文/Webikeスタッフ:リュウ

【150ccスクーター比較特集】
ディテール&試乗インプレッション

原付二種スクーターよりも大きくて250ccスクーターよりも小さい、程よいサイズ感で使いやすい150ccクラスのスクーターは1台持っていると便利な存在です。
車体は大きめになりますが、それでも小回りは効きますし高速道路も乗れるので行動の幅が広がります。
通勤・通学にはもちろん、軽いツーリングに使用しても問題なし。シート下の収納を活用すればお土産だって沢山買って帰ることができちゃいます。
そんな魅力たっぷりの150ccクラスのスクーターを今回は比較します!
※バーグマン200は排気量が違いますが、ほぼ同クラスと見なして比較対象に入れてます。

※PCXの年式を更新しました(2020年1月)

ホンダ PCX150

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ヤマハ NMAX155

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ヤマハ トリシティ155

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スズキ バーグマン200

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原付二種と変わらない!?150ccスクーターの車両サイズ

高速道路を走行できる150ccスクーターともなれば、車両サイズが大きくて日常での利用にあまり向いていないのでは?と思われがちですが、意外と小柄なんです。
とくに125ccの兄弟車が設定されている車両に関しては車両サイズが共通なものもあります。
サイズが一緒で排気量だけ大きくなっていれば、一層乗り回すシーンが多くなって所有する価値が上がりそうですね。
早速車両サイズを比較します。

▲PCX150:131kg
▲NMAX155:128kg
▲トリシティ155:165kg
▲バーグマン200:163kg

【全長/全幅/全高】を比較

・PCX150:1,925mm/745mm/1,105mm
・NMAX155:1,955mm/740mm/1,115mm
・トリシティ155:1,980mm/750mm/1,210mm
・バーグマン200:2,055mm/740mm/1,355mm

PCX150とNMAX155の車両サイズがそれぞれ125cc版と共通の数値になっています。
125が大きめなのか、155として小さめなのかの捉え方は人それぞれですが、取り回しのし易いサイズ感なのは間違いないです。

【車両重量】を比較

・PCX150:131kg
・NMAX155:128kg
・トリシティ155:165kg
・バーグマン200:163kg

ここでも驚くべきは、PCX150とNMAX155の車両重量がそれぞれの125cc版に比べて1kg重いだけということ。
トリシティ155やバーグマン200に比べるとかなり軽量!これなら毎日気軽に乗車できそうな気がしてきますね。

125ccよりも沢山入る?収納スペースをチェック!

125ccクラスと同じ車体であれば収納量も同じですが、車体が大きめのトリシティ155やバーグマン200の収納スペースについても比較してみます。
高速を走れるので、せっかくならツーリングに行ったり荷物を気にせずに走りたいですね。

【シート下容量】を比較

・PCX150:約28L
・NMAX155:約24L
・トリシティ155:約23.5L
・バーグマン200:約41L

バーグマン200のシート下容量の大きさがこの中では圧倒的ですね。
サイズや形状の組み合わせにもよりますが、ヘルメットが2つ入る収納スペースは非常に重宝します。
ちょっとした買い物程度であれば全て収納できてしまいます。

▲PCX150:約28L
▲NMAX155:約24L
▲トリシティ155:約23.5L
▲バーグマン200:約41L

【小物入れ】を比較

すぐに手が出せる位置に配置されていることの多い小物入れですが、無くても良いけどあると便利な存在です。
ペットボトル1本入るくらいの容量があると色々使い勝手が良いですね。

・PCX150:500mlのペットボトル1本収納可能。蓋付きで密閉型。電源ソケット付き
・NMAX155:500mlのペットボトル1本収納可能。乗車時左手側のみ。
・トリシティ155:500mlのペットボトル1本収納可能。蓋付きで密閉型。電源ソケット付き
・バーグマン200:500mlのペットボトル2本収納可能(左右分離型)。蓋付きで密閉型。電源ソケット付き。乗車時右側にもミニボックス付き。

このクラスになるとフロントポケットやボックスは基本的に装備されており非常にありがたいです。
しかも電源ソケットがほぼ標準装備になっているので、スマートフォンなどの電子機器を充電できるのでツーリング時も安心です。
しかし各車共通しているのはコンビニフックが無いですね。
125ccスクーターだとちょっとした買い物はフックを使って気軽にできただけに悩みどころですね。

▲PCX150:左側のみ
▲NMAX155:左側のみ
▲トリシティ155:右側のみ
▲バーグマン200:収納多い!

