
文/Webikeスタッフ:リュウ
目次
【ホンダ CRF250M】
ディテール&試乗インプレッション
オフロードバイクとして多くのライダーに愛されているCRF250LをオンロードモデルにしたのがCRM250Mです。
マシンの造り自体は同一ですが、モタードスタイルのこちらは小径のオンロードタイヤによって乗り味が大きく異なっています。
オフモタ系のバイクにあまり馴染みのない筆者が素人っぷり全開で迫ります!
|1| 足つき良好で乗車しやすい!
|2| パワフルなエンジンは回すことで本当に楽しめる!
|3| ヒラヒラ感はもう病みつき!乗ると欲しくなる魅力がある!
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フォルムのデカールも派手めで格好いい!
ツートーンカラーで彩られたボディが格好いいですね~。派手すぎないけど地味でも無いスタイリングは惹きつけられるものがあります。どっちかと言えば派手なんでしょうね。
高めのシートと跳ね上がったマフラーがいかにもモタード!って感じでやる気アップです。
さらに17インチタイヤの影響か車高が高く見えてるのもイケてますね。マフラーと同時に上がったテールなんかも堪りません!
また、ボディに大きく描かれたデカールがかなりイケてます。
一見普通の白ラインのように見えて「CRF」を全力でアピールしてる感じ。たまりません。
こういうデカールっていかにもモタ車!って感じで、街中で見かけるとついついガン見してしまいます(笑)
前後から見るといかにスリムなマシンなのかがわかります。
全幅815mmという細さは街中での軽快な走りに大きく影響してくる事に加え、乗車時のまたがりやすさにも繋がっています。
程よいアップハンにハンドルブレース付き
程よいアップハンで乗車姿勢は非常に楽です。幅も少し広めになっているのでリラックスした姿勢でライディングする事ができます。
また、ハンドルブレースの役割を果たすバーも一体化されているので振動軽減にも一役買ってくれます。
ただ、ハンドルと同色であまり目立たないので、見た目を派手にするためにハンドルバーパッドを付けるとイケてる度も一気に上昇!自分らしさをアピールする場所でもあります!
ガッチリステップでスタンディングも安定!
ステップはオフロードの250Lと共通で歯型のステップが採用されています。これが靴の裏面とガッチリ噛み合うことでステップ安定感が非常に大きいです。
そこそこ幅広なのでスタンディング時はホールド力も高く、靴がほぼ滑ることなく走行できます。
街中をスタンディングで走ることはほとんど無いと思いますが・・・。
ちなみに筆者は走行中無駄にスタンディングになることが多かったです。特に理由はありませんが、楽しかったからです(笑)
軽快な走りを生み出す前後17インチタイヤ
タイヤは前後17インチになっており、CRF250Lとは異なるサイズになっています。
250Lがフロント21インチにリア18インチのオフロード定番組み合わせになっているのに対し、こちらは完全にオンロード向けの足回りとなっています。
走行した感じはなかなかクイックな動きをしてくれる事に驚きました。
「タイヤが変わりだけでこんなにも走りは変わってくるのか!」と感動を覚えました(笑)
コンパクトながらも明るいヘッドライト
ヘッドライトデザインは小型ながらもマルチリフレクター採用で夜間も非常に明るいです。
様々なオフロードバイクに乗っている別スタッフも「オフ車にしては十分明るい!」と驚いていました。
公道をメインに走る上では嬉しいですね。
テールライトはシンプルなのですが、今回お借りした車両はリアブレーキをしっかり踏み込まないと点灯しませんでした。
念のため事前にどれくらい踏めば点灯するのかを確認したほうが良いでしょう。
ブレーキをかけているつもりでもライトが点かないと危険ですので予め知っておく必要があります。
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シンプルなメーターだができれば小型化したい
メーターは非常にシンプルな作りになっています。
燃料計、時計、タコメーター、速度計、トリップA・B、オドが全てデジタル表示されています。
表示が非常に綺麗なのと、バックライトが明るい影響で夜間も視認性は良好です。
「もう少し小型のメーターに交換しても良いなぁ~」と思ったのですが、メーター自体がヘッドライト周りのカウルと一体になっているので加工無しではメーターの好感は難しそうです。
しかし、小型に交換するともっとスッキリして格好良くなりそうです。
アップタイプマフラーがイケてる!
サイレンサーはモタードらしいアップタイプがよく似合います。
ただ、リアウインカーとの距離が近いので純正のウインカーはすぐに汚れてしまいそうです。
小型ウインカー等に変えると良いかもしれませんね。
また、排気音はシングルらしい小気味よいサウンドを奏でます。アクセルを開けた際のあのレスポンスの良いサウンドは何ともライダーの気持ちを高ぶらせてくれます。
サイレンサーのヒートガードはなんと驚き三枚構成!
