それは、まだ大型自動二輪免許が一発試験による限定解除だった時代のことだ。
私はゼファー400で長野のビーナスラインに行った帰り、中央道 談合坂SA でそのバイクに出会った。
HONDA CB1100Rを彷彿とさせる赤白ツートン、グラマラスなスタイル。CB1000SF(ビッグワン)だ。
その場にいたライダーたちが「自分もいつかは乗りたい」という渇望にも似た憧れを口にしていたことを、圧倒的な存在感と共に今でも覚えている。
ホンダがプロジェクトビッグワンとして時代に問うた水冷直4ネイキッドバイクは、その後のビッグネイキッドのメートル原器となった。
端正でシンプルを極めたネイキッドスタイルに丸目1灯ヘッドライト、ツインリアショックのブームが花開く。
1992年の初代CB1000SFから20年余り、水冷ビッグネイキッドはジャパニーズスタンダードバイクとして、今も多くのライダーを惹きつけている。
目次
KAWASAKI ZRX1200 DAEG(ダエグ) 新車・中古車をさがす
排ガス規制の強化とともに、2008年にZRX1200Rが生産終了となった。その後継機として登場したのが、このZRX1200 ダエグだ。
エッジの効いたビキニカウルやシャープで近代的なデザインのLEDテールランプが大きな特徴であり、ZRX1200 ダエグの代名詞として定着している。
Z1000R、ZRX1100、ZRX1200R から伝統であるローソンラインもカラーバリエーションとして登場しているが、ブラック系も人気が高くカワサキらしい硬派なイメージも浸透しつつある。
熟成された水冷4気筒DOHC16バルブエンジンと車体は、幅広いステージで高い走行性能を発揮する。
特にスポーツ走行では「扱える楽しさ、バイクとの一体感」を感じとれるように、メーカーが力を注いだことがわかるだろう。
その証拠に、草レースなどはZRX1100、ZRX1200Rからダエグに移行しているライダーやチームも増えてきた。
更に大きなパワーを得る為に純正インジェクションからキャブレター仕様へ変更するカスタムも見られるが、インジェクションのままでも表彰台に登る実力を見せている。
ライダーそれぞれの技量に合わせてきちんと応えてくれる。それが硬派ZRX1200 ダエグだ。
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HONDA CB1300SF 新車・中古車をさがす
1969年のCB750フォア(K)以来、CBはホンダの絶対的なフラッグシップで在り続けた。
プロジェクトビッグワンのもと開発された初代スーパーフォア(CB1000SF)は1998年にCB1300としてフルモデルチェンジ。さらに2003年に現行型が登場した。 CB1300の初期型と現行型の外観上の大きな違いは、テールカウルとエンジンの造形。
現行型はテールカウルがシャープで大きく跳ね上げられており、LEDのテールランプを内蔵。
エンジンは初期型が空冷エンジンに似せたフィンがついているのに対し、現行型はフィンを廃したマッシブなデザインとなっている。
2005年に派生モデルとして登場したCB1300スーパーボルドールは大型のフロントカウルを装着し、高速ツーリングでのウインドプロテクションに優れる。
また、CB1300スーパーツーリングはさらに大型化されたウインドスクリーンやパニアケースを装備したグランドツーリングモデルだ。
SUZUKIA バンディット1250 新車・中古車をさがす
2006年のファイナルエディションをもって油冷エンジン搭載のバンディット1200が水冷エンジンのバンディット1250へとバトンタッチした。
モノリアサスのスタンダードなネイキッドとして欧州で人気を集めているロングセラーシリーズだ。 ネイキッドモデルに加え、フロントカウルを備えたバンディット1250S、欧州で先行発売されていたフルカウルバージョンのバンディット1250Fも日本に正式導入された。
ゴリゴリとしたトルク感が特徴の油冷エンジンを味わいたいというライダーには、バンディット1200も乗っておくなら今のうちだろう。 バンディット1200の中古車は走行距離が多いのはやむを得ないが、耐久性には定評のある油冷エンジンはGSF1200、INAZUMA1200、GS1200SSとエンジンパーツが共通、流用できるものが多い。
最新の水冷モデルなら、スズキがマジメに作った優等生ビッグバイクとして、シチュエーションを選ばず快適なツーリングが約束される。
YAMAHA FZ1 新車・中古車をさがす
スーパースポーツの先駆けとなったYZF-R1のエンジンを搭載したモンスターネイキッドがFZ1だ。
YZF-R1に比べ中低速重視にチューニングされたエンジンは、国内仕様の最高出力が94PSと抑えられ扱いやすくなっている。倒立式フロントフォーク、アルミフレームなどスポーツライドに重きを置いた車体は、雰囲気重視のビッグネイキッドと比べると一線を画す本気のスポーツライディングが楽しめるマシンであることを物語っている。
R1に魅かれるけれど、普段使いやツーリングでは扱い難いと感じているライダーにはピッタリな1台だ。
この他に、ビキニカウルを備えたモデルとしてFZ1フェザーがラインナップされている。