文/Webikeスタッフ:リュウ

【ホンダ VTR250】
ディテール&試乗インプレッション:外観編

Vツインエンジン搭載の250ネイキッドとして長きに渡って愛されてきたVTR。
スタイルの変わらない親しみやすい車体にタフなエンジンで、スキルを問わず多くのライダーに支持されてきた1台です。
街乗りにもツーリングにもマルチに活躍してくれるVTRに迫ります!
※今回はスペシャルエディションをお借りしました。

VTR250のココがイイね!

  1. 軽量で扱いやすい車体が良いね!
  2. トルクのあるエンジンが楽しい!
  3. やぱりスタイルが格好いい!

【VTR250の評価:5点満点】(筆者の主観です)
ルックス:★★★
取り回し:★★★★
加速:★★★
走り:★★★
メンテナンス性:★★★
通勤快適度:★★

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全体像:シャープなスタイリングにクラシカルな雰囲気がよく似合う

スタイリングは落ち着く雰囲気を醸し出しています。
それでいて気軽に乗れる親しみやすさのようなものも感じられ、日常のあらゆるシーンに馴染めそうです。
スペシャルエディションはとにかく渋くて格好いい!これで夜のカフェ巡りとかしたら最高なんでしょうね・・・。
想像しただけでニヤけてしまいます。

灯火類:今風じゃないのが良い

ヘッドライトはマルチリフレクター+バルブの組み合わせ。ウインカーは至って普通のオレンジレンズです。
最近はヘッドライトもウインカーもLEDであったり、クリアレンズが主流になってきている中であえて昔からのスタイルを貫くところが好感を持てます。
むしろこのクラシカルな車体には昔ながらのスタイリングが似合っていると思います。

ライト無点灯
ライト点灯時

テールライトもLED等は採用されておらず、昔から変わりません。
けど、それが良い。

タンク:質感、デザイン共に高級感を感じられる!

タンクは落ち着きのあるシルバーで上質な雰囲気を感じられます。
光沢のあるHONDAエンブレムとそれを挟み込むラインが良い感じですね!全体の落ち着いた雰囲気はこのタンクから放たれている気がします。

シート:落ち着きのあるカラーと優しい座り心地

マシン全体がグレーやブラックでまとめられた中でブラウンのシートがかなりいい味を出しています。
上質感を演出するタンクやフレームのカラーに対し、渋さを強調するシートが非常にイケてます。
また、全体的に座り心地は良いのでそこまでお尻が痛くならないのもグッド!

シート全体
タンデムシート
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サスペンション:カラーリングが良いアクセントに

リアサスはVTR特有の軽快な走りを支える実用性に優れているのはもちろん、カラーリングにおいてもアクセントになっています。
全体的に渋めのカラーリングのマシンですが、サスペンションの赤色が綺麗に映えます。
こういうワンポイントアクセントって良いですよね!

ハンドル周り:程よくアップで広すぎないハンドル

自然な乗車姿勢で走行できるちょうど良いハンドル幅です。
至って普通のハンドルですが、スマホホルダーやUSBを取り付けやすそうなスペースが多いので場所には困らなそうです。

メーターはシンプルなアナログ2連メーター。
デジタルメーターが増えてきている中でこういうスタイルを継続しているのは悪くないですね。

前後足回り:軽やかな走りを実現!

タイヤサイズはそれぞれ
フロント:110/70R17M/C 54H
リア:140/60R17M/C 63H
と、なっています。

多少細さを感じますが、それでも小回りの効きや軽快な走りが楽しめる点では良いと思います。

ヘルメットホルダー

バイクから離れる際に便利なヘルメットホルダーがシート下に装着されています。
キーを回すとホルダーがスライドして引っ掛けられるようになっています。

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シート下スペース:ちょっとした小物が収納できる

シートはヘルメットホルダーの裏側にあるツマミを引いて開けます。開けると車載工具やバッテリーにアクセスする事ができます。
それ以外にもちょっとした小物スペースがあり、ウェスや小型の雨具を入れておく事が可能です。
筆者が以前乗っていたバイクにも同様のスペースがありましたが、そこそこの広さで結構使い勝手が良いです!

iPhoneだと参考にならないですが・・・

外観編:まとめ

今回撮影したスペシャルエディションは、クラシカルな雰囲気に今流行りのネオレトロっぽさがあってとても格好いい1台でした。
シャープなテール周りでスポーティーさを演出しつつも、カラーリングで大人の上質感もある。
色々な表情を見ることができるVTRも残念ながら2017年で生産が終了となってしまいました。
非常に残念ではありますが、中古車両の流通数はまだまだ豊富なので、きっと気に入る1台が見つかるはずです。

