HONDA Trail CT110ハンターカブ 1981 セミレストア Vol.13

相変わらず大人気のホンダCT125ハンターカブ。荷物を満載した「バイク×キャンプ」を楽しむ原付二種モデルとして絶対的な人気を誇っていますね。そんな大人気モデルのご先祖様でもある「CT110にも注目!!」をテーマに、メンテナンスやカスタマイズを楽しんでいます。マシンオーナーさんからのご要望で、ステップ周りの改造=カスタムを実践した。


今みても飽きの来ないデザインがCT110ハンターカブ 

赤いボディとクロームメッキ部品の組み合わせではなく、クロームメッキ部品の大半を半ツヤ黒で仕上げたことで、引き締まった印象に見えるCT110ハンターカブ。赤と黒のコントラストもいい感じだ。モンキーMタイプのチェックシートもワンポイント。


オーナーさんから「乗らない時には折りたためる」ステップにできないものかとご相談がありました。確か、昔のホンダ車には、そんな仕様が数多くあったような……。そこで、純正流用改造で「折りたたんだまま」にできる仕様のステップへ改造完成。


バイク置き場の問題で、ステップ幅を詰められないものかとご相談

モンキーやゴリラの折りたたみステップを「ベースにすれば何とかなる?」と考えたが「折りたたんだまま」の維持は決して簡単ではない。それでもモンキー用ベースに作業開始。

昔の記憶を引っ張り出すと、70年代後半のホンダ車には、ステップを折りたたんだまま維持できるモデルがあった。そこで左右ステップ部分には、GL400用純正部品を流用した。


CT110ステップと位置的にはまったく同じにしようと思う。GL400ステップの折りたたみ本体側の「コの字型ブラケット」と厚さ12mmの鉄片を油圧プレスで曲げて切って一体化。

CT110のステップブラケッはクランクケースの底へ締め付けるが、モンキー用をベースにすると締め付けピッチが異なる……。モンキー用をカットしてから溶接で寸法を合わせよう。

そもそも使えなかったサイドスタンドは長さ調整で帳尻合わせ 

モンキー用ステップのサイドスタンドピボットを残したまま、折りたたみステップのベースプレート側の位置関係を決定し、最初に仮溶接してから本溶接で固定した。


そもそもこのCT110には何用かわからないホンダ純正部品のサイドスタンドが取り付けられていたので作り直し。ステップブラケットは荷重を掛けても曲がらないように補強追加。


あきらかに短かったサイドスタンドは根元からカットして、バーハンドルのパイプ片を追加溶接で長さを調整した。現物合わせでサイドスタンド時の車体の傾きを何度も確認した。

寸法確認中はすべて仮溶接でツジツマ合わせ。サイドスタンドピボットの溶接後には、強度不足を考え、厚板材を補強溶接した。すべての部品は焼き付けペイントの半艶ブラックに。

単純なスプリング可倒式ではなく「収まりっ放し」仕様に 

ステップを折りたたんだままにすることで、バイクを仕舞う時の脚元全幅が狭くなり、パーキングスペースを有効に使えるようになるそうだ。オーナーさんは大満足。


バイクを押し歩きするときにも、固定式だとスネっ小僧にステップが当たることがあり痛いが、ステップが収まりっ放しなら、スネに当たることなく痛くないらしい。


車体の傾きが少なくなったサイドイタンドに大満足 

メインスタンドと改造サイドスタンドを「使い分けて利用しやすくなった」とはマシンオーナーさん。車体に取り付けて使い勝手を確認した後にペイント依頼した。


以前のサイドスタンドは車体の傾きが大きかったが、車体の傾きを起き気味に変更した。このあたりはオーナーさんの使い勝手次第だろう。違和感無く仕上がって良かった。




POINT
  • スーパーカブ×メンテの世界・そもそも乗りっぱなしで、ノーメンテナンスの雰囲気だった国内モデルのCT110。完全ノーマルのフルレストアではなく、ノーマルフォルムを重視したカスタム仕様へ生まれ変わり、ここからさらに使い勝手が良いカスタマイズを進めていこうと考えてますが……

おおよそ仕上がったので、オーナーさんへ納車したCT110ハンターカブの国内仕様。しかし、乗り始めると、色々と改造&仕様変更したくなる場所が出てくるもので、この先も作業延長することになった。完全ノーマル車を大切に維持保存しながら乗り所有するのではなく、そもそもオーナーさんの好みで、改造&カスタムを楽しんでいるバイクだから、追加の仕様変更も致し方ないところだろう。

納車数日後には、メール着信。自宅のバイク置き場で押し歩きするときに、固定式ステップがスネっ小僧やふくらはぎに当たって、痛いことが何度かあったらしい。輸出仕様のCT110と同じように、折りたたみ式ステップになれば状況改善できるのかも知れない。しかし、それだけでは面白くないし充実の仕様とも言えない。スプリングのチカラで戻ってしまうステップではなく、70年代後半~80年代前半のホンダ車のように、同じ折りたたみ式でも「格納したまま維持できる仕様」の方が、何かと使い勝手が良いはずだ。複数台のバイクを所有するユーザーなら、その理由、わかると思います。


そんな状況も考慮し「折りたたんで格納したままにできるステップに改造します?」と提案したら「可能ならお願いします!!」との返答だった。そんな打ち合わせ後に、早速、部品探しを始めた。スーパーカブシリーズなら、以前に所有していたパスポートがまさにそんな仕様だった。高校生の頃の記憶を遡ると、70年代末のホンダ車には、そんな仕様のステップを持つモデルが多かった。確か、ホークⅡとか同年代のモデルにそんな仕様が多かったと思い出し、ネットオークションで該当パーツを検索してみた。しかし、時すでに遅く、旧車人気なので驚きの部品価格。そんな中、左右バラバラで見つけたのがOHVのVツインエンジンを搭載したGL400用だった。年式違いでステップゴムエンドにプロテクターの有無があったが、後々、同仕様に合わせることもできそうなので、まずはその部品を落札して、切った貼ったの現物合わせで作業開始。いい感じの出来栄えと強度も得られたので、半ツヤブラックの焼き付けペイントで仕上げることにした。


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