文/Webikeスタッフ:リュウ
目次
【ホンダ CBR1000RR】
ディテール&試乗インプレッション:外観編
2004年に「CBR1000RR」として発売が開始されて以来、絶大な人気を誇るスーパースポーツバイクですが、2017年にSC77としてフルモデルチェンジされました。
数多くあるCBRシリーズの頂点に君臨し続ける中で、常に進化を続けて”速さ”を求めるライダーを唸らせてきたマシン。
今回も見た目はもちろん、性能も大幅に変更されてより速く乗りやすいマシンへと進化を遂げました。
通常のCBR1000RRに加え、サーキットで速く走ることを目的に高性能パーツを装備したCBR1000RR SP/SP2が存在します。
今回はそんな最高の走りを楽しませてくれるマシンに迫りました!
※今回の撮影ではCBR1000RR SPをお借りしました。
CBR1000RRのココがイイね!
- 攻めのルックスが最高にイケてる
- 高性能パーツで「走る、止まる」の全てがスムーズ!
- マジで速い
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スタイル:驚くほどコンパクトでスリム。そしてめちゃめちゃ軽い!!
ひと目見てリッタークラスとは思えない車体の小ささに驚きます。なんとCB400SFよりも小さいんです!これには驚きました。
その車体の小ささから想像通りの軽さ・・・・。あまりの軽さにガソリン入ってるのか確認しましたが、しっかり満タンでした。
カタログ値によると車両重量は195kg(SP)。そりゃ軽いはずです・・・。
この時点でマシンに群がったウェビックスタッフ数人は「うわー!」とか「なんじゃこりゃ!」と子供のように大騒ぎ(笑)
とにかくギュッとまとまった車体からは速そうなイメージしか湧きません。
SSらしいフォルムは必然的に乗り手の気持ちを高ぶらせてくれます。いや~格好いい!
正面から見ると、鋭い目つきのイカツイお顔がこんにちわ。アッパーカウルがとっても小さくてスリム・・・。
跳ね上がったテールとリアタイヤの太さが際立って、前から見ても後ろから見ても迫力満点!
灯火類:LEDでとっても明るい!そして目つきが怖い!
フロントマスクはキリッとした目つきのヘッドライトが特徴的です。
ローの状態で二眼点灯するのが個人的には最高です!片目点灯が主流ですが、こっちの方がイカツクて格好いいと思うんですよねぇ。
夜走ってて後ろからこのライトが見えたら道を譲る自信があります。
テールライトとウインカーもLED採用で非常にシャープな後ろ姿です。
ライト自体も小ぶりなのがいかにもスーパースポーツって感じで良いですよね。
たまらない後ろ姿です。
また、フロントウインカーはミラー内蔵タイプです。
これによってサイドカウルのデザインが非常にスッキリしたものになります。また、サーキット走行をする際もミラーとウインカーを同時に外せるので楽ですね♪
タンク:チタン製にすることで大幅な軽量化!(SP/SP2のみ)
車両の軽さに一役買ってるのが間違いなくこのタンクです。
SPでは公道用車両として世界初のチタン製タンクを採用しています。これによってCBR1000RRに比べて1.3kgもの軽量化をしているそうです!
一見普通のタンクに見えながら実は高性能な感じがイケてます。
合わせてHRCステッカーと、「RR 25th Anniversary」のステッカーが特別感を一層引き上げます。
ハンドル:思ったほどポジションはキツくなかった!
ハンドルはSSお決まりのセパハンなのですが、思ったほどキツくないな、という印象です。
絞りもそれほど厳しくないので、結構リラックスした姿勢でハンドルを握ることができました。ガッチガチの前傾姿勢を想像してたんですけどね。。
とはいえ「楽勝♪」と言えるほどのポジションでは無いので、あくまでも他のSSに比べると楽かな?という程度です。
マフラー:超いい音!!!!!
純正マフラーがとっても良い音です!
かなり迫力ある重低音の効いたサウンドが響きますので、それを聞いてるだけでもかなり気分が高まってきます。
普通の見た目が好きになれない方は社外マフラーに交換するのもありですが、見た目に不満がなければ純正でも十分満足できると思います。
それくらい良い音なんです!!!
メーター:フルカラー表示で美しい・・・
メーターはフルカラーTFT液晶が採用されており、表示がとても綺麗で見やすいです。
自動調光機能も搭載されているので日中でも普通に見えるのが嬉しいですね。
「時計、タコメーター、速度表示、シフトポジション、選択モード、オド、トリップ」など情報量は非常に多いです。
メーターに表示される内容の切り替えは全てハンドルスイッチで行います。
全部手元でできるので、いちいちメーターまで手を伸ばさなくて済むのって本当に便利ですよね・・・。
MODEを押して切り替え箇所を選択し、SELボタンで切り替えていきます。
例えば、MODE1を選択した状態でSELボタンの▲を押していくと、MODE2→MODE3→USER1→USER2と選択する流れです。
LAPタイマーもハンドルから操作できるので、サーキットなどでも簡単に操作することができます。
モード選択:幅広い5種類のモードから選べる
MODEは全部で5種類から選択することができ、
それぞれざっくりと説明すると
・MODE1(フルパワー)→トラコン介入:少なめ、エンブレ:小、スロットルレスポンス:イケイケ
・MODE2(まぁ普通)→トラコン介入:普通、エンブレ:小、スロットルレスポンス:優しい
・MODE3(穏やか)→トラコン介入:大、エンブレ:大、スロットルレスポンス:優しい
となります。
その他にも全ての項目を任意で指定できるUSERモードが2つあります。
街乗り程度であれば、MODE2か3が最も楽しく乗れると思います。
MODE1はなかなかにイケイケドンドンです。乗るときは是非自制心と穏やかな心でお願いします。
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CBR1000RRとSPの違い
ここまではCBR1000RRとSPでも共通なのですが、主に足回りが異なるのでここからは比較していこうと思います。
いかにSPが走りに特化した仕様なのかを是非ご覧ください!