【VTR250】
ディテール&試乗インプレッション:足つき、走行編

次は実際に跨った様子をお届けします。

足つき:基本的に跨りやすい

【身長167cm】
755mmという低めのシート高もあり、足つきは比較的余裕があります。
167cmのスタッフもベタ足で乗車することができ、安心そうです。
ハンドルの高さもちょうど良く、無理のない自然な乗車姿勢で走行できます。車体も軽量なので、停車中の不安も無いそうです。

【身長180cm】
続いて私が乗車してみました。
足つきというより、膝の曲がり具合や持て余し感を参考にしていただければと思います。
停車時はもちろん、乗車中の姿勢が結構縮こまる形になるので窮屈さは拭えません。ハンドルも低く感じるので体を丸めて乗車する感覚です。
膝が曲がりすぎるのも体格に合っているとは言えないので、正直あまり楽とは思えませんでした。

走り:下からでもグイグイ行けるタフエンジン

実際に走行してみると、いい意味で予想を裏切られました。
どうしても250ccのバイクってパワー不足に思われがちですが、VTR250はそんな事を感じさせないくらいグイグイ進んでくれました。さすがVツインエンジン。
低~中速の力強さはやはり流石ですね。これに軽量な車体が加わった事でスパッと切れ味の鋭い走りを楽しめます。
ただ高速域での走行になるとやはり250ならではのキツさが出てきますので、高速道路を長時間走行し続ける状況などは少し苦しいかもしれません。
それでも峠道のワインディングなどを十分に楽しめるポテンシャルを秘めています。
「パワーこそ全て」という走りよりも「テクニカルに攻める楽しさ」を感じることができる車両だと思います。
個人的にはサブで持っておきたい1台です!

足つき、走り編:まとめ

昔から変わらず愛され続けてきた車両だけあって完成度がかなり高いです。
とにかく自由に操りやすい車両なので、間違いなく走る楽しさを教えてくれるでしょう。
足つきも優しいので女性や初めてバイクに乗るライダーにも安心のバイクです!

【VTR250】
ディテール&試乗インプレッション:番外編

タフでよく走るエンジンと軽い車体のVTR250ですが、それゆえにレース仕様になっているものを見かけることもあります。
最新の250ccバイクにもまだまだ負けない性能や乗りやすさは多くのライダーに支持されています。
ちょうどウェビックにもVTR250でサーキットを楽しんでいるスタッフがいたので、VTR250をレース仕様にするとどうなるのか?の一例としてご紹介します。

全体:原型がほぼ無くなるレベル

当然ながら保安部品は全て外してしまうのでヘッドライト始め電装系は全て無くなります。代わりにフロントカウルが装着されています。
それに合わせてテールカウルもシングルシートカウルに変更され、かなり戦闘的なスタイルに。
アンダーカウルを装着することで一層レーシーな仕上がりになります。これはレーサー仕様じゃなくても装着しても良いですね。
純正でかなりクラシカルな雰囲気を出しているバイクがここまで攻めたスタイルに変更できるのは、それだけVTR250の汎用性が高い証拠なのかもしれません。

▲フロントカウル装着
▲アンダーカウル装着

ハンドル:セパハン化によってコクピット周りも別物に

ハンドル周りもセパハンにすることで本来の姿は跡形もなく消え去りました。
実は私はこの姿をよく見ていたので、今回ノーマルのVTRをお借りした際に「あれ、VTR250ってバーハンだったけ・・・?」なんて勘違いしてました(笑)
それくらいセパハンでもスタイル的には違和感が無い車両です。

テール周り

優しいフォルムだったVTR250の後ろ姿も、レース用のカウルを装着すればこんなにトガッたスタイルに変身できるんですね。
レース用と割り切っているからできる加工もありますが、無駄を削ぎ落としたスタイルもなかなか似合います。

番外編:まとめ

VTR250の番外編、如何でしたか?
マシンに作り込みはあくまでも個人の好みになるのでスタイルは人それぞれですが、レース用に仕上げても十分イケてるスタイルなのがVTR250です。
しかも頑丈でよく走る!長期間に渡ってレースで楽しめること間違いなしです。
「サーキットを走ってみたい」と思ったら、是非このVTR250も候補に入れてみてはどうでしょう?
そしてどこかでこのVTR250を見かけた際には応援してあげてください(笑)

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撮影協力:株式会社ホンダモーターサイクルジャパン

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