
バイクの機能部品には様々な潤滑油が用いられている、まず思いつくのがエンジンオイルやギヤオイル。次に、ホイールベアリングやスイングアームピボットなど、軸受けを潤滑するグリスを思いつく。それら以外にも、各種オイルや潤滑用グリスが使われるケースが多々あるが、純粋に、メカニズムの潤滑を目的にオイルを利用している箇所へは、エンジンオイル用に開発された高性能添加剤を「応用利用」することもできる。
実は、その効果の可能性が高いこともある。あくまでマシンオーナーの個人責任における「応用利用」となるが、良い結果を得られているケースが少なくない。
高性能添加剤入りラバーグリスをサスへ応用

100%化学合成の高性能エンジンオイルに、スーパーゾイルをあらかじめ添加したのが4サイクルエンジン用シンセティックゾイル。粘度指定は10W-40。お気に入りのブランドオイルに高性能添加剤を混ぜて使うのが4サイクルエンジン用スーパーゾイルである。このゴールドラベル商品は、エンジンオイル量に対して10%の添加指示で金属表面改質再生効果を得ることができる。
湿式乾式クラッチいずれも使えてリピーターも多い
一般的にエンジンオイルは、メーカー指定のサイクルで交換するのが一般的である。しかし、高性能エンジンオイル添加剤を混ぜることで、エンジン内部で発生する摩擦抵抗が低減し、エンジンオイルが汚れにくくなる作用も発生する。添加当初は、金属表面の摺動抵抗に反応するため、オイル汚れが早くなる傾向だが、安定後は、逆にエンジンオイルは汚れにくくなる。つまりオイル交換サイクルを、エンジンオイルの汚れ方と相談しながら伸ばすことも可能なのだ。4ストエンジンの場合は、添加剤うんぬんに関係なく、覗き窓やフィラー点検棒の上限を超えてオイル注入してはいけない。入れ過ぎると高速走行時にオイルブリーザーから吹き出しトラブルを起こしやすくなる。
キングオブバイクと称されたヤマハV-MAX。4ストエンジンオイルの交換時はもちろん、リアホイールを駆動するデフユニット潤滑用の専用オイルにも、4サイクル用スーゾイルを10%混ぜてみた。あくまでマシンオーナーの個人責任に於いての添加だが、想像以上に効果を得られるケースが多いらしい。
- ポイント1・あくまで個人責任に於けるものだが、応用添加は試し甲斐がある。
- ポイント2・フルードと呼ばれる液体への添加は避ける。オイルのように見えるが、名称はブレーキフルードでありオートマチックフルードでもある。
様々なメーカーから様々な用途の添加剤=高性能ケミカルが発売されている現在。発売開始から多くのユーザーに好評で、そのクチコミが拡がり、現在では人気商品になっているのがスーパーゾイルシリーズの各商品である。
4サイクルエンジン用、2サイクルエンジン用、それぞれに対して専用添加剤のスーパーゾイルだけではなく、現在では、スーパーゾイル成分を含有したマルチパーパスのスーパーゾイルグリース、ゴム部品や樹脂部品と金属部品の摺動性を高めるスーパーゾイル・ラバーグリースなどもラインナップされている。そんな商品を利用し、ここではサスペンションやデファレンシャルなどに利用した応用例を紹介しよう。
メーカー推奨の処方ではなく、あくまで「ユーザー個人の責任に於ける処方」となるが、その効果は、数多くのユーザーが認めるところでもある。
燃料タンクから重力落下するガソリンをキャブレターへ送り込むのが通常のシステムだが、燃料タンクのレイアウト上、キャブレターモデルでも電磁式燃料ポンプを装備しているモデルがある。キャブ時代の自動車は、ほぼすべてに於いて電磁ポンプが採用されている。その電磁ポンプの作動性が悪くなり、ガソリンがキャブレターへスムーズに送給されないケースが年々増えている。
そのような「燃料ポンプの作動性回復」にスーパーゾイルが効果的な実例を数多く聴くことがある。具体的な処方は、2サイクルエンジン用スーパーゾイル(シルバーラベル)を用意し、ガソリン満タン時に、250~300対1程度の割合で混ぜる。つまり2サイクルエンジン用スーパーゾイルを混ぜた混合ガソリン仕様で走るのだ。
燃料ポンプは、タンク内部やトランク内に装備される例が多いが、燃料に混ざった2サイクル用スーパーゾイルが燃料ポンプシャフトの軸受け抵抗を減らし、スムーズに回転させるようになるらしい。 21世紀以降に開発されたFIバイクの多くも、インタンク仕様(ガソリンタンク内に沈めてマウントする仕様)の電磁式燃料ポンプが多い。やはり上記と同じ添加量で2サイクルエンジン用スーパーゾイルをガソリンへ混ぜて利用したことで、燃料ポンプの回転音が、明らかに「スムーズに聴こえるようになった!!」との例もある。
2サイクルエンジン用スーパーゾイルは、そもそも分離給油式2サイクルエンジンオイルに混ぜて利用することを考慮しているため、スムーズに「爆発燃焼」するのも特徴だ。燃やすことを前提に開発しているため、ガソリンに混ぜて利用する際にも、その相性は良いようだ。
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