文/Webikeスタッフ:リュウ

【50cc原付スクーター比較特集】
ディテール&試乗インプレッション

初めてバイクを購入する方にとって、最もハードルが低いのが原付スクーターではないでしょうか。
普通自動車免許を所有していれば運転することができますし、自転車よりも便利に使うことができます。
大型バイクを持っている人でも「ちょっとそこまで」から「通勤・通学」の足として所有すると非常に使い勝手が良いジャンルです。
そこで今回は新生活の相棒としてもピッタリな、オススメの原付スクーターを比較インプレします!

個性派にオススメ!ホンダ ダンク

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かわいい重視にオススメ!ヤマハ ビーノDX

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小さめサイズならオススメ!スズキ レッツ

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コスパ重視にオススメ!スズキ アドレスV50

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原付スクーターの車両サイズとフォルムをチェック!

「原付スクーターなんてどれも同じでしょ?」という声が聞こえてきそうですが、よーく見てみると実はそれぞれに個性があって全てが同じとは言えないんです。
車両サイズという面では基本的にはどれも小さくて、確かに差はあまり無いかもしれません。
まずは自分が普段使うものとして、気に入った見た目の車両を選ぶところから始めるのをオススメします!
多くのカラーラインナップも用意されていますので、好きなカラーを色々チェックして、毎日の通勤・通学を楽しめる一台にしたいですよね。

▲ダンク:81kg
▲ビーノDX:80kg
▲レッツ:70kg
▲アドレスV50:74kg

【全長/全幅/全高】を比較

・ダンク:1,675mm/700mm/1,040mm
・ビーノDX:1,675mm/645mm/1,005mm
・レッツ:1,660mm/615mm/995mm
・アドレスV50:1,670mm/620mm/1,005mm

どれもほとんど差がないですが、レッツが特に小型ですね!
最寄り駅まで、通勤や通学で使う人なら駅前などの駐輪場のサイズも気にしますよね。
取り回しはもちろん、駐輪場に置いてもあまり場所を取らずに済みそうなので、置き場が心配な方にもオススメです。

【車両重量】を比較

・ダンク:81kg
・ビーノDX:80kg
・レッツ:70kg
・アドレスV50:74kg

さすがにどれも軽量ですね(笑)
ここでもレッツが最軽量!このスペックだと老若男女問わずに楽に扱うことができます。

原付スクーター乗車中の様々な姿勢!

原付スクーターに関しては、ほとんどの人が足つきには不安がないと思います。
実際にウェビックスタッフも全員がほぼベタ足になりました。
そこで、シート高の比較と合わせて乗車時の足元のスペースについて各車両でご紹介します。
通勤や買い物で走行する時に足元にバッグや荷物を置く余裕があるのか?が想像できると購入時のポイントになりますね!

【シート高】を比較

・ダンク:730mm
・ビーノDX:715mm
・レッツ:695mm
・アドレスV50:710mm

ダンクがこの中ではシート高が高めに見えますが、それでも730mmなので基本的に原付スクーターの足つきはどれも良いです。
参考までに、身長167cmのスタッフがダンクに跨った際の足つきをご紹介します。

▲シート高:730mm

【足元スペース】をチェック

続いて、原付スクーターで走行中の足元はどれだけのスペースができているのかチェックしてみましょう。
通勤や通学で走行する時、足を伸ばしたりして少しでも楽な姿勢で走行したいですね。

ダンクやアドレスV50は足を伸ばせるので、多少リラックスした姿勢で乗車することが可能です。
身長が高い人でもそこまで窮屈にはならないのでオススメです。

▲レッツ:スタッフ身長167cm
▲ビーノ:スタッフ身長163cm

レッツやビーノは前方に足を伸ばせないので、少々窮屈に感じますね。
特にレッツは車体も小さいので身長の高い人が乗ると体が縮こまってしまい走行中は疲れてしまいそうです。
ただ、足元に荷物などを置く点では各車種で差はあまり無いでしょう。

原付スクーターの収納スペースを比較

普段の買い物や通勤・通学で乗る時に気になるのがどれだけ荷物が入るのか?という事ではないでしょうか。
シート下トランクやフロントポケットなど気軽な収納はスクーターの強みですよね!
車両選びの時にはこだわってチェックすることをオススメします!

【シート下トランク】を比較!

