大切な愛車だからこそ高性能エンジンオイルで「オイル交換」
メーカー純正エンジンオイルを使っていれば間違いなく安心といった声も多い。その一方で、ベテランメカニックやライダーになると、より高性能なエンジンオイルやエンジンオイル用添加剤を利用している例も実は多い。遂にMカラーを纏ってカタチになったBMWのKナナゴー。ここでは、エンジンオイル交換にチャレンジしてみた。
エンジンオイルに混ぜて使う添加剤仕様を使ったオイル交換

地味で真っ黒なカラーリングからBMWスポーツの象徴的グラフィック「Mライン」仕様にしたことで、存在感を主張しているかのようなKナナゴー。今回は、4サイクル用スーパーゾイルを利用したオイル交換を実践した。

ユーザーの好みで使い分けることができる4サイクルエンジン用スーパーゾイル。元祖スーパーゾイルのゴールドラベルは、オイル容量に対して10%の添加量で、スーパーゾイル・エコは濃縮仕様なので、5%の添加で同等の効果を得られるようだ。

オイル交換実践前に、オイルフィラーキャップを開けて、キャップの裏側を先に確認してみよう。溶けたバターのような乳化汚れは、湿気の混入や冷却水漏れが原因のケースが多い。すべての水冷エンジン車は「冷却水漏れに十分注意」しよう。

ブラッペンと呼ばれるアメリカのペンシルベニア産10W-40鉱物油にスーパーゾイルのゴールドラベルを添加して利用した。スーパーゾイルは、鉱物オイルでも、化学合成オイルでも、同じように利用できる特性を持っている。

おおよそ10%の混合比で、スーパーゾイルを添加した。エンジン始動によってすぐに混ざるので、気楽に添加注入することもできる。メスシリンダーを利用すれば厳密な添加が可能になる。全容量1リッターならオイル900cc+スーパーゾイル100ccになる。
「一気にオイル注油する」のは、大きな間違い!!

直列横置きエンジンのシリンダーヘッドカバーは車体左側。車体右側はクランクシャフト用のカバーでオイルパンではない。このクランクシャフトカバー後端上部にオイルフィラーキャップがある。ドレンを外してオイル排出し始めたらフィラーを開放する。

注入オイル量を確認する点検窓のプラスチック部品が、残念ながらマイクロクラックと黄変によって見にくい状態になっているKナナゴー。エンジン側にオイル上限と思わしき「刻み」があるが、まずは覗き窓の中心ぐらいまでオイル注入してみた。

チョークレバーを引いてエンジン始動。2000rpm程度を保ってしばらくアイドリングさせてみた。この時代のFI(ボッシュ製LEジェトロニクス)システムには、チョークレバーによって「ファストアイドル機能」を管理する。FI過渡期には色々あった。
BMWモトラッドの定番「シャフトドライブ」仕様

20世紀以前に登場したBMWといえば、シャフトドライブ駆動方式が一般的だった。自動車のようなエンジン構造で、ミッションギヤの潤滑も別室で行われていた。エンジンオイルを交換したので、次は、ミッションオイルとファイナルデフオイルの交換を実践する予定だ。シャフトドライブモデルの所有は初めてなので、楽しみです。
- ポイント1・決して難しくは無いが、約束事(エンジン暖機後にオイルを抜くなど)を必ず守って実践したいのがオイル交換
- ポイント2・オイル注入時は一気に全量入れずに、まずはLowレベルまで注入してエンジン始動
- ポイント3・エンジン停止後、規定の範囲内でオイルレベルを調整する。決して、Fullレベルまで注入しなくても良い。
水冷直列3気筒エンジンを搭載したBMWのK75S。全身真っ黒なカラーリングで、購入時にはものすごく地味な印象だった。せっかく復活させ、車検取得して公道復帰させるのなら、BMWスポーツのイメージカラーで仕上げようと考え、メーカー純正スポーツ仕様の「Mライン」カラーリングにチャレンジしてみた。そんな外装グラフィックに合わせて、エンジンの各種カバー類には精悍なブラックをチョイス(ノーマルはシルバー)。エンジンオイルを抜いてから各種カバーを取り外したが、覗き込んだエンジン内部は、驚くほどきれいなコンディション!乗りっ放しだった原付バイクのエンジン部品を取り外すと、内側がブローバイガスによるカーボン汚れで、真っ黒なっていることが多い(スーパーカブやモンキーなど)。しかし、このBMWのエンジン内は、アルミ部品や鉄部品がマテリアル色そのものだった。前オーナーさんが大切に乗ってきた証拠であり、定期的なオイル交換もしっかり行われてきたのだろう。エンジン内部が汚れていたときには、フラッシング剤を使ってエンジン始動を試み、ある程度は内部洗浄を行ってから、お気に入りのエンジンオイルを入れて…… などと考えていたが、そんな心配は無用だった。
仮に、エンジン始動前にオイル漏れやオイル滲みを見つけた時には、カバーを外してガスケット交換、もしくは応急処置で液状ガスケットを併用することになるが、そんな時には、エンジン内部に作業ライトを照射し、カバー内側の汚れ方をしっかり確認することをお勧めしたい。部品同士が擦れあっている摺動面が輝いていても、部品の表面が真っ黒に汚れているような場合は、エンジンコンディションを疑う必要もある。
4ストエンジンの内部汚れは、ブローバイガスによるものが多い。ピストンリングの減りやバルブガイドの摩耗によって、爆発燃焼ガスが摩耗部品の隙間からクランクケース内に侵入し、部品を真っ黒に汚していることが多い。また、摩耗限界に達していなくても、長い期間、エンジンオイルを交換しないで走り続けてしまうと、エンジンオイルは真っ黒に汚れ、性能低下してしまう。そんな汚れで真っ黒になってしまう前に、定期的なオイル交換が必要なのだ。逆説的には、定期的なオイル交換の実践によって、部品摺動部がケアされ、摩耗が減り、エンジンオイルも汚れにくくなることを知っておこう。
今回のオイル交換時に利用したのは、高性能エンジンオイル添加剤として知られるスーパーゾイルだ。スーパーゾイル成分を添加済のエンジンオイルには、100%化学合成オイルのシンセティックゾイルや、鉱物油ベースの部分合成オイルであるセミ・シンセティックゾイルがあるが、これまで使い続けてきたブランドオイルに信頼を寄せているオーナーなら、利用オイル量に対し10%添加する4サイクルエンジン用スーパーゾイルや、5%の添加でも4サイクル用スーパーゾイルと同等の効果を得られるスーパーゾイル・エコもある。ここでは、手持ちの鉱物油10W-40に4サイクル用スーパーゾイルを10%添加してオイル交換を実践した。オイル交換時のお約束は「一気にオイルを注入しないこと」である。 一気に規定量のオイルを注入してしまいがちだが、実はこれが大間違い。まずは最低限(LOWレベル)までオイル注入してからエンジン始動し、しばらくアイドリングさせてからエンジン停止。さらに数分後に再度オイルレベルを確認して、規定量の範囲内でオイルレベルを調整するのが正しい手順である。規定レベル以上入れてしまうと、稼働中のエンジン内部の空気室容積が減り、ブリーザー通路から外部へエンジンオイルを吹き出してしまうことがあるので、オイル量は規定の範囲内で調整するように心掛けよう。
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