マスコットスクリーンに擦り傷や引っ掻き傷がある場合は、アルミ部品の磨き&バフ掛けと同じ要領で磨き込むことで、輝きを復活させることができる。キズの深さに応じ、600~800番くらいの耐水ペーパーから順繰りに磨きを入れ、1500番くらいまで磨き込んだら、バフレッククス・グリーンで仕上げ、フィニッシュに花咲かGワックスを利用すれば、艶輝きの復活と同時に汚れ防止を行うことができる。気になるスクリーンやマスコットスクリーンにキズがあるなら、試してみよう。

文明の利器「ポリッシャー」が凄い

自衛隊幌車の「ビニール窓磨き」にも使われている花咲かGワックス。もちろん四輪ライトウエイト・オープンスポーツカーの幌のクリアビニール磨きでも定評の美しさを得られるとして好評だ。微粒子コンパウンドが含まれるが、磨き込みによって粒度が徐々に小さくなり、樹脂部品にスクラッチキズを入れてしまうことがないのも大きな特徴。電動orエアーポリッシャーを利用することで、効率良く仕上げることもできる。ただし、バランス良く磨かないと、逆にダメージを与えてしまうことも多いので(研磨熱で)、常に状況確認しながら作業は強引に進めず、あくまでやさしく進めるのがコツのようだ。

目立つ擦り傷は徐々に平滑に

立ちゴケによってザザッーとなってしまったスモークスクリーンの擦りキズ。ここまで深いキズでも、耐水ペーパー+スポンジブロックで徐々に番手を細かく磨いて行けば、キズ消しは十分可能である。



粗目の耐水ペーパーは作業が早いが、逆に、深いキズを付けてしまう恐れがある。後々の仕上げが大変になってしまうので、バランス良くペーパーを選んで、霧吹きで水を吹付けながら作業開始。今回はキズが深いので、400番から開始した。クッションスポンジに耐水ペーパーをセットして、一箇所ばかり強く磨き込まないように作業進行。今回は、400→600→800→1200→1500番と順繰りに作業を進めていった。

全体的な「曇り」なら大丈夫。ムラなく進行

1200番ペーパーの研磨キズを、1500番ペーパーを使って消していく。このような作業手順で400→600→800→1200→1500番と順繰りに前工程のキズを消しながら作業を進めていくのがコツだ。最終的に1500番では、キズと言うよりも「曇り」のような雰囲気になった。

プロ御用達の研磨ペーパー「バフレックス」



ここで登場するのがプロ御用達の「バフレックス」のグリーン。2000番の擦り目を消すことができる優れもの研磨紙だ。今回、使ったのはドライ仕様のバフレックスだが、耐水研磨仕様のバフレックスもある。ペイント材料を取り扱うプロショップなら購入できる。専用のスポンジパッドにセットして、ドライ環境でゆっくりポリッシング。最初から力を込めるのではなく、表面を滑らせるように擦りながら、作業面を確認しつつ徐々にチカラの入れ具合を調整。スクリーン表面が細かく研磨されることで、大量の樹脂粉が出てくる。この研磨効果はとにかく大!!

ドライ仕様のパフレックス・グリーンで、スクリーンの表側全面を磨き込んだ。スモークスクリーンとは言え、本来は透けて向こう側が見えるが、この研磨作業後は完全な曇り状態。ここから先は、コンパウンドとポリッシャーの出番である。

キズ消し磨き込みで効果的なワックス

汚れ落としのクリーナー、磨きのポリッシャー、輝きのワックス、3つの性能を併せ持った磨き剤が、花咲かGワックスである。 経年変化や紫外線による塗装の白ボケや色あせは、柔らかい布で丹念に磨きこむことでツルツル、ピカピカに仕上がる。曇ったクロームメッキ部品や、輝きを失いつつあるアルミ部品には輝きを与える。塗装面の細かなスクラッチキズ、自動車ではドアノブ周辺の爪によるキズを磨くことで目立たなくなる。四輪幌車のビニール製窓は、経年変化で白濁や黄変が始まり視界不良になるが、花咲かGワックスを利用することで、視界確保が可能になる。

