愛車を大事にしたい。
そう思わないライダーはいないでしょう。

目に見える場所であれば、異常が起きても大体のことはすぐに対処できます。
しかしこれが目に見えない場所だとそもそもの発見が遅れたり、対処しようにも簡単にはできません。

今回は、目に見えない場所、かつバイクの心臓であるエンジン内部を内側からメンテナンスしてくれるオイル添加剤について。
「どんな効果があるの?」「そもそもオイル添加剤って必要なの?」といった疑問にお答えしながら、2020年にウェビックユーザーから支持を集めたオイル添加剤TOP10もご紹介していきます!

オイル添加剤とは?

筆者はオイル添加剤のことを、オイルを「白ごはん」としたときの「ふりかけ」の様なものと考えています。


(画像は筆者が大好きな味道楽)

白ごはんはそれ単体でも充分においしいし、栄養もあります。
ふりかけをかけると更においしくなることはもちろん、カルシウムやビタミンなど、白ごはんだけでは得られない栄養を摂ることもできます。

前提として、オイルには必要とされる添加剤が既に入っています。
オイル添加剤は、その添加剤の効果を強化したり、含まれていない成分を追加して補強する役割があります。

そして、オイル添加剤の効果として忘れてはいけいのがフラッシングです。

フラッシングとは?

燃料の燃えカスや削れた鉄粉など、エンジン内に堆積するゴミをスラッジと呼びます。

このスラッジを取り払い、エンジン内をキレイにすることをフラッシングと言います。
フラッシングを行うことで、エンジン内部をより正常な状態にでき、パーツへのダメージやパワーロスを軽減することができます!

フラッシングはオイル交換の際に一緒に行う場合が多いです。
古いオイルに混ぜたり、それ単体を注入してオイル交換の前に循環させることで、エンジン内をフラッシングします!

こんな時にはオイル添加剤を!

最近のバイクであれば、定期的に正しくオイル交換を行っていれば、オイルに含まれている添加剤の効果だけでもエンジンの健康を保つことはできます。


しかし時間が経った古いバイクや過酷な状況で走ることが多いバイク、ちょっとオイルの交換やメンテナンスを怠ってしまった様なバイクの場合は、エンジンの健康を保つため、また取り戻すために、オイル添加剤は大きな力になってくれます!


いいものを正しく食べて、悪いことが起こるハズがありません。
オイル添加剤は出力、燃費、フィーリングをはじめとした走行性能の向上も期待できます!
健康な状態を維持し続けるためにも、早いうちから整えておきましょう!

簡単すぎ!?オイル添加剤の使い方

オイル添加剤の使い方はこの上なく簡単!
オイルの注入口から、適量を注ぐだけ。

オイル添加剤の注入量は、一般的にはオイルの10%~20%程度という場合が多いです。
ケチらず、使い過ぎず、説明書をよく読んで用法用量正しく使用しましょう!

またこれは応用的な話なのですが、オイル添加剤の中には、オイルに添加する以外にも使用できるモノがあるそうです。
興味がある方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください!

https://www.webike.net/magazine/maintenance/maintenance-chemical/51862

最新!オイル添加剤ランキング!

ここから、2020年のウェビックショッピングのデータを独自に集計したオイル添加剤TOP10を、ランキング形式ご紹介します!

10位 OMEGA OIL|摩擦軽減剤 1000 [300ml]

まずご紹介するのは、オメガオイルの「摩擦軽減剤 1000」です!
エンジンオイルに添加することで、エンジン内の金属表面に強固な油膜を形成し、ミクロン単位の凸凹を埋めて摩擦・磨耗を抑えます!
潤滑特性を上げ、フリクションロスを大幅に軽減してくれるので、レスポンスも向上します!

9位 TITANIC|フラッシングチタン

チタニック製品の特長は、使用することでエンジン内部にチタンの被膜を形成し、エンジンを保護してくれること!
エンジン内の汚れを落としてくれるフラッシング剤でもあり、オイル交換を入れる前にこれ単体で注入、循環させることでフラッシングできます!

8位 WAKOS|EF エンジンフラッシュ

続いてご紹介するのはワコーズの「EF エンジンフラッシュ」
オイル交換の際に、交換前のオイルに添加してアイドリングすることで、強力なフラッシング効果が期待できます!
スラッジがゴリゴリとれるので、オイルエレメント(フィルター)の交換もお忘れなく!

7位 Castrol|エンジンシャンプー

エンジンを内側からシャンプーする!カストロールのエンジンシャンプー!
強力洗浄成分「PCA」が、堆積した頑固なスラッジ(油泥)を力強く浮き上がらせます!
使用前後のシフトチェンジのフィーリングを比べてみてください!

6位 MOTUL|エンジンクリーン(オートバイ用) 【0.2L】

オイルブランドとしては知らない人はいないモチュールのエンジンクリーン。
特殊清浄分散剤により、エンジン内のピストンリング等に付着した、カーボンやスラッジ類の汚れを強力に清浄・分散→エンジン内部を洗浄し、エンジン内部をキレイに!
これによりピストンリングの張力を復元し、圧縮のばらつきを抑えてくれるので、出力やフィーリングの向上が期待できます!

5位 EPL|PL-500 オイル添加剤

非常に強力な潤滑性能を発揮しながら、効果を長期持続するメタルトリートメント。EPLの「PL-500」
エンジンオイルの添加剤としてだけではなく、フォークオイルなど金属と金属が擦れあうような場所にも使用できるらしい!?

4位 LIQUI MOLY|オイル添加剤 OIL Additive MoS2 SHOOTER

エンジンレスポンス、燃費、シフトフィーリングなど走りの質を向上させ、高い耐久性が特徴のOIL Additive MoS2 SHOOTER。
4ストロークのバイクにも、2ストロークのバイクにも、キャタライザー車にも使用できます!

3位 Hiroko(広島高潤)|KZ ヒートカット [100g]

植物由来のひまし油を使用したヒロコーの「KZ ヒートカット」が3位にランクイン!
クラッチが滑る心配もなく、フリクションロス、走行時のチャタリング(細かな揺れ)の軽減が期待できます!
こちらも4ストロークバイク、2ストロークバイク双方にしようでき、あくまで推奨の範囲ですが、サスペンションオイルにも使用できるんだとか。

2位 SUPER ZOIL|[スーパーゾイル] FLUSHING ZOIL(フラッシングゾイル)

2位はスーパーゾイルの「FLUSHING ZOIL」!
KING of 添加剤、スーパーゾイルが「フラッシングの革命」と評する自信作で、フラッシング専用となっており容量も2リットルと大め。
スーパーゾイルの代名詞「金属表面改質」効果にも期待できます!

1位 SUPER ZOIL|[スーパーゾイル] SUPER ZOIL for 4cycle

ライバルは本当にいないのか!?やっぱりスーパーゾイルはすごかった!
2位に引き続き、スーパーゾイルの「SUPER ZOIL for 4cycle」が1位に輝きました!
エンジン内の金属表面のダメージをなんと回復させ、エンジンオイルの劣化も抑えてくれます!
PTFEやモリブデンなどの固形物、有機溶剤を含まず、クラッチを滑らせたりオイルフィルターを詰まらせることも、パッキンやゴム類を侵す事もなくエンジンに優しく作用!
サイズは100mlから450mlの4種類から選択できます!

さて、ここまでTOP10のオイル添加剤をご紹介してきました。
しかし気づけば、ここまで4スト専用はあれど2スト専用のオイル添加剤はご紹介できていませんでした。

ご安心ください!
2ストバイク専用のオイル添加剤もちゃんとありますので、ご紹介します!

【番外編】SUPER ZOIL|[スーパーゾイル] SUPER ZOIL for 2cycle

2スト専用のオイル添加剤もスーパーゾイルが制した!
いまや数が少なくなった2ストバイク。
この2サイクルエンジン用金属表面改質剤「SUPER ZOIL for 2cycle」を使って、寿命をグっと伸ばしたい!

ここまでお読みいただきありがとうございました。
繰り返しになりますが、健康なバイクであればオイル交換を定期的にかつ正しく使用しているのであれば、基本的にオイル添加剤は絶対必要なモノではありません。
その上でオイル添加剤を使えば、きっとあなたの愛車をより健康に、より気持ちよく、より安心して走らせ続けることができると思います!
この記事が、あなたのバイクライフにとって有意義なものであったなら幸いです!

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