灯火類の装備をチェック

見た目も良くて実用性も高いLEDヘッドライトはいまや125ccスクーターにも標準装備されている事が増えてきていますが、150cスクーターには装備されているのでしょうか?
ツーリングにも使うとなると、灯火類は明るくて視認性に優れているものが良いですよね。

ヘッドライトを比較

・PCX150:LEDヘッドライト
・NMAX155:LEDヘッドライト
・トリシティ155:LEDヘッドライト
・バーグマン200:ノーマルバルブ

バーグマン以外LEDヘッドライトが採用されており、やはりこのクラスでは標準装備が多いですね。
特にトリシティ155のヘッドライトがロービーム3灯+ハイビーム2灯とかなり明るい仕様になっており、フロント周りに高級感ある印象を受けます。

▲PCX125:LED(画像はPCX125です)
▲NMAX155:LED
▲トリシティ155:LED
▲バーグマン200:ノーマルバルブ

テールライトを比較

後続車へのアピールとなるテールライトにもやはりLEDが採用される車両が増えています。
シャープな後ろ姿を演出するテールライトを比較してみます。

・PCX150:LEDテールライト
・NMAX155:LEDテールライト
・トリシティ155:LEDテールライト
・バーグマン200:ノーマルバルブ

テールライトに関してもLED採用が多いですね!PCX150はモデルチェンジしてから灯火類は全てLEDになっています。

▲PCX150:LEDテールライト
▲NMAX155:LEDテールライト
▲トリシティ155:LEDテールライト
▲バーグマン200:バルブテールライト

高速を走るなら要チェック!スクリーンを比較

高速道路の走行が可能になれば、普段の行動から少し足を伸ばしたくなりますよね。
ツーリングとまではいかなくとも、ちょっと早く帰りたい時やちょっとだけ遠出をしたくなったときに、ふらっと高速に乗って移動できるのはとても便利です。
ですが、ある程度の速度域になると気になるのが走行中の向かい風。
果たしてそれなりに快適に走行できるだけのスクリーンが備わっているのか?要チェックです。

▲PCX150
▲NMAX155
▲トリシティ155
▲バーグマン200

バーグマン200のスクリーンが一番高さがあって防風性能は高いです。
NMAXは社外スクリーンを装着しないと高速は結構厳しいですね・・・。80kmくらいで走行していると上半身に当たる風が強いです。

150ccクラスのスクーターって足つきどうなの?

荷物もたくさん入って高速道路も走れるなど、割と良い点が多い150ccスクーターですが実際に跨った際の足つきは気になりますよね。
特に毎日使うのであればその辺りは事前にわかった上で車両選びをしたいところです。

【シート高】を比較

・PCX150:760mm
・NMAX155:765mm
・トリシティ155:780mm
・バーグマン200:735mm

なんとここにきて排気量の大きいバーグマン200のシート高が一番低い事が判明。
トリシティ155はそこそこシート高が高いので、人によっては跨るのにちょっと苦労しそうです。

▲PCX150:スタッフ身長170cm
▲NMAX155(写真はNMAX125です):スタッフ身長168cm
▲トリシティ155:スタッフ身長168cm
▲バーグマン200:スタッフ身長167cm

125ccよりも楽?タンデム乗車チェック

150ccクラスになると、125ccよりもトルクアップしているのでタンデム走行も比較的楽になります。
では実際に2人で乗った時の距離感などはどうなのか、比較をしてみます。

▲PCX150(画像は2017年モデルです)
▲NMAX155
▲トリシティ155
▲バーグマン200

150ccクラススクーターのお値段は?

150ccを越えると値段も125ccより大きく上がってきてしまいますが、装備や性能を考えるとコスパは高いと思います。
と、いうわけで早速チェック♪
※全て税込み価格です(2020年1月時点)

・PCX150:¥380,600(ABS:¥402,600)
・NMAX155:¥378,000
・トリシティ155:¥453,600
・バーグマン200:¥523,800

まとめ

150ccの最大の魅力は125ccよりも行動範囲が大幅に広がることでしょうか。高速道路に乗れるのはやはり便利ですよね。
セカンドバイクと言わず、メインバイクとしても活躍してくれそうです。
150ccクラスはファミリーバイク特約が適用されず、維持費が多少上がってしまうのでその辺りも判断材料にする必要があるでしょう。
場合によっては車に変わる便利な相棒になる可能性だってある150ccスクーターは検討の余地が大いにありそうです!

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