・ダンク:約23L
・ビーノDX:約19L
・レッツ:重量10kgまで
・アドレスV50:重量10kgまで

▲ダンク:約23L
▲ビーノDX:約19L
▲レッツ:重量10kgまで
▲アドレスV50:重量10kgまで

ダンクは縦長のスペースになっているのでジェットヘルメットを収納してもまだ少し余裕があります。
その他の3車種に関しては多少の深さはあるものの、フルフェイスヘルメット1つ分のスペースですので、あまり大きなものは入れられないでしょう。
通勤・通学時の保険として雨具を入れておくにはちょうど良い大きさです。

【フロントポケット】をチェック!

原付スクーターに乗っている時についつい使ってしまうオススメポイントはフロントポケットではないでしょうか。
汚れたシートを拭くためのウェスでも良いですし、毎日通勤時に決まった場所で一服するためのタバコなど様々な小物を収納する事が可能です。
フロントポケットだけでは無く、コンビニフック(荷掛けフック)が備わっている車両も多いですね。
その辺りも原付選びの際は要チェックです。

・ダンク:左右に小物入れ有り。電源ソケット付属。コンビニフック有り。
・ビーノDX:荷掛けフックのみ
・レッツ:フロントポケット有り。コンビニフック有り。
・アドレスV50:フロントポケット有り。コンビニフック有り。

▲ダンク:電源ソケット付き!
▲ビーノ:コンビニフックのみ
▲レッツ:約1.5kgまで収納可能
▲アドレスV50:約1.5kgまで収納可能

レッツとアドレスV50はペットボトルやグローブなどを収納することができます。ビーノにはフックしか無いので収納力はやや劣りますね。
この4車種の中ではダンクが1番でしょうか。
左側のポケットの他にも右側にインナーボックスが備わっています。500mlの紙パックなどを入れるのにちょうど良いサイズです。

▲ダンク:インナーボックス

原付スクーターの価格チェック!

原付スクーターを新生活の相棒として選ぶ際に、新車よりも中古車を探す方は多いと思います。
ですので、今回は新車価格とウェビックバイク選びに掲載している車両の中古相場をご紹介!

新車価格(税込)

・ダンク:¥214,920(一部カラーは¥220,320)
・ビーノDX:¥209,520
・レッツ:¥163,080
・アドレスV50:¥174,960

中古相場(平均本体価格)

・ダンク:¥153,900
・ビーノDX:¥123,400
・レッツ:¥96,000
・アドレスV50:¥71,300

ダンクは比較的年式が高い車両が多いので中古車相場も比較的高めになっていますね。
レッツやアドレスV50は市場に流通している台数が多く、年式も幅広いので相場はやや安くなっています。
車両の状態にもよりますが、なるべく安い車両を探している方にはアドレスV50などがオススメです。

原付スクーターの維持費は?

原付スクーターは何と言っても年に1回支払わなければならない税金が安く、維持費がそこまで高くないことが特徴です。
・重量税:0円
・軽自動車税:2000円
となっており、非常に安価です(2018年3月時点)

それ以外にも保険や駐車場代、ガソリン代なども発生はしますが諸々込みでも年間で5万円程度が平均ではないでしょうか。
原付であれば自転車と一緒に駐輪場に停めることができることも多いと思いますので、もっと節約できるかもしれませんね。

原付スクーターで走行する際の注意とメリット

原付二種やその他のバイクと違い、原付スクーターには様々な交通制限があります。
・30km制限
・二段階右折
・二人乗り禁止
・自動車専用道路の走行禁止(125cc以下も禁止です)

特に30km制限は、交通の流れが早い道路を走行しているとなかなかツラいものがありますね。
さらに、二段階右折もしっかりと覚えないと罰則を受けることになってしまいます。

ただし、通勤で使う時に嬉しいメリットもあります。
・バス専用レーンの通行可能

これは渋滞路を走行する際に嬉しいですよね!
渋滞を気にせずに空いている左端の車線を走行できるので、安全面でもプラスになるでしょう。

まとめ

普通免許でも乗れる原付スクーターは、まさに「バイクのはじめの一歩」としてオススメできます。
速度制限などありますが、その利便性に慣れてしまうと手放すことはできなくなります。
近場の買い物であれば歩きよりも楽ですし、わざわざ車を出す必要もなくなります。
新生活と初めてのバイクライフを原付スクーターから始めちゃいましょう!

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