【外観】
パッと見は似てるのですが、よく見ると異なる部分が結構見つかります。
足回りの装備や、乗車定員の違いによるタンデムステップの有無などが異なります。
CBR1000RR SPはタンデムステップが無い分テールの見た目がちょっとスッキリしています。
【フロント周り】
CBR1000RRのフロントフォークはショーワ製テレスコピック式の倒立サス。
SPはOHLINSのSmart ECシステムが採用され、電子制御サスペンションになっています。
走行状況に合わせてセッティングが変えられる素晴らしい機能。市街地でもサーキットでも気持ちのいい走りをアシストしてくれます。
インナーチューブがゴールドで格好いい・・・
この違いによってトップブリッジ周辺の見た目も少し変わってきます。
CBR1000RR SPのレーサーっぽいルックスが格好いいです。
キャリパーはCBR1000RRがトキコのラジアルマウントキャリパーを採用しているの対し、SPはbremboのモノブロック4ピストンキャリパーを装着しています。
CBR1000Rでも十分な制動力はありますが、SPはより高速域での負荷の高い状況においても安定したブレーキングを発揮してくれます。
とにかく制動力はさすがbremboとも言うべきで、タッチの柔らかさやコントロール性が絶妙です。
ホイールはカラーリングが異なります。
CBR1000RRはブラックですが、CBR1000RR SPは高級感のあるゴールドです。性能に違いは無くともやはりSPの方が所有した時の特別感が違いますね。
【リア周り】
リア周りに関しては大幅に違う部分はあまりありません。
フロント同様にタイヤのカラーリングが違うことと、キャリパーもSPはゴールドになっています。
全体的にSPの方が特別感が強いんですね。実際特別なんですけど・・・
スイングアームも同じなんですが、やっぱりSPの洗練された作りというのが前面に伝わってきます。
SPの方が足回りはシャープで軽やかなイメージですね。
大きく違うのがリアサスです。
CBR1000RRがバランス・フリー・リアクッションが装着されているのに対し、CBR1000RR SPはフロントフォーク同様にOHLINSのSmart ECシステムの電子制御サスペンションです。
フロントフォーク同様に走行状況に合わせてセッティングを変えてくれるスグレモノ。
また、Smart ECにもモードがいくつかあり、「Track、Winding、Street」で設定されて走行シーンで減衰力調整を自動で行ってくれるオートモード。
もう一つはサスペンションセッティングを自分好みに任意でセッティングができるマニュアルモードです。
私は街乗りでしかしてませんが、明らかにSPの方が乗り心地は良かったです。フロントとリアそれぞれのサスペンションの動きがここまでマシンの特性を変えてしまうのかと感動しました。
さすがOHLINS。凄いぞOHLINS!!
【リアシート】
見た目的な部分で言えば、リアシートも異なります。
CBR1000RRは二人乗り使用なので、タンデムシートが存在します。CBR1000RRは最初からシングルシートカウルなので、一人乗り仕様になっています。
やっぱりシングルシートカウルの方が見た目レーシーで格好いいですね!形状は一緒なので、多分CBR1000RRにもこのシングルシートカウルは装着できるはずです。
CBR1000RRもタンデム走行にはあまり向いていない車種と思われるので、見た目重視でシングルシート仕様にしてしまった方が格好いいと思います!(完全に個人の好みです)
横から見るとSPのテールがシュッとしてる雰囲気がわかりやすいです。
こうして見ると、主に走りに関わる部分においてアップグレードされているのがCBR1000RR SPだとわかります。
出力などの基本的なマシン性能は一緒なので、結果として「高性能パーツが着いているSPの方が乗りやすい!」という印象になると思います。
ちなみに、SPから更にアップグレードされたCBR1000RR SP2は専用設計のエンジンやマルケジーニホイールの装着など、よりレース走行での速さに特化した仕様になっています。
SP2は台数限定のために既に購入する事ができませんが、SPでも素晴らしい走りを堪能できると思います。
外観まとめ
先代から大幅にモデルチェンジされたCBR1000RRですが、見た目は最高に格好いいです。
私は今回借りたことがきっかけですっかりハマってしまい、撮影した写真をPCの壁紙にしてしまいました(笑)
他のウェビックスタッフも口を揃えて「格好いい!」という反応を見せていました。
やはり全体から溢れ出るSSらしさがライダーを惹きつけるのだと思います。
「カスタムしなくても格好いい」それがCBR1000RRです。
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