うまいと評判の蕎麦を食べに、バイク仲間と秩父長瀞方面にチョイツーリングへ出掛けた。その際に、何となく違和感があったのがフロントフォークである。タイヤエア圧の調整し忘れで、前輪がパンパンだったこともあるが、動きも硬く感じられた。せっかくなので、フロントフォークのセッティングを変更し、望み通りの感覚を狙ってみたが、果たして……。
目次
オイルシール外径が小さいと外力に対して不具合が発生!?
部品の組み合わせでバネ張力を変えているK75シリーズ
若干柔らかめのフロントフォークセッティングへ変更
ビス・ボルト点数には驚き!!木ネジも使われる外装部品の固定
- バイクを美しく仕上げるポイント・【磨きとペイントでどこまで仕上がる】といったお題目でも、部品を分解してペイント依頼すれば、当然、復元時にはオイルシールを交換するなど、メンテナンスが必要不可欠になる。格安外車中古車でも、それなりのコストは掛かってしまうもの。しかし、DIY作業によって、コストを抑えることができている。作業前のベース車両とは比較にならない美しさには大満足です
秩父長瀞方面へ向かったお蕎麦ツーリングでは、約180kmの距離を走ってきた。走行中終始、フロント周りが弾んでしまって、とにかく落ち着きが無く、乗り心地が悪かった。帰宅後、フロントタイヤのエア圧が3キロ近く入っていたことに気が付いてガッカリ……。
出発前にエア調整したつもりでいたが、ゲージ調整したのはリヤタイヤだけで、どうやらフロントタイヤは忘れていた様子。すぐにメーカー規定エア圧・2.00バール(だいたい2キロ)に調整して試運転すると、ツーリング中とはかなり違って、タイヤの硬さとサスペンションの突き上げ感は、それなりに解消されていた。
しかし、まだまだサスペンションの硬さは否めないので、次にフロント周りを分解した機会には、Kナナゴーの標準セッティングから、やや柔らかくなる方向へリセットしようと考えていた。
ちなみに国産車のツーリングバイクを例にすると、ぼくの好みはフロントフォークを僅かに硬くしたくなる方向性が多いのだが、さすがに大きな体格のライダーが多く、しかも荷物満載のタンデムで走るロングツーリングが多いヨーロッパ車=BMWなので(イタリアのアウトストラーダやドイツのアウトバーンではそんなスタイルのライダー軍団と何度も遭遇している)、初めからそのような走りや使われ方を想定した、足周りセッティングになっているのかも知れない。
そんな折、右側フロントフォークのオイルシールがイマイチなのか? オイル滲み“オイルの首輪”が気になり始めたので、フォークオイル量とインナーパーツのセッティングを見直すついでに分解点検も敢行。するとオイル滲みの原因はアウターチューブのオイルシールホルダーにあった。
どうやら以前の作業中に、フロントフォークASSYを倒したのか、右側ボトムケースのオイルシールホルダー部分に小さな凹痕を発見。ダストブーツを外してその部分を内側から見ると、僅かながらオイルシールが押されている様子だった。それが原因で、オイルシールリップが均等にインナーチューブと摺動せず、オイル滲みが発生しているのだと判断した。
国産車のように、インナーチューブ径とオイルシール外径に、ある程度の寸法差があれば、オイルシール自体が凹圧力を吸収するものだが、Kナナゴーのオイルシールは、標準的な規格サイズではなく、BMW専用サイズで、しかも内径と外径の差が少ない「薄っぺらなオイルシール」を採用している。そんな影響で、シールリップの当たりが悪く、オイル滲みが発生してしまっていたのだ。
フロントフォークを分解したら、ボトムケースのオイルシールホルダー部分に金属バンドを巻いて締め付け、凹部分の内側から当て金を押し付けながらハンマーで軽く叩き、シールホルダー形状を元通りにした。この状態でオイルシールリップは均一に当たると思うが、果たして現状のオイルシールリップが偏摩耗していないか?それは走ってみないとわからない。
再びオイル滲みが始まったら、再度バラして、もう少し厳密にボトムケース修正してから(例えば、オイルシール外径と同じカラーを圧入して形状修正するなど)、新品オイルシールに交換して組み立て直そうと思います。
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もうとっくに程度の悪い中古外車を重メンテで維持する記事になってる。