
▲PCX150(2017)

ウインカーもLEDでポジションランプ横に縦長の形状で配置されています。

▲PCX150(2018):ロービーム
▲PCX150(2017):ハイビーム

【テールライト】

テールライトも2017年型同様にLEDが採用されていますが、上下2段の発光になっています。
シャープな形状ながらも明るさ十分で視認性はバッチリです。

▲ウインカー点滅中

ジェットヘルメットも余裕で収納できるシート下トランク

シート下トランクの容量は約28L(10kg)まで収納が可能で、ジェットヘルメットが余裕で入ります。
・PCX150(2018):28L
・PCX150(2017):25L

▲PCX150(2018):28L
▲PCX150(2017):25L

さらにPCX150の特徴として、ETC車載器の取り付けが簡単にできるように作られています。
スペースもありますし、配線を通す穴も空けられているので車載器の取り付けはスムーズにできるでしょう。

▲取り回しも安心!

電源ソケット付属のインナーボックス

車両左手側にあるインナーボックスには電源ソケットが付属していますので、スマートフォンを始めとした電子機器の充電が可能です。
ボックス内には500mlのペットボトルを収納できるだけの広さがあります。

▲画像はPCX125ですが容量は一緒

デジタル化でよりスタイリッシュになったメーター

メーターは2017年型がアナログタイプだったのに対し、2018年型からはデジタルメーターになっています。
昼夜問わずに視認性は良く、ひと目で速度などの重要な情報が見やすいです。
表示内容は「速度計、時計、燃料計、平気燃費、オド、トリップ」です。

▲PCX150(2018)
▲PCX150(2017)

スマートキー採用でスマートな発進をアシスト!

2018年型PCX150にもスマートキーが採用されており、キーをポケットから取り出すこと無くエンジンをかけたり、シートを開ける事が可能です。
メインキーだけ無くさないように注意が必要です。
ダイヤルをワンプッシュして、青く光れば準備OKです。いつでも走り出せます。

▲動きません
▲準備OK!

ハンドル周り

スイッチ類などはPCX125と同様に、一部のスイッチのサイズが大きくなって押しやすくなっています。
ホーンとウインカーが他社のバイクと違う点だけ慣れが必要です。

足つき性の良さに貢献する座りやすいシート

PCX150のシートに適度な段差が付いているので座りやすいです。シート前方も絞られており、停止中の足つきも良好です。

タンデムステップは薄型ながら安定感あり!

2018年型PCX150は2017年型に比べてかなり薄型になっています。
さらに面も広くなった事で足を乗せた時の安定感が高くなっています。

▲PCX150(2018)
▲PCX150(2017)
▲しっかりと踏ん張れます

フロントABSが装着されて安全性もアップ!

タイヤサイズなどはPCX125と同じ設定になっています。
リアタイヤが太くなったことで、高速道路を走行する際の安定感がアップしています。

・PCX150(2018):【フロント】100/80-14M/C 48P【リア】120/70-14M/C 55P
・PCX125(2017):【フロント】90/90-14M/C 46P【リア】100/90-14M/C 51P

PCX150はPCX125に装備されているCBS(コンビブレーキシステム)が採用れていませんが、代わりにABSが装着されています。
フロントのみの作動となりますが、安心感は高くなりますね。

▲100/80-14M/C 48P
▲120/70-14M/C 55P

2017年モデルと比較してもその違いは一目瞭然!
何となく不安に感じていた2017年モデルのタイヤの細さが解消されてかなりポイント高いです。

▲左:2017年型、右:2018年型

リアサスペンションもストローク量が増えたことであらゆるシーンで乗りやすくなっています。

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2018年型PCX150の価格、維持費は?

2018年型PCX150の車体価格はPCX125に比べて税込みで約3万円高くなっています。
こちらはABSの有無で値段が異なっております。
・PCX150:¥373,680
・PCX150:¥395,280

税金に関しては初回のみ重量税が発生しますが、以降は軽自動車税のみでOKです。
・重量税:¥4,900
・軽自動車税:¥3,600

原付二種との違いは、ファミリーバイク特約の対象外になりますので、セカンドバイクとしては保険料が少し上がってしまうことでしょうか。
それでも僅かな違いだと感じる方には是非150ccをオススメしたいと思います。

2018年型PCX150の走行性能

さて、PCX150に実際に走行もしてみました。
せっかくなので高速道路も走って高速域の走行を体感できました!
まず出足の力強さはPCX125に比べるとやっぱりパワーがありますね。125でも市街地での走行では十分なトルクでしたが、PCX150はそれよりもう一段階力強い感じ。
かと言って低速で流す時に持て余すかと言えばそうでもなく、低速でも扱いやすく速度を上げるときにはスムーズに加速できるちょうど良いパワー感です。

そのまま下道を流しつつ高速道路に場所を移します。
本線合流までの加速では割とストレスなく伸びていきます。ただ、スクリーンが小さいので風がキツイですね。ロングスクリーンに交換しないと高速走行は厳しいと思います。
そしてそのまましばらく走りましたが、追い越しの際の加速があまり気持ちよく伸びない印象です。
速度自体はジワ~っと伸びていく感じ。後続車との距離を余裕持って開けないとなかなか不安です。

フレームとタイヤサイズの変更自体は非常に効果的に感じました。高速走行時の安定感はかなり増していると思います。
2017年型よりは安心して走行できるはずです。

トータルすると下道でも高速道路でもスムーズに走行できる使い勝手の良いバイクになっています。

まとめ

PCX125と同じ車体で排気量がアップしている事のメリットは様々な場面で体感する事ができます。
普段使いからちょっと足を伸ばして高速道路に乗ってみたり、タンデムしても余裕で走れる万能マシンになっています!
原付二種より少し余裕が欲しい方にはピッタリです。

撮影協力:株式会社ホンダモーターサイクルジャパン

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