なかなかしっかりガードされていますね~。他のオフロードバイクを見ても珍しいのはないでしょうか?
確かに走行中はエキパイからの放熱でかなり足が熱くなります。サイレンサー部分も同様に放熱が凄まじいことへの対策なのでしょう。
ヘルメットロック付属!
テール部分にヘルメットロックが付属しています。
オフロードバイクにはヘルメットロックが付属していないのが当たり前と勝手に思ってましたので、意外でした!
ミラーに掛けるよりもしっかりロックに掛けた方がバイクから離れる際も安心ですよね!
テールのカバーを外すと収納スペースあり!
テール左側の黒いカバーを外すと車載工具と書類を入れるのにちょうど良いスペースがあります。
スペースも小さいので収納量に関してはあまり豊富ではないですね。。あくまでも簡易的な使用に限られてきます。
車載工具は最低限の本数ですね。簡易的な整備の際に使う程度です。
エンジンガードは簡易的なものだが問題なし
さすがオフロードバイクがベースになっているだけあって、エンジンガードもきちんと装備されています。
やや簡素な印象を受けますが、オフロードバイクのようにガッツリとガレ場に行くようなバイクでも無いので、これくらいでも十分でしょう。
フレームカラーと同一で目立たないくらいがちょうど良いです。
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◆『人気モタード 試乗比較!』CRF250M、WR250X、XT250X 3車種比較!250ccクラスのモタードを買うならこれだ!
CRF250Mの足つきは?
CRF250Mに筆者含めて2人のスタッフで乗車して足つきチェック!
パッと見でシート高が高そうな雰囲気があって少し不安でしたが、思った以上にサスが沈み込んだので結果的にはベタ足に。
膝が軽く曲がる程度には余裕がありますので、停車中も不安はありません。
驚いたのは、降りる時にのスタンドの掛かり具合が意外と浅い!マシンがほぼ直立くらいの角度になったので「大丈夫かな?」と思ってしまいます。
しかし、自分が降りると一気にサスが伸びて角度も問題ないくらいには戻ったので一安心の筆者でした。
乗車時をイメージして足を乗せてみました。
姿勢的には特に問題なく乗車でき、「無理のない姿勢って楽だなぁ」なんて思いながら乗車してました(笑)
続いて、身長167cmのスタッフが乗車します。
このスタッフは普段オフロードバイクをメインに乗車していますので、自分のバイクと比較してのコメントも貰いました。
跨るときはシート高に少し苦しんでいた様子ですが、サスが沈み込むことで両足つま先立ちにはなります。
「余裕ではないけど、まぁ何とか」という力強いコメントをもらえました。
外から見てる分にはちょっとキツそうです。
片足をステップに乗せてしまえばもう片方の足は問題なく地面に着けることができるので、こっちの方が停止中は楽そうです。
ちなみに腰を少しだけズラして座っていますので、バッチリ安定!というわけでも無いですね。
引っ張ってたーのしー!けど低速ではモタツキも・・・
CRF250Mで走行してみると、ガンガン引っ張って走るバイクなのかな?という印象を受けました。
発進してからある程度加速するまでは125ccスクーターの方が速いと思います。
ただし、高回転まで引っ張ってシフトアップしていくと結構速い!そしてやっぱり軽い!
気持ちのいいサウンドとともガンガン進んでいけます。回していくとトルクフルな走りを楽しめますので、まずはアクセルを開ける!これが大事に思えます。
気になった点としては、低回転域のトルクの弱さ。
20~30kmで走ると結構モタツキました。アクセルを開けても回転があまり上がらない。しっかりシフトダウンしてからまたアクセル開け気味で加速しないと走れません。
筆者は3速30kmくらいでトロトロ走ってる時にエンストしました・・・(汗)
別のスタッフも同じような感想を持ったそうで、低回転域では思うような走りをしてくれなかったそうです。
250ccエンジンなので、多少開け気味でもそこまで爆発的な加速はしません。ある程度はメリハリを付けて走行するのが楽しむコツでしょう。
ビギナーに優しいモタード
今回筆者は初めてきちんとオフモタ車両に乗りました(知人のバイクを適当に乗った事は数回)
試乗してモタード初心者はもちろん、バイク初心者でも乗りやすいバイクだと感じました。
人によってはやや足つきが厳しくなりますが、同ジャンルの中では比較的跨りやすいと思います。
また、オフ車にしては重い部類でも十分軽いバイクですので、力に自信の無い人でもヒラヒラ走り進めることができて、いつでもどこでも楽しめること間違い無し!
自分色のカスタムもしやすい車両は走り以外にも楽しめる要素は盛りだくさん!
色々な可能性を広げてくれる非常に良いバイクです!!!
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撮影協力:株式会社ホンダモーターサイクルジャパン
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