市街地やサーキットなど、舗装された路面の走行を得意とするバイクを「オンロードバイク」と言い、対して土や砂などの未舗装路を走行することに適したバイクを「オフロードバイク」と呼ぶ。
オフロードバイクは、デコボコした路面を走り易いように大径のホイール(フロント21インチ、リヤ19インチが主流になってきている)や、路面からのショックを吸収しやすいように長いストロークをもったサスペンションを前後に装備するなど、未舗装路に適した専用の設計が施されている。
エンジンには 4ストローク、2ストローク、単気筒、Vツインなどがあり、排気量も50cc~リッタークラスまで様々ある。排ガス規制やインジェクションの進化により、近年では単気筒4ストロークエンジン+インジェクションという組み合わせが多くなった。
では、オフロードバイクの魅力とはなんだろうか?
世の中にこれだけ魅力的なオンロードバイクが溢れている中で、なぜオフロードバイクを選ぶ人がいるのだろうか?ウェビックスタッフのオフロードライダーからの意見も交えてまとめてみた。
■どこでもいける!
ツーリングなどで、地図では繋がっている道なのに途中から未舗装になって断念せざるをえない・・・こんな苦い経験とはおさらば!林道を楽しみながらそのまま目的地を目指すことができる。また、そういった林道を走ることを目的とした「林道ツーリング」も楽しめるのは、オフロードライダーの醍醐味の1つ。オンロードバイクでは出合えない景色を是非!
■オフロードが走れる
せっかくのオフロードバイクなら、その醍醐味でもある未舗装路を走って楽しむということに是非チャレンジしていただきたい。専用タイヤを履いたオフロードバイクであっても、やってみると想像以上に難しく感じることだろう。しかし、オンロードバイクでは絶対に走れないような悪路、勾配、水たまりを走破するのは本当におもしろい。サーキットに比べてオフロードコースの走行料が安く、初心者には指導をしてくれるコースもあるので、気軽に練習してみてほしい。
■財布にやさしい
オンロードバイクに比べて各種パーツが安価であるのも魅力的だ。
プラグは1本、エンジンオイルは1L程度とメンテナンス費用を抑えられる。なにより、転倒してしまった際のダメージが小さい。そもそも丈夫な車体は、転倒程度で大ダメージを受けることは少ない。再起不能に壊れてしまったパーツがあっても、オンロードバイクの同箇所の部品に比べると安価に購入できるものが非常に多い。カスタムパーツも同様だ。
■着せ替えで気分一新!
オフロードバイクは、外装に貼る専用シール(グラフィックデカール)が数多く発売されている。外装が傷ついてしまった時や、気分転換をしたい時にイメージチェンジを図ることができる。また、色違いの外装を購入して着せ替えを楽しんだり、レース用と普段使い用とで分けているライダーもいる。
足回りをスワップしてモタードとして楽しむライダーも多い。
目次
YAMAHA WR250R 新車・中古車をさがす
ヤマハ発動機が、オフロードでの『YZF-R1』をコンセプトとして開発したのがWR250Rである。
公道用市販4stオフロードバイク(レーサーは除く)の中では各パーツの完成度が高く豪華で、ノーマルでも林道やエンデューロはもちろん、モトクロスコースも本格的に楽しむことができる。
純正デジタルメーターには「dIAGモード」というものがあり、エンジンの回転数を表示させたり、燃調がボタンひとつで変更可能となっており、カスタムした際などにFIからのガソリン噴射量を調整することができる
購入にあたっては、モタード(WR250X)と悩む人が多いと思う。
Rのモタード化は、フロントのキャリパーサポートを交換すればX用のホイールが装着可能。リヤスプロケットはX用のノーマル丁数で使用した方が良いだろう。
もし、オフロードメインで楽しむならば、Rからのモタード化を推奨する。街乗り程度なら問題ないが、サーキット等でのモタード走行を行うならば、モタード向けのセッティングが必要だ。ちなみにWR250Xの足回りは、オフロード走行に対しては固くて不向きのため、オン・オフ両方やるならRがオススメだ。
ハザードがあるのもちょっぴり嬉しい。
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YAMAHA SEROW250 新車・中古車をさがす
オフロード専用車というよりもオフロードもツーリングも楽しめるデュアルパーパス車という性格のバイクで、「マウンテントレール」というコンセプト通り山道をトコトコ走るのがよく似う。
同じヤマハのオフロード車でもコンペ志向の高いWR250Rとは真逆の方向性となっている。
ホイールサイズはフロント21インチ、リア18インチとなっており、シート高もオフ車の中では低めの810mm。 女性も初心者も安心して林道に入って行くことができる。
1985年に発売された初代セロー225は、2005年にフルモデルチェンジをしセロー250となった。 2008年モデルからはフューエルインジェクションを採用し、それまでのキャブレターモデルと比べて始動性も改善された。 ヘッドライト下には初代からグラブレールがついており、林道で倒してしまった時も引き起こしや引き上げに便利。
大型のリアキャリア、スクリーン、アルミ製アンダーガード、ハンドルガードのオプションを装備したツーリングセローというバージョンもあり、テント一式など泊まりがけでのロングツーリングを楽しむライダーにはぴったりのバイクだ。
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KAWASAKI KLX250 新車・中古車をさがす
フロント21インチ&リヤ18インチというホイールサイズ。比較的安価でリセールバリューも高め。
燃費が良く1Lで30km以上の実燃費、タンク容量は7.7Lなので満タンで250キロ前後の航続距離があり、オフロードも交えたロングツーリングにも向いている。
リペアパーツが多く、構造も比較的簡素で、オフロードバイクならではの整備性の良さもあるので、オフロード入門にはぴったりなバイクだろう。
WR250Rと比べると馬力、トルク、最高速度では及ばず。とは言え、KLX250は林道を楽しく走るのであれば十分なスペック。
位置付けとしてはWR250Rとセロー250のちょうど中間にあり、オフロード性能はCRF250Lよりやや上といったところだろうか。
燃料供給がキャブレターからフューエルインジェクションになったことで始動性も格段によくなった。
山の中でエンジンがかからないといろいろと大変なため、中古を探す人はFIモデルをおすすめする。一方のキャブレター仕様はエンジンにパンチがあり、高回転を楽しむことができる。
HONDA CRF250L 新車・中古車をさがす
XR250が生産終了となってから、空白となっていたホンダの250ccオフロード。
2012年に満を持して発表されたのがCRF250Lだ。 レース用バイクCRFシリーズの外見を纏ったシャープな印象と、CBR250Rと共通の新世代水冷エンジンを搭載する。
足回りも一部のレーサーだけに採用されるセパレート・ファンクションフォークを採用し、しなやかな足回りに仕上げられている。
エンジン特性とあいまってオンロードもオフロードも非常に乗りやすい。
そしてなんといっても車体価格が抑えられており、このクオリティで40万円台という脅威のプライスだ。
様々な国で販売されているグローバルモデルであり、カスタムパーツも豊富。浮いたお金で自分好みにカスタムする事も出来るはずだ。
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