あの地味で真っ黒なオリジナルスタイルにもファンがいるとは思いますが、眩しいばかりに明るく輝くBMWの「M」ラインにも、興味を抱いてくださる方が、いるのではないかと思いますが、いかがでしょう……!?。ようやく「スタート地点」に辿り着くことができました。ここでは、ペイント仕上げと磨き込みによる変貌を、まずはご覧ください

前回

BMWスポーツの象徴「M」ラインは1972年に登場 

真っ黒な仕上がりだったメーカーオリジナルの仕様から、スポーティBMWを意識した「M」ラインスポーツを意識したニューフォルムへと変身したKナナゴー。新しいようで、決してそうではない、BMWスポーツのファンには、ご理解頂けると思いますが、こんな雰囲気はいかがでしょう!? 純正スクリーンにはクリア仕様もあったようだが、試してみたい気持ちになるパールホワイトの外装パーツ。四輪BMWの世界で登場したMシリーズの生誕年は1972年。3.0CSや2002Tiiが好きでした。

前後ホイールはシャンパンゴールド寄りに化粧直し 

前後ホイールは愛知県東海市のカーベックへ依頼したパウダーコーティングのゴールド02番でペイント。ブレーキローターの面研によって、足周りの美しさが際立って見えるようになった。スピードメーターは、試運転でいきなり故障。どうやらこれも、この時代のKシリーズの持病らしく、オドメーターとトリップメーターを回すビニオンギヤと変速ギヤの劣化割れが原因らしいです。

左右から見た印象が異なる直列横倒3気筒エンジン 

シリンダヘッドのツインカムカバーは赤結晶ペイントで、右側のクランクシャフトカバーはパウダーコーティングの半艶ブラック。仮に、ヘッドカバーが青結晶ペイントだったなら、鮮やかな青色シートが似合うかも知れない命名K75SM。エンジン本体のコンディションは良いが、持病と言われるオイル下がりの白煙(エンジン始動時に多い)と、オイル&ウォーターポンプのメカニカルシール不良が、取り敢えずの懸案修理項目となっている。

BMWスポーツの象徴「M」イメージへと昇華!!

フロントカウルの75-sエンブレムはBMWKナナゴーシリーズの純正部品。テールカウルの「M」エンブレムは、四輪用で雰囲気を演出してみた。しかし、この「M」エンブレムは、テールカウルサイズに対して大き過ぎる印象だ。様々なモデル用に社外Mエンブレムが販売されているので、似合うサイズを見つけようと思います。赤表皮のシートは純正シートベース+スポンジアンコを改造したオリジナルデザイン。

コックピット周りもツヤ具合をコントロール

メインキーの差し込み表示リングは、群馬県みどり市にあるモデルクリエイトマキシ工房にて複製していただいた。同系列モデルのオーナーさんで同じ部分の色抜け文字消えが気になる方は、オーダー可能です。キーやキーホルダーによる擦れで文字が読めなくなってしまうのだ。実走行距離はまだまだの3万5000km弱。試運転時に積算計が動いていないことに気が付きました。バックミラーには暫定的にホンダの商用スクーター部品を取り付けましたが、何とも似合いません。

POINT

  • バイクを美しく仕上げるポイント・決して悪いバイクではないのに、あまりにも地味なことが災いし、世界的に販売数が伸びなかったBMWの初代Kシリーズ。今尚、中古車市場では格安車が数多いが、フラットツインのボクサーや現代のハイメカマルチBMWとは、明らかに一線を画する初代Kシリーズは、間違いなく個性的な1台。この格安ベース車をカラーリングと一般メンテナンスだけで、どれほど違ったバイクへ変貌させることができるのか!? そんな企画で楽しんでいます。ようやくスタート地点に立てました。

不人気モデルだから格安。ショップやディーラーの特選中古車を購入した訳ではありませんので、尚更、安値で購入することができたのが、このBMWのK75Sだ(それでもBMW JAPAN当時の正規輸入車で日本版オーナーズマニュアル付き)。購入当初は、大型バイクへのカムバック車両と思っていたが、乗らずに眺めているばかりの日が続き、不具合箇所に気が付くと、あそこは、こっちは、などなどと、将来的なメンテナンスプランばかりが思いつくようになってしまった。そんな中で、まずは外装部品を取り外し、各部の磨き込みを始めてみた。外装部品を取り外していくうちに、カバーに隠れる内側部品の汚れやフレーム骨格のサビが気になってしまい、単なるメンテナンスに留めず、美しく化粧直ししてあげようと考えたのが、このKナナゴーだった。

「薄汚いバイクには乗りたくない!!」という考えもあるので、思い切ってBMWスポーツの象徴的なカラーリングである「M」ライン仕上げにチャレンジした。ちなみに初代Kシリーズの中でも、K100にはMラインのカラーリングがあった。しかし、このKナナゴーのような大胆なグラフィックは皆無で、Mラインながら地味な仕上がりだったと記憶している。当然ながらKナナゴーシリーズにはMラインカラーリングは無く、ソリッドの黒やシルバー、赤メタ、紺メタなどなど、地味な色ばかりで、いかにも廉価版的な設定となっていた。ぼくらの世代でMラインと言えばパールホワイトの地色に青・赤・重ね塗りの3色ラインと決まっているが、最近の四輪BMWや2輪BMWのMラインは、パールブラックの地色も多いので、正直どちらにしようか迷いました。しかし、ぼくにはパールホワイトイメージが強かったので、この仕上がりを求めることにした。好みがわかれると思いますが、ベースモデルは1987年式。もはや30数年前のモデルだと考えれば、やっぱりパールホワイトが似合いますよね。

バイク仲間からの個人売買で譲り受ける際には、試運転の様子を見せていただき、目立ったメカノイズや異常な白煙を吹くことも無かった。わがガレージに仲間入りしてからは、定期的にエンジン始動。大型バッテリーターミナルにはテスターリードを当て、アイドリング時の電圧、エンジン回転を高めた時のピーク電圧。そして大切なアイドリング時と回転上昇時の直流電流(DC-A)も測定しているが、すべてに於いて安定していたので、中古車としての素性も良かったのではないかと思う。
まだまだわからないことが数多くありますので、これからは、このKナナゴーいじりを身をもって体感したいと思ってます。ぼくにとっては、まずは「スタート地点に立てて良かった」と言ったところです。

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