小型エアーポリッシャーも高性能

作業用コンプレッサーを所有しているのなら、小型サイズのエアーポリッシャーは欲しいところだ。異なった粒度のコンパウンドやワックスを同じパフで磨くときには、その都度、中性洗剤とタワシでバフ面の汚れを洗って水洗し、エアーブロー後に再利用するようにしないと、また細かなキズ(スクラッチキズ)を付けてしまうことになる。

スモークスクリーンでもクリア感抜群!!

一気に全体を磨き込むのではなく、手のひらサイズごとに磨きエリアを広げていくのがよいだろう。花咲かGワックスを磨く箇所に薄く伸ばしながら塗りつけ、エアーポリッシャーにウールバフを取り付け、やさしく磨き込む。徐々にチカラを入れながら磨き込み、高温にならないように、時折、水を霧吹きするのが良い。ウールバフよりも細かな仕上げに向いているスポンジバフを使ってみたが、このスクリーン(ポリカーボネイト製)では、ウールバフの方が輝き作業性も良いようだ。

POINT

  • ポイント1・キズの深さに合わせて耐水ペーパーで徐々に番手を増しながら、キズを平滑に磨いていく
  • ポイント2・バフレックスのグリーンを利用した。ペイント面の磨き復活だけではなくスクリーンにも効果的
  • ポイント3・手磨きでも、ある程度までは仕上げられるが、ポリッシャー磨きによってより一層美しく仕上がる
  • ポイント4・花咲かGワックスの併用で、仕上がりが良くなりワックス効果を得ることができる

マスコットスクリーンには走行中のハネ石や虫が潰れて付着することが多々あるため、何気なくウエスで拭き取ってしまうことがよくある。実は、この拭き取り時に使うウエスが問題で、ウエスの繊維によって部品表面に小さなスクラッチキズを付けてしまうことが多い。作業手順としては、タップリの水道水で浸したウエスをスクリーンに当て、水分で滑らすように汚れを除去することから始めよう。潰れた虫は、水分でふやかすことで除去しやすくなる。その後は、柔らかいマイクロファイバーウエスなどで水分を拭き取るのがベストだが、そんな日常の繰り返しで知らず知らずに増えてしまうのがスクラッチキズだ。

キズ消しに効果的なのが「花咲かGワックス」である。塗装表面に付いた細かなキズやスクラッチキズを除去するのに最適な商品。輝きが減り、くすんでしまったクロームメッキ部品も、このワックスを使って磨き込めば、かなりのコンディションまで輝きを取り戻すことができる。

ここでは、アクリル製やポリカーボネート製スクリーンのキズ補修にチャレンジしてみた様子をリポートしよう。電動でもエアー式でも、ポリッシャーを使って磨き込むことで、効果的かつ作業性良く輝きを取り戻すことができる。スクラッチキズばかりではなく、コケてしまったことで擦れたスクリーンのキズに関しても、手順を追うことで驚きの輝きを取り戻すことができる。ここでは、そんなスクリーン(ポリカーボネート製)を耐水ペーパーで磨き込み、徐々に深い傷を浅くし、仕上げ磨きで花咲かGワックスを利用した実例である。ご覧の通りスクリーンのキズは、思いの外、消えた。また、ワックス効果によって、驚くほどの輝きを取り戻すことができた。

ペイント部品の擦り傷を消したり、キズを目立たなくするための磨きケミカルとして、手軽に利用できるのが花咲かGワックスの特徴。利用後は、ピカピカ、ツルツルになるので、この感覚は多くのサンデーメカニックに体感してほしいもの。蛍光灯の映り込みからもわかるように、深い擦り傷だった部分がポリッシングによって平滑になり、さらに磨き込むことでいい感じに美しく仕上がった。深いキズが無くても、定期的な磨き込みによってスクリーンは輝きを増し、ライディングに集中できるようになる。

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