
目次
【ホンダ CBR400R】
ディテール&試乗インプレッション:スタイリング・外装編
CBR400Rは、フルカウルのレーシーなデザインの車体に400cc2気筒エンジンを搭載する、ミドルスポーツ車です。
今回試乗した2016年モデルは、2013年に新機種として発売された同車をマイナーチェンジした現行モデルです(2017年モデルではカラーチェンジがあったのみ)。
ホンダのフルカウルスポーツ車の伝統を受け継ぐ "CBR" の名を冠してはいますが、穏やかなスペックのツインエンジンや乗りやすさを重視したライディングポジションなど、日常使いやツーリングでの扱いやすさを目指して開発されています。
はたしてCBR400Rのもつ日常での走りやすさや使い勝手はどんなものなのか、"フツーのライダー"目線でスタイリングや装備、走りをレビューします!
CBR400Rのココがイイね!
- レーシーなデザインがカッコイイ!やっぱりバイクは見た目が大事
- 扱いやすいエンジン特性で燃費がイイ!
- 決定的な欠点が見つからない、オールマイティーさ
CBR400Rの評価(筆者の主観です)
ルックス | :★★★★★ |
---|---|
取り回し | :★★★★★ |
足つき | :★★★★★ |
加速 | :★★★★★ |
燃費 | :★★★★★ |
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スタイリング:2016年モデル以降はよりレーシーな姿に
2013年に発売されたCBR400Rですが、2016年モデルでCBR1000RR(SC59後期)に似たレーシーな姿に生まれ変わりました。
スピード感とアグレッシブさが強調されたスタイリングは、スーパースポーツ然としていてカッコイイです!
自分がレーシーな走りをするかは置いといたとしても、やっぱり見るからに「速そう」と思えるバイクっていいですよね。もし私が峠道でCBR400Rをバックミラーで見つけたら、スッと道を譲ってしまうと思います(笑)
車体は400ccクラスとしても大柄で、250ccスポーツ車とやはり比べるとドンとした存在感があります。
それもそのはずで、全長は2,080mmでホイールベースも1,410mmと、なんとCBR1000RRよりも大きいんです。
スピードはともかく見映えは立派でカッコイイバイクがいい、というライダー心理をよく理解してデザインされてますよね。
スクリーンもスーパースポーツよりは角度が立っていて、ほどよく風防効果があります。
またカウル前部にエアダクトがあって、見た目もレーシーなのと、整流効果があって高速走行時などの安定性を高めているそうです。
また前後から見ると、ツインエンジンのメリットを生かした車体のスリムさがよくわかります。
特にリヤは後端に向かってキュッと絞り込まれているせいか、その分タイヤが太く見えますよね。
リヤタイヤは太く見えたほうがなんか速そうでカッコイイ、というライダー心理をここでもよく理解してデザインされています。
カウルに付いたミラーの位置と高さがとても見やすく、視線をあまり動かさずに後方確認がしやすいのも好印象でした。
エンジン特性やポジションだけでなく、こうしたことも「乗りやすい」と感じるための大事なポイントですよね。
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灯火類:LED化されたヘッドライト&テールランプ
顔つきは、CBRシリーズの旗艦1000RRの先代モデルに共通するデザインです。
2眼式ヘッドライトとポジションランプもLEDで、白っぽい光がイマドキですね。
ローの時でも両眼とも点灯するのがイイ感じ。ハイの時だけ両眼点灯よりもカッコイイんですよね。
テールライトもシュッとしたラインで構成されていて、リヤ周りのスポーティさをアピールしています。フェンダーはやや野暮ったいので、個人的にはフェンダーレス仕様にしたいところ。インナーフェンダーもいくつかのメーカーから発売されています。
ハンドル周り:セパハンだけどポジションはゆったり
ハンドルはフルカウルスポーツの定石であるセパレートタイプですが、トップブリッジの上に装着されていて、高くかつ手前気味にセットされています。
ネイキッドやツアラータイプなどとあまり変わらない軽い前傾ポジションなので、キツ過ぎる前傾姿勢で疲れてしまうようなこともありません。
リラックスした姿勢をとったり、ちょっと前傾気味にスポーツライディングしたりと、自由度の高いハンドルポジションだと感じました。
左右グリップのスイッチ類はいたってオーソドックスなもので、余計なものはついていません。
左側スイッチ類は、上からハイロー切り替え>ホーン>ウィンカーとなるこの頃のホンダ車によくあるパターンです。
他メーカーや昔の車両とはホーンとウィンカーの位置が逆になるので、それらからの乗り換えの人は慣れるまでご注意を。
取材時にも、交差点を曲がるときに「プッ」とホーンを鳴らしちゃったのが恥ずかしかったです。。
メーター:シンプルな液晶メーター
ハンドル奥のカウルにセットされたメーターは、シンプルさ以外に取り立てて特徴はないデジタル液晶メーターです。
速度、回転数、時計、燃料計、瞬間/平均燃費とその他警告灯を表示。
欲を言うなら、ギアポジションインジケーターが欲しかったところ。というのもトルクがあって扱いやすいエンジンなだけに、いま何速に入っているのかわからないこともあったんです。
それ以外は、視認性もいたって普通で不満は感じませんでした。
車両・撮影協力:株式会社ホンダモーターサイクルジャパン
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