イタズラや盗難が社会問題になる中、年ごとに出荷数を伸ばし、現在では数多くの愛車家ライダーに利用されているのが「市販ガレージ」である。オーダーメイド建築で、自分専用の空間を作り出すのは、夢のまた夢かも知れないが、僅かでもスペースを確保できたのなら、市販のバイクガレージで自分専用の愛車空間を創り、思いっきり楽しむこともできる。ここでは、デイトナから発売されている市販ガレージに注目してみよう。

大型スポーツ車なら2台格納可能サイズ

DAYTONA デイトナバイクガレージ DBG-1730H(品番:90644)

バイクファンからの要望や意見を数多く持っているデイトナの意思を色濃く反映しつつ、「100人載っても大丈夫!!」のキャッチフレーズでお馴染み、スチール物置で知られるイナバ物置がOEM生産するデイトナバイクガレージ。商品名DBGはズバリ「デイトナ・バイク・ガレージ」の略称だ。現在、数多くの販売実績があるのがこのタイプ。型式1730Hの外寸は、間口1790mm×高さ2370×奥行3050mm。スポーツバイクなら大型車2台でも格納できる。

バイクの下に敷くマットやガレージ全体に縞鋼板デザインのゴムマットを敷くことで、防音性やクッション性など、使い勝手が良くなる。ゴムマットを鉄板フロアへ敷いた上に、さらにバイク下にジュータンのようなメンテナンスマットを敷くことで、お気楽かつ気持ち良く座り込んでのバイクメンテナンスやバイク磨きに没頭することができる。ガレージライフを楽しもう。

「いたずら防止」抑止力にもなる!!

イナバ独自のガレージには無く、デイトナガレージならではの装備と呼べるのが、セキュリティロックの「シャッターガード」。高剛性なラウンドロック(別売り) を利用することで、仮に、シャッターを破って壊すまでには、相当な時間を要し、大きな音も出るため、簡単には犯行を進めることができない。盗難防止に対する大きな味方であり、大きな抑止力にもなるのが、このデイトナにガレージ独自の装備だ。

屋根が高い「H仕様」。一番奥にはスチール棚が標準装備される。使い手となるオーナー独自のさらなるアイデアで、様々な使い勝手を創造できるのがデイトナバイクガレージ。通常のスチール物置をガレージとして利用するのと、デイトナバイクガレージを利用するのとでは、安心感や使い勝手が大きく異なる。オプションの防雨電源ボックスも、たいへん便利な装備だ。

使い勝手良好な採光システム

上段が型板ガラスとなっているカマチドア(画像右端のドア)や採光壁は、ガレージ内へ天然の明かり=陽の光を取り込むのに、たいへん便利。実は、これが「ありがたい装備」でもあり大人気だ。ガレージの購入発注時に、これらのオプションを最初から設定することで、納品据え付け時に組み込まれる同時装着オプション扱い。後々、取り付けたいと思っても、これはできない。毎度毎度、シャッターを開閉操作しなくても済む、カマチドアの存在は、間違い無く便利と言えるだろう。

幅広ラダーでバイク出し入れ楽ちん

通常のオプション装備品として別売りされているアルミスロープのワイド仕様。ガレージ内フロアと地面の高さをスロープで調整できる。幅広設計なのでバイクの押し歩き時にも使い勝手が良く、靴底が滑りにくい特徴もある。

カスタム次第でウッディな雰囲気に

デイトナスタッフのアイデアで施工された木製の内張りサイディング。白物家電のような外観は、防犯上でも決して目立たせたくないのが本音だが、ガレージ内空間は、アイデア次第で雰囲気はガラッと様変わりできる。オーニングを入り口に取り付ければ、雨の日でも内部に雨風が吹き込むことなく、大好きなバイクいじりや磨きやメンテナンスも気楽に実践することができる。

POINT

  • ポイント1・バイクの保管に最適なのがバイクガレージ。組み立て式の市販品なら施工後即日、ガレージングを楽しめる。
  • ポイント2・市販バイクガレージで数多くの実績があるDBG=デイトナバイクガレージ。様々な大きさタイプがあり、ラインナップも豊富だ。
  • ポイント3・ ユーザーのアイデア次第で様々な拡張性を楽しむことができる。ライダーの隠れ家にも!!

限りあるスペースを有効活用して「ガレージを作りたい!!」「建てたい!!」と考えたときに、手っ取り早く、もっとも確実なのが、市販バイクガレージを購入して、組み立て設営することだろう。とは言っても、我々サンデーメカニックにとって重要なことは「いかに使いやすい=バイクいじりしやすいガレージにするか?」ということでもある。

「物置の延長」的な使い方として考えれば、市販品のスチール物置を購入=即問題解決になるとは思う。しかし、我々サンデーメカニックの悩みは、実に、奥深いものだ……。欲を言出せばキリが無いもの。しかし、ガレージオーナーになれば、誰にでも理想はあるだろう。しかし、コスト的にも、スペース的にも、時間的にも……それが「理想と現実」というものであり、その溝を埋めることに、たいへん苦労するのだ。それら様々な懸案を踏まえた結果として、導き出された答えが「市販バイクガレージ」というのが、実は数多いようなのだ。

デイトナが取り扱うバイクガレージ「ベーシックシリーズ」は、100人載っても大丈夫!!のキャッチフレーズでお馴染み、あのイナバ物置で設計製造されている。同社にもバイクガレージと呼ばれるシリーズ商品があるが、デイトナでは、ガレージユーザーや潜在ユーザーから様々な意見や要望を聞き調べ、それを商品に反映しつつ、イナバ物置へ製造を委託しているのが大きな特徴と言えるだろう。同社製品であっても「デイトナ仕様」は、デイトナの販売チャンネルでしか取り扱われていない。言わば「バイクガレージに特化した設計の商品」なのである。

我々サンデーメカニックとしての希望の中には「ガレージの拡張性」もある。一般的に、組み立て済みのガレージ本体を目の当たりにすると、得てして「寸法関係」ばかりを気にしてしまいがちだが、デイトナガレージは、バイクガレージとして使うユーザーの考えを反映させている点も特徴だろう。「ユーザーが使いたいように使うのが一番良いことですから、もっともっと改造例を提案すべきかも知れませんね」とはデイトナガレージ部門のスタッフ弁。確かにその通りだろう。

ご覧頂いている商品は、DGB-1730H。例えば、この商品をベースにした我々サンメカなりのアイデアとしては、シャッター前を改造し「軒を出す」ことで、使い勝手が様変わりする。既存の締め付けボルトの座を利用すれば、雨天時や突然の降雨時でも、極めて利用価値が高いオーニングをしっかり固定することができるはずだ。使い手次第だが、まだまだ機能拡張できそうな要素は数多く残っている。

単純に市販品を購入し、使うだけではもったいない。使い勝手を優先したオーナー独自の改造を施すことで、市販バイクガレージに対する考え方は、大きく、大きく、変わるはずである。大切な愛車をコンディション良く保管し、オーナー自身が思いきり楽しむことができるバイクガレージ。生活環境の変化で、バイクライフ自体も様変わりするのは間違い